TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025026024
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131347
出願日
2023-08-10
発明の名称
長尺状ワークの歪矯正方法および歪矯正装置
出願人
株式会社ジェイテクト
代理人
弁理士法人あい特許事務所
主分類
B21D
3/10 20060101AFI20250214BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約
【課題】新規な方法で長尺状ワークの歪を矯正することが可能となる長尺状ワークの歪矯正方法を提供する。
【解決手段】長尺状ワークの歪矯正方法は、ワークの長手方向の複数個所の歪量を取得する工程と、ストレートの基準棒を所与のプレス位置、所与の受け位置および所与の荷重関連情報にてプレス加工して弾性変形させた場合における基準棒の弾性変形量をシミュレーションによって算出する工程と、歪量および弾性変形量に基づいて、ワークに対して弾性変形量だけ弾性変形させたと仮定した場合の歪残り量を算出する工程と、歪残り量が許容範囲内となる場合のプレス位置および受け位置を取得する工程とを含む。
【選択図】図15
特許請求の範囲
【請求項1】
長尺状のワークの歪矯正方法であって、
前記ワークの長手方向の複数個所の歪量を取得する工程と、
ストレートの基準棒を所与のプレス位置、所与の受け位置および所与の荷重関連情報にてプレス加工して弾性変形させた場合の前記基準棒の弾性変形量をシミュレーションによって算出する工程と、
前記歪量および前記弾性変形量に基づいて、前記ワークを前記弾性変形量だけ弾性変形させたと仮定した場合の歪残り量を算出する工程と、
前記歪残り量が許容範囲内となる場合の前記プレス位置および前記受け位置を取得する工程とを含む、長尺状ワークの歪矯正方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記歪残り量が許容範囲内となる場合の前記受け位置において前記ワークを支持し、前記歪残り量が許容範囲内となる場合の前記プレス位置において前記ワークを押圧することにより、前記ワークの歪を矯正する工程を含む、請求項1に記載の長尺状ワークの歪矯正方法。
【請求項3】
前記歪残り量が許容範囲内となる場合の前記荷重関連情報を取得する工程と、
前記荷重関連情報から前記ワークの歪を取るために必要な歪取用変形量を算出する工程と、
前記歪取用変形量を塑性変形によって得るためのプレスストローク量を算出する工程とを含む、請求項1に記載の長尺状ワークの歪矯正方法。
【請求項4】
前記歪残り量が許容範囲内となる場合の前記受け位置において前記ワークを支持し、前記歪残り量が許容範囲内となる場合の前記プレス位置において前記プレスストローク量だけ前記ワークを押圧することにより、前記ワークの歪を矯正する工程を含む、請求項3に記載の長尺状ワークの歪矯正方法。
【請求項5】
前記基準棒の弾性変形量を算出する工程および前記歪残り量を算出する工程は、前記歪残り量が許容範囲内になるまで繰り返し行われる、請求項1~4のいずれか一項に記載の長尺状ワークの歪矯正方法。
【請求項6】
前記ワークの長手方向の複数個所の歪量は、前記ワークの両端の歪量が零となる両端基準の歪量であり、
前記基準棒の弾性変形量を算出する工程では、所与のプレス位置、所与の受け位置および所与の荷重関連情報を用いて、前記基準棒の受け位置の弾性変形量が零となる受け位置基準の弾性変形量を算出し、当該受け位置基準の弾性変形量から、前記基準棒の両端の弾性変形量が零となる両端基準の弾性変形量を算出し、当該両端基準の弾性変形量を、前記基準棒の弾性変形量として算出する、請求項3に記載の長尺状ワークの歪矯正方法。
【請求項7】
長尺状のワークを押圧して歪を矯正する長尺状ワークの歪矯正装置であって、
前記ワークの長手方向の複数個所において、前記ワークの歪量を測定する複数のセンサと、
前記ワークの長手方向に移動可能で、当該ワークの長手方向の任意位置において前記ワークを押圧することが可能な押圧部材と、
前記ワークの長手方向に移動可能で、前記ワークが押圧される際に前記ワークを受ける受け部材とを有し、
前記押圧部材の押圧位置および前記受け部材の受け位置は、それぞれ、請求項1で取得される前記プレス位置および前記受け位置に基づいて設定される、長尺状ワークの歪矯正装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、長尺状ワークの歪矯正方法および歪矯正装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、次のような曲がり矯正位置および矯正量の決定方法が開示されている。すなわち、まず、棒材(ワーク)の振れを、ワーク長手方向の複数位置において測定する。そして、振れが矯正規格よりも大きければ、振れが最大となる位置および位相において、最も振れが小さくなる矯正量を求める。
【0003】
次に、予測した振れと振れ目標とを比較し、予測振れが振れ目標よりも小さいか否かを判断する。予測振れが振れ目標よりも小さければ、矯正を実行する。予測振れが振れ目標よりも大きければ、部分曲がりが最大となる位置および位相において、部分曲がりが0となる矯正量を求める。その矯正量に従い、矯正を実行する。
【0004】
特許文献1の決定方法では、振れが最大となる位置および位相において、最も振れが小さくなる矯正量を求める工程が複雑であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-105028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の目的は、新規な方法で長尺状ワークの歪を矯正することが可能となる、長尺状ワークの歪矯正方法および歪矯正装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態は、長尺状のワークの歪矯正方法であって、前記ワークの長手方向の複数個所の歪量を取得する工程と、ストレートの基準棒を所与のプレス位置、所与の受け位置および所与の荷重関連情報にてプレス加工して弾性変形させた場合の前記基準棒の弾性変形量をシミュレーションによって算出する工程と、前記歪量および前記弾性変形量に基づいて、前記ワークを前記弾性変形量だけ弾性変形させたと仮定した場合の歪残り量を算出する工程と、前記歪残り量が許容範囲内となる場合の前記プレス位置および前記受け位置を取得する工程とを含む、長尺状ワークの歪矯正方法を提供する。
【0008】
この方法では、新規な方法で長尺状ワークの歪を矯正することが可能となる長尺状ワークの歪矯正方法が得られる。
【0009】
本開示の一実施形態は、長尺状のワークを押圧して歪を矯正する長尺状ワークの歪矯正装置であって、前記ワークの長手方向の複数個所において、前記ワークの歪量を測定する複数のセンサと、前記ワークの長手方向に移動可能で、当該ワークの長手方向の任意位置において前記ワークを押圧することが可能な押圧部材と、前記ワークの長手方向に移動可能で、前記ワークが押圧される際に前記ワークを受ける受け部材とを有し、前記押圧部材の押圧位置および前記受け部材の受け位置は、それぞれ、前記長尺状ワークの歪矯正方法で取得される前記プレス位置および前記受け位置に基づいて設定される、長尺状ワークの歪矯正装置を提供する。
【0010】
この構成では、新規な方法で長尺状ワークの歪を矯正することが可能となる長尺状ワークの歪矯正装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社プロテリアル
鍛造装置
1か月前
個人
ハゼ折鋼板のハゼ締め装置
4か月前
村田機械株式会社
プレス機械
4か月前
トヨタ自動車株式会社
金型装置
1か月前
株式会社プロテリアル
熱間鍛造用金型
5か月前
トヨタ自動車株式会社
プレス金型
6か月前
株式会社不二越
NC転造盤
2か月前
トヨタ紡織株式会社
金型装置
5か月前
株式会社ゴーシュー
歯車素材
5か月前
日伸工業株式会社
加工システム
3か月前
石田鉄工株式会社
格子状製品の製造方法
6か月前
日産自動車株式会社
逐次成形方法
4か月前
日産自動車株式会社
逐次成形方法
18日前
株式会社三明製作所
転造装置
1か月前
株式会社プロテリアル
ステンレス鋼帯の製造方法
4か月前
株式会社カネミツ
筒張出部形成方法
1か月前
株式会社吉野機械製作所
プレス機械
1か月前
A株式会社
接合部材、及び、骨組み構造体
4か月前
東洋製罐株式会社
有底筒状体加工装置
10日前
株式会社カネミツ
歯付円筒体形成方法
1か月前
東洋製罐株式会社
有底筒状体加工装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
熱間鍛造用金型
1か月前
株式会社不二越
転造加工用鋼製平ダイス
3か月前
大同特殊鋼株式会社
横型鍛造装置
4か月前
ニデック株式会社
金型及び打ち抜き方法
5か月前
日本製鉄株式会社
圧延装置
3日前
冨士発條株式会社
トリミング装置
5か月前
トヨタ紡織株式会社
モータコアの製造装置
1か月前
トヨタ紡織株式会社
カシメ装置
4か月前
ダイハツ工業株式会社
曲げ加工装置
6か月前
村田機械株式会社
情報処理装置及び情報処理方法
2か月前
株式会社IKS
滑り止め構造
17日前
村田機械株式会社
金型交換装置及び金型検出方法
4か月前
ダイハツ工業株式会社
曲げ加工装置
6か月前
株式会社ヤマナカゴーキン
ダイセット装置
4か月前
個人
日本刀の製造方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る