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公開番号2024119449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026354
出願日2023-02-22
発明の名称プレス金型
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B21D 28/34 20060101AFI20240827BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】ダイとパンチとの間のクリアランスを一定に維持するプレス金型を提供すること。
【解決手段】プレス金型1は、ダイ孔12が形成されたダイ11が設けられた固定型と、ダイ孔12に挿抜される先端部22bを有するパンチ21が揺動可能に設けられた可動型と、固定型及び可動型の間に配置され、先端部22bをダイ孔12にガイドする第1ガイド孔31が形成されたストリッパ30と、ストリッパ30に固定され、先端部22bをダイ孔12にガイドする第2ガイド孔41が形成されたパンチガイド部材40と、を有し、第1ガイド孔31及び第2ガイド孔41のそれぞれ少なくとも一部は先端部22bの断面形状に倣った断面形状を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ダイ孔が形成されたダイが設けられた固定型と、
前記ダイ孔に挿抜される先端部を有するパンチが揺動可能に設けられた可動型と、
前記固定型及び前記可動型の間に配置され、前記先端部を前記ダイ孔にガイドする第1ガイド孔が形成されたストリッパと、
前記ストリッパに固定され、前記先端部を前記ダイ孔にガイドする第2ガイド孔が形成されたパンチガイド部材と、を有し、
前記第1ガイド孔及び前記第2ガイド孔のそれぞれ少なくとも一部は前記先端部の断面形状に倣った断面形状を有するプレス金型。
続きを表示(約 83 文字)【請求項2】
単一点で受けたプレス荷重を前記可動型の重心に対応する位置で前記可動型に作用させるバランス部材をさらに有する請求項1に記載のプレス金型。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はプレス金型に関し、ダイ及びパンチを用いてワークを打ち抜き加工するプレス金型に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
プレス加工により微細な製品を製造するための装置として、特許文献1に記載の精密プレス装置が挙げられる。特許文献1には、ガイドポストに固定されている受圧部、ガイドポストに保持器を介して摺動案内される加圧部、受圧部と加圧部との各対向面に装着されるプレスステージ、及び加圧部を軸受部材(フリー軸受)を介して駆動させる駆動部を備えている精密プレス装置が開示されている。この精密プレス装置の受圧部とガイドポストとの間及び/又は前記加圧部と保持器との間には弾性体が介装されており、弾性体が変形することで両プレスステージの面同士が互いに倣い両プレスステージに掛かる荷重を均一にすることができることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-89136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ダイ及びパンチを用いてワークを打ち抜き加工するプレス金型によって微細な打ち抜き製品を製造する場合、ダイとパンチとの間のクリアランスをミクロンレベルで一定に維持することが求められる。このようなプレス金型を構成する可動型及び固定型は、それぞれプレス機の金型取付部に固定した状態で打ち抜き加工に用いられるため、プレス機の精度や偏心荷重等が影響して可動型が傾く場合がある。可動型が傾くと、可動型に設けられたパンチが固定型に設けられたダイに対して傾くため、クリアランスを一定に維持することが困難になるという問題があった。
【0005】
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、ダイとパンチとの間のクリアランスを一定に維持するプレス金型を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施の形態にかかるプレス金型は、ダイ孔が形成されたダイが設けられた固定型と、ダイ孔に挿抜される先端部を有するパンチが揺動可能に設けられた可動型と、固定型及び可動型の間に配置され、先端部をダイ孔にガイドする第1ガイド孔が形成されたストリッパと、ストリッパに固定され、先端部をダイ孔にガイドする第2ガイド孔が形成されたパンチガイド部材と、を有し、第1ガイド孔及び第2ガイド孔のそれぞれ少なくとも一部は先端部の断面形状に倣った断面形状を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示により、ダイとパンチとの間のクリアランスを一定に維持するプレス金型を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1にかかるプレス金型を示す断面図である。
比較例のプレス金型を示す断面図である。
実施の形態2にかかるプレス金型を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。ただし、本開示が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
実施の形態1
図1を参照して、実施の形態1にかかるプレス金型1について説明する。図1は、実施の形態1にかかるプレス金型を示す断面図である。図1に示すプレス金型1は、互いに対向するように設けられた一対の金型取付部であるボルスタB及びスライドSを含むプレス機に取り付けられている。図1には、スライドSからプレス荷重が加えられている動的な状態のプレス金型1を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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