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公開番号2025001460
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023101066
出願日2023-06-20
発明の名称積層コア
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B23K 10/02 20060101AFI20241225BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】疲労寿命が低下するおそれを抑制できる積層コアを提供する。
【解決手段】本開示に係る積層コア10は、鋼板1を積層した積層コア10である。積層コア10は、所定の溶接方法を用いて形成された溶接ビード1aと、母材1bと溶接ビード1aとの境界1cをプラズマ溶接したプラズマ溶接部1eとを備える。また、積層コア10は、溶接ビード1aと、母材1bと溶接ビード1aとの境界1dをプラズマ溶接したプラズマ溶接部1fとを備えるとよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
鋼板を積層した積層コアであって、
所定の溶接方法を用いて形成された溶接ビードと、
母材と前記溶接ビードとの境界をプラズマ溶接したプラズマ溶接部とを備える、積層コア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は積層コアに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の電磁鋼板積層コアは、電磁鋼板が積層された積層体と、前記積層体の外周面が溶接された溶接部とを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2016-530861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、以下の技術的な課題を発見した。
溶接ビードと母材との境界には、切り欠き部や凹部が形成し、硬度の変化が生じ得る。これらによって、溶接ビードと母材との境界には、応力が集中する傾向にある。そのため、溶接ビードと母材との境界において、疲労寿命が低下するおそれがあった。また、このような電磁鋼板積層コアがロータとして利用された場合、アンバランスや極数によって生じる吸引と反発(トルクリプル)による振動が発生する。また、このような電磁鋼板積層コアがステータとして利用された場合、同様に高速でN極とS極を切り替えるため、高周波の振動が発生する。そのため疲労寿命が悪化すると、容易に破断が生じる。
【0005】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、疲労寿命が低下するおそれを抑制できる積層コアを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る積層コアは、
鋼板を積層した積層コアであって、
所定の溶接方法を用いて形成された溶接ビードと、
母材と前記溶接ビードとの境界をプラズマ溶接したプラズマ溶接部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、疲労寿命が低下するおそれを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る積層コアの平面図である。
実施の形態1に係る積層コアの側面図である。
実施の形態1に係る積層コアの製造方法を示す概略図である。
実施例及び比較例にかかる測定位置に対する硬度を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
【0010】
<実施の形態1>
図1A及び図1Bを参照して実施の形態1について説明する。図1Aは、実施の形態1に係る積層コアの平面図である。図1Bは、図1Aに示す積層コアの側面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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