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公開番号2025062699
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023171889
出願日2023-10-03
発明の名称スカイビングカッタ
出願人株式会社不二越
代理人個人
主分類B23F 21/10 20060101AFI20250408BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】従来のスカイビングカッタは、ワークの歯先に生じるバリ対策としてトッピング仕様とした場合に当該スカイビングカッタを構成する加工歯の歯先から歯元までが連続的に作用するために、切削加工により発生した切りくずが長くなり、かつ外部へ排出し難いため、スカイビングカッタと切りくずの間で噛み込みが発生し、被加工物(ワーク)の歯面性状や歯形精度、ひいては工具寿命に影響を及ぼすという問題があった。
【解決手段】本発明のスカイビングカッタ10は、回転軸を中心として円環状に複数の加工歯1~5を有するスカイビングカッタ10において、隣接する複数の加工歯1~5の歯元11~14に溝M1,M2を1つ置きに設けることで上述する問題を解決した。また、これらの溝11~14については、隣接する歯元の2つ置き、もしくは3つ置きに設けることもできる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
回転軸を中心として円環状に複数の加工歯を有するスカイビングカッタにおいて、隣接する加工歯の歯元には溝が1つ置きに設けられていることを特徴とするスカイビングカッタ。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
回転軸を中心として円環状に複数の加工歯を有するスカイビングカッタにおいて、隣接する加工歯の歯元には溝が2つ置きに設けられていることを特徴とするスカイビングカッタ。
【請求項3】
回転軸を中心として円環状に複数の加工歯を有するスカイビングカッタにおいて、隣接する加工歯の歯元には溝が3つ置きに設けられていることを特徴とするスカイビングカッタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切削加工により歯車を加工するスカイビングカッタに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、工具を用いて切削加工により歯車を加工する場合、被加工物(ワーク)の端部に発生するバリを抑制するためにホブやスカイビングカッタに様々な工夫が設けられている。例えば、特許文献1や特許文献2には、加工歯の先端や加工歯同士の歯元(歯底)にバリ発生を抑える凸状部もしくは凹状部を追加して設けたホブやスカイビングカッタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭53-78694号公報
特開2018-187714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、スカイビングカッタを構成する加工歯の歯先から歯元までが連続的に作用するために、切削加工により発生した切りくずが長くなり、かつ外部へ排出し難いため、スカイビングカッタと切りくずの間で噛み込みが発生し、被加工物(ワーク)の歯面性状や歯形精度、ひいては工具寿命に影響を及ぼすという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、被加工物(ワーク)のバリ発生を抑制しながら、かつ切りくずを分断して排出させて、切りくずによる噛み込みを防止した状態を維持して歯車加工を行うスカイビングカッタを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のスカイビングカッタは、回転軸を中心として円環状に複数の加工歯を有するスカイビングカッタにおいて、隣接する加工歯の歯元に溝を1つ置きに設ける。これらの溝については、隣接する加工歯の歯元に2つ置きに設ける、もしくは隣接する加工歯の歯元に3つ置きに設けることもできる。
【発明の効果】
【0007】
本発明のスカイビングカッタは、加工歯の歯元に連続的に溝を設けるのではなく、例えば、1歯置き、2歯置き、3歯置きなど所定の間隔を設けて配置することで、被加工物(ワーク)の切りくずを分断して排出させて、切削性能(特に切りくずによる噛み込み防止)を維持した状態で歯車加工を行うという効果を奏する。また、溝を設けない歯溝にてワーク歯先をバリごと削り取る。そのため、切削性能を維持しつつ、バリ抑制の効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明のスカイビングカッタ10の模式部分拡大図である。
従来のスカイビングカッタ100の模式部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のスカイビングカッタについて図面を用いて説明する。本発明の一実施形態であるスカイビングカッタ10の模式部分拡大図を図1に示す。本発明のスカイビングカッタ10は、図1に示す様に回転軸を中心として形成された回転体形状(円環状)の工具であり、図1に示す様に複数の加工歯(切れ刃)1~5が円環状に配置されている。
【0010】
これらの加工歯(切れ刃)1~5の間に形成されている歯元(歯底)11~14には、1つ置きに溝M1,M2が設けられている。これらの溝M1,M2は、図1に示す様に1つ置きに配置する形態の他に、図示しない2つ置きや3つ置きに配置しても構わない。これらの溝の配置形態については、被加工物(ワーク)の材質や歯数などの諸元に応じて、任意に設定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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