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公開番号
2025074757
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185775
出願日
2023-10-30
発明の名称
加工機
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B23Q
35/04 20060101AFI20250507BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】NC機能を持たなくても、手動で高精度を確保できる加工機を実現する。
【解決手段】加工機は、主軸AX、及び刃部SPとしての一端を持つ円柱状の加工具11の他端を、加工具11の一端が下方向を向く状態で保持可能な保持部12と、保持部12に保持された加工具11を、主軸AXを中心に回転可能な第1駆動部13と、加工具11の一端に対向するように、上方向を向く状態で加工材を搭載可能なテーブル14と、テーブル14の上面に取り付けられ、主軸AXに一致する軸を持ち、主軸AXに対し垂直方向における径がその垂直方向における加工具11の刃部の径と同じである円柱状又は円筒状の突出部16と、を備える。突出部16は、加工材の加工時に、加工具11を、加工材に対し、加工材の下面の型部の形状と同じに動かすための位置合わせ用途として用いられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
主軸、及び刃部としての一端を持つ円柱状の加工具の他端を、前記加工具の一端が下方向を向く状態で保持可能な保持部と、
前記保持部に保持された前記加工具を、前記主軸を中心に回転可能な第1駆動部と、
前記加工具の一端に対向するように、上方向を向く状態で加工材を搭載可能なテーブルと、
前記テーブルの上面に取り付けられ、前記主軸に一致する軸を持ち、前記主軸に対し垂直方向における径が前記垂直方向における前記加工具の刃部の径と同じである円柱状又は円筒状の突出部と、
を具備し、
前記突出部は、
前記加工材の加工時に、前記加工具を、前記加工材に対し、前記加工材の下面に取り付けられる型部の形状と同じに動かすための位置合わせ用途として用いられる、
ことを特徴とする加工機。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記加工具の一端と前記テーブルとの上下方向の位置関係を調整可能な第2駆動部をさらに具備する、ことを特徴とする請求項1に記載の加工機。
【請求項3】
前記突出部及び前記テーブルは、前記加工具が交換された場合に、前記突出部もこれに合わせて交換可能なように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の加工機。
【請求項4】
請求項1に記載の加工機に用いられる加工補助具であって、
上面に加工材が固定される板状の本体と、
前記本体の下面に取り付けられる型部と、
を具備し、
前記型部は、
前記加工材の加工時に、前記突出部を前記型部の形状に沿って動かすことで、前記加工具を前記型部の形状に沿って動かすためのひな型用途として用いられる、
ことを特徴とする加工補助具。
【請求項5】
主軸、及び刃部としての一端を持つ円柱状の加工具の他端を、前記加工具の一端が上方向を向く状態で保持可能な保持部と、
前記保持部に保持された前記加工具を、前記主軸を中心に回転可能な第1駆動部と、
下面、上面、及び前記加工具の一端を下面側から上面側に突出させる穴部を有し、加工材を搭載可能なテーブルと、
前記テーブルの上方から下方に向かって配置され、前記主軸に一致する軸を持ち、前記主軸に対し垂直方向における径が前記垂直方向における前記加工具の刃部の径と同じである円柱状又は円筒状の突出部と、
を具備し、
前記突出部は、
前記加工材の加工時に、前記加工具を、前記加工材に対し、前記加工材の上面に取り付けられる型部の形状と同じに動かすための位置合わせ用途として用いられる、
ことを特徴とする加工機。
【請求項6】
前記加工具の一端と前記テーブルとの上下方向の位置関係を調整可能な第2駆動部をさらに具備する、ことを特徴とする請求項5に記載の加工機。
【請求項7】
前記突出部は、前記加工具が交換された場合に、前記突出部もこれに合わせて交換可能なように構成されている、ことを特徴とする請求項5に記載の加工機。
【請求項8】
請求項5に記載の加工機に用いられる加工補助具であって、
下面に加工材が固定される板状の本体と、
前記本体の上面に取り付けられる型部と、
を具備し、
前記型部は、
前記加工材の加工時に、前記突出部を前記型部の形状に沿って動かすことで、前記加工具を前記型部の形状に沿って動かすためのひな型用途として用いられる、
ことを特徴とする加工補助具。
【請求項9】
主軸、及び刃部としての一端を持つ円柱状の加工具の他端を、前記加工具の一端が上方向を向く状態で保持可能な保持部と、前記保持部に保持された前記加工具を、前記主軸を中心に回転可能な第1駆動部と、を備える加工機を取付可能な加工機スタンドであって、
下面、上面、及び前記加工具の一端を下面側から上面側に突出させる穴部を有し、前記下面に前記加工機を取付可能で、前記上面に加工材を搭載可能なテーブルと、
前記テーブルの上方から下方に向かって配置され、前記主軸に一致する軸を持ち、前記主軸に対し垂直方向における径が前記垂直方向における前記加工具の刃部の径と同じである円柱状又は円筒状の突出部と、
を具備し、
前記突出部は、
前記加工材の加工時に、前記加工具を、前記加工材に対し、前記加工材の上面に取り付けられる型部の形状と同じに動かすための位置合わせ用途として用いられる、
ことを特徴とする加工機スタンド。
【請求項10】
前記突出部の一端と前記テーブルとの上下方向の位置関係を調整可能な第2駆動部をさらに具備する、ことを特徴とする請求項9に記載の加工機スタンド。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加工機、加工機スタンド、及び加工補助具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、回転する刃(ビット)によって、様々な材料(金属、プラスチック、木材、その他硬いもの、柔らかいものなど)を切削加工する加工機(ハンディタイプの電動工具を含む。以下、同じ。)としては、特許文献1に開示されるようなボール盤(フライス盤を含む。以下、同じ。)や、特許文献2に開示されるようなルータ(トリマを含む。以下、同じ。)などが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭55-129714号公報
特許第5575713号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、高精度化や量産性を重視し、コンピュータにより数値制御されたNC(Numerical Control)機能が付加された加工機(以下、NC加工機と称する。)が主流になっている。即ち、同一のものを高精度で大量に生産するのには、このようなNC機能付きが有効である。一方で、ユーザニーズの多様化により、少量多品種の生産に対応しなければならないのも事実である。また、DIY(Do-it-yourself)の普及により、個人が加工機を使用する場合には、同一のものを数点のみ簡易に得たい、というのが実情である。
【0005】
しかしながら、このような少量多品種や同一のものを数点といった加工を行う場合に、NC加工機を用いると、必然的にコストが増大するので、現実的でない。また、特許文献1に開示されるようなボール盤や、特許文献2に開示されるようなルータを用いると、加工精度が十分に得られない、といった課題がある。
【0006】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、NC機能を持たなくても、手動で高精度を確保できる加工機、加工機スタンド、及び加工補助具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の第1態様は、主軸、及び刃部としての一端を持つ円柱状の加工具の他端を、加工具の一端が下方向を向く状態で保持可能な保持部と、保持部に保持された加工具を、主軸を中心に回転可能な第1駆動部と、加工具の一端に対向するように、上方向を向く状態で加工材を搭載可能なテーブルと、テーブルの上面に取り付けられ、主軸に一致する軸を持ち、主軸に対し垂直方向における径がその垂直方向における加工具の刃部の径と同じである円柱状又は円筒状の突出部と、を備え、突出部は、加工材の加工時に、加工具を、加工材に対し、加工材の下面に取り付けられる型部の形状と同じに動かすための位置合わせ用途として用いられる、ことを特徴とする加工機、を要旨とする。このような加工機を用いれば、加工材の加工時に、突出部を型部の形状に沿って動かすことで、突出部と主軸を同じにする加工具も、型部の形状に沿って動くことになる。従って、加工具を型部の形状と同じに動かすことが可能となり、結果として、加工材から型部の形状と同じ形状の工作物を製造する、加工材の端部を型部の形状と同じに切削加工する、又は加工材の表面に型部の形状と同じ形状(模様)を描く、などの操作を、高精度に行うことが可能となる。
【0008】
また、第1態様の加工機において、加工具の一端とテーブルとの上下方向の位置関係を調整可能な第2駆動部をさらに備えれば、テーブル上に加工材を配置する、テーブル上から加工材や工作物を取り出す、などの操作が行い易くなる。第2駆動部としては、ハンドルを用いて手動で加工具又はテーブルの主軸方向(上下方向)の送り量を操作するもの、ボタン操作や遠隔操作(例えば、スマホアプリ操作)などにより自動で加工具又はテーブルの主軸方向の送り速度を操作するもの、などを用いることができる。
【0009】
また、第1態様の加工機において、突出部及びテーブルが、加工具が交換された場合に、突出部もこれに合わせて交換可能なように構成されていれば、加工具の種類(例えば、切り抜き用ビット、エッジ加工用ビット、溝切用ビット、表面削り用ビットなど)や、そのサイズに応じて、突出部を変更し、様々な加工具に対して、高精度の切削加工が可能となる。
【0010】
本発明の第2態様は、上記の第1態様に係る加工機に用いられる加工補助具であって、上面に加工材が固定される板状の本体と、本体の下面に取り付けられる型部と、を備え、型部は、加工材の加工時に、突出部を型部の形状に沿って動かすことで、加工具を型部の形状に沿って動かすためのひな型用途として用いられる、ことを特徴とする加工補助具、を要旨とする。このような加工補助具を用いれば、加工材の加工時に、突出部と主軸を同じにする加工具も、型部の形状に沿って動くため、加工具を型部の形状と同じに動かすことが可能となる。結果として、加工材から型部の形状と同じ形状の工作物を製造する、加工材の端部を型部の形状と同じに切削加工する、又は加工材の表面に型部の形状と同じ形状(模様)を描く、などの操作を、高精度に行うことが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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