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公開番号
2025122949
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018710
出願日
2024-02-09
発明の名称
ねじ締め機
出願人
日東精工株式会社
代理人
主分類
B23P
19/06 20060101AFI20250815BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】本発明は、締付工具に付与される押付力を容易に変更可能なねじ締め機を提供する。
【解決手段】
モータ32と、前記モータ32の駆動を受けて回転駆動するとともに先端にねじを係合可能な締付工具35と、前記締付工具35の後端と嵌合するとともに締付工具35を緩衝的に保持するエアクッション機構とを有し、前記エアクッション機構は、モータ32と締付工具35を連結し、その内部に供給された加圧空気によって締付工具35を付勢する軸継手33を有し、この軸継手33には、内部の加圧空気を排出する排気孔334が形成され、当該排気孔334は、前記排気孔334は、挿入孔側の開口部より外部側の開口部が広く構成されていることを特徴とするねじ締め機。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
モータと、
前記モータの駆動を受けて回転駆動するとともに先端にねじを係合可能な締付工具と、
前記締付工具の後端部と嵌合するとともに締付工具を緩衝的に保持するエアクッション機構とを備え、
前記エアクッション機構は、モータの駆動軸と締付工具とを連結する軸継手を有し、
前記軸継手には、締付工具の後端部が挿入される挿入孔と、この挿入孔に連通する排気孔とが形成され、
前記挿入孔は、その内壁と締付工具の後端部とで形成される空間内に供給された加圧空気によって締付工具を付勢するとともに内部の加圧空気が前記排気孔を通り外部に排気されるよう構成されたねじ締め機において、
前記排気孔は、前記挿入孔側の開口部から外部側の開口部にかけて徐々に広くなるよう構成されていることを特徴とするねじ締め機。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記排気孔は、挿入孔側に開口する幅狭部と、外部側に開口する幅広部とが連続する段付き形状に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のねじ締め機。
【請求項3】
前記幅狭部は、外部側に向かうにつれて連れて徐々に広くなるよう構成されていることを特徴とする請求項2に記載のねじ締め機。
【請求項4】
前記幅広部は、前記幅狭部の最大部より広く構成されていることを特徴とする請求項3に記載のねじ締め機。
【請求項5】
前記排気孔は、長孔形状に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のねじ締め機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじをワークに締め付けるねじ締め機に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すようにドライバビットおよびモータを備えたねじ締めユニットを昇降駆動源が昇降させるねじ締め機が知られている。このようなねじ締め機には、ドライバビットをモータから離反する方向に常時付勢する圧縮ばねが備えられており、この圧縮ばねが撓むことにより、ドライバビットがモータに対して軸方向に相対移動する。このため、ドライバビットに嵌合したねじがワークに接触した際、前記圧縮ばねが撓むことにより、接触による衝撃が圧縮ばねに吸収され、ワークおよびねじの破損が防止される等の利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-315071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のねじ締め機は、前記圧縮ばねがドライバビットをワークに向かい付勢する構造であったため、ドライバビットの押付力を変更する際、ねじ締め機を分解して圧縮ばねを交換する必要があった。
【0005】
そのため、本発明は、容易にドライバビットの押付力を変更可能なねじ締め機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みて創生されたものであり、 モータと、前記モータの駆動を受けて回転駆動するとともに先端にねじを係合可能な締付工具と、前記締付工具の後端部と嵌合するとともに締付工具を緩衝的に保持するエアクッション機構とを備え、前記エアクッション機構は、モータの駆動軸と締付工具とを連結する軸継手を有し、前記軸継手には、締付工具の後端部が挿入される挿入孔と、この挿入孔に連通する排気孔とが形成され、前記挿入孔は、その内壁と締付工具の後端部とで形成される空間内に供給された加圧空気によって締付工具を付勢するとともに内部の加圧空気が前記排気孔を通り外部に排気されるよう構成されたねじ締め機において、前記排気孔は、前記挿入孔側の開口部から外部側の開口部にかけて徐々に広くなるよう構成されていることを特徴とする。
なお、前記排気孔は、挿入孔側に開口する幅狭部と、外部側に開口する幅広部とが連続する段付き形状に構成されていることが好ましい。
また、前記幅狭部は、外部側に向かうにつれて連れて徐々に広くなるよう構成されていることが好ましい。
さらに、前記幅広部は、前記幅狭部の最大部より広く構成されていることが好ましい。
しかも、前記排気孔は、長孔形状に構成されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0007】
本発明のねじ締め機によれば、軸継手に供給される加圧空気の圧力を変更することで締付工具の押付力を容易に変更できる等の利点がある。また、排気孔が挿入孔側から外部側にかけて徐々に広くなる構成のため、空気の流出量を減らすことができ、なおかつ埃等が排気孔につまりにくくなる等の利点がある。
なお、排気孔が幅狭部と幅広部との段付き形状に構成されることにより、挿入孔側に開口する幅狭部の加工がしやすく、高精度に製造しやすい等の利点もある。
また、幅狭部が外周側に向かうにつれて徐々に幅が広くなるように構成されているため、より埃等が幅狭部につまりにくくなる等の利点もある。
また、排気孔が長孔に構成されていることにより、排気孔からの排気量が断続的に変化するため、締付工具と軸継手との位置関係を常時把握できる等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係るねじ締め機の構造を示す一部断面側面図である。
本発明に係るねじ締め機の要部の構造を示す要部拡大一部切欠き断面側面図である。
図2のA部拡大図である。
図3から次の状態に移行した状態を示す図2のA部拡大図である。
(a)は図3のB-B線断面図であり、(b)は(a)の要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1および図2において10は、ワーク(図示せず)にねじ(図示せず)を締め付けるねじ締め機である。このねじ締め機10は、位置制御ユニット20と、この位置制御ユニット20に支持されるねじ締めユニット30と、これら位置制御ユニット20およびねじ締めユニット30の駆動を制御する制御ユニットとを有している。なお、ねじは、頭部および脚部を有しており、脚部の外周にはおねじが形成されている。
【0010】
前記位置制御ユニット20は、鉛直方向に延びるベース部材21を備えており、このベース部材21の上下端部には、水平方向に延びる上板22および下板23が一体に固定されている。この上板22および下板23の間には、ベース部材21と平行に延びるガイドロッド24が設けられており、このガイドロッド24には、摺動自在に構成されたツール台25が昇降自在に装着されている。また、前記上板22には、昇降用ACサーボモータ26(以下、昇降モータ26という)が載置されており、この昇降モータ26の駆動軸には、ボールねじ27が一体に回転可能に連結されている。このボールねじ27は、前記上板22および下板23の間に設けられており、このボールねじ27には、その回転によって昇降する駆動ナット(図示せず)を介して前記ツール台25が連結されている。これら構造により、前記ツール台25は、前記昇降モータ26の回転駆動を受けて、ガイドロッド24に沿って昇降可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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