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公開番号
2025120618
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015532
出願日
2024-02-05
発明の名称
ブローチ盤
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
,
個人
主分類
B23D
41/00 20060101AFI20250808BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】ワークの基準面に対する加工面の傾きを自動調整して加工精度を向上させることができるブローチ盤を提供する。
【解決手段】本発明にかかるブローチ盤100は、外周に多数の切刃102aを有するブローチカッター102の直線運動によってワーク104の内面104aを切削するブローチ盤において、ワークを載置しブローチカッターが挿入される基準金106を備え、基準金は、ブローチ盤本体119に固定される下側の固定側治具108と、ワークを載置する上側の求芯治具110とに分割されていて、下側の固定側治具の上面122に形成された凹球面124と、上側の求芯治具の下面112に形成された凸球面114と、固定側治具に形成され、凹球面と凸球面との分割面126にエアを供給するエア供給路134とを有し、求芯治具は、分割面に供給されるエアによって固定側治具に対して全方向にフローチング可能であることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
外周に多数の切刃を有するブローチカッターの直線運動によってワークの内面を切削するブローチ盤において、
前記ワークを載置し前記ブローチカッターが挿入される基準金を備え、
前記基準金は、
ブローチ盤本体に固定される下側の固定側治具と、前記ワークを載置する上側の求芯治具とに分割されていて、
下側の前記固定側治具の上面に形成された凹球面と、
上側の前記求芯治具の下面に形成された凸球面と、
前記固定側治具に形成され、前記凹球面と前記凸球面との分割面にエアを供給するエア供給路とを有し、
前記求芯治具は、前記分割面に供給されるエアによって前記固定側治具に対して全方向にフローチング可能であることを特徴とするブローチ盤。
続きを表示(約 77 文字)
【請求項2】
前記基準金には、前記凹球面と前記凸球面との隙間を覆うカバーが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のブローチ盤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブローチカッターの直線運動によって被加工物(ワーク)の内面を切削するブローチ盤に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ブローチ盤は、ブローチ(ブローチカッター)と呼ばれる工具を使ってワークの内面や外面を削る工作機械である。ブローチカッターは、長手の棒状の工具で、外周に多数の切刃が並んだ構造になっている。特に、ブローチカッターは、直線運動するときにすべての切刃がワークに触れるよう、先端側の切刃(荒刃)から末端側の切刃(仕上刃)に向かって次第に寸法が大きく(高く)なっている。
【0003】
このようなブローチカッターを使用するブローチ盤は、ブローチカッターを直線方向に一度駆動させるだけで工作物の荒削りから仕上げ削りまでを完了させることができ、今日の大量生産の現場において大いに活用されている。
【0004】
一般に、ブローチカッターは、数十センチから数メートルと長尺であり、加工時には極めて大きな切削抵抗が生じる。したがって、ブローチ盤は、加工精度の維持のために、ブローチカッターを安定した姿勢で円滑に送る必要がある。
【0005】
例えば特許文献1に記載のブローチ盤は、ワークを保持する略盤状の移動体と、一対のボールネジと、フレームとを備える。移動体には、上面から下面に貫通しブローチが挿通される貫通孔が形成されている。一対のボールネジは、移動体をブローチに沿って上下動可能に支持する。フレームは、ブローチと移動体と一対のボールネジを囲繞するように形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-42015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし特許文献1のブローチ盤は、ワークを保持する移動体の貫通孔にブローチが挿通された状態で、一対のボールネジによって移動体が上下に移動するものに過ぎない。このため、ワークの基準面が傾いていた場合には、移動体ではワークの基準面に対する加工面の傾きを調整することができず、加工精度が低下してしまう。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、ワークの基準面に対する加工面の傾きを自動調整して加工精度を向上させることができるブローチ盤を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明にかかるブローチ盤の代表的な構成は、外周に多数の切刃を有するブローチカッターの直線運動によってワークの内面を切削するブローチ盤において、ワークを載置しブローチカッターが挿入される基準金を備え、基準金は、ブローチ盤本体に固定される下側の固定側治具と、ワークを載置する上側の求芯治具とに分割されていて、下側の固定側治具の上面に形成された凹球面と、上側の求芯治具の下面に形成された凸球面と、固定側治具に形成され、凹球面と凸球面との分割面にエアを供給するエア供給路とを有し、求芯治具は、分割面に供給されるエアによって固定側治具に対して全方向にフローチング可能であることを特徴とする。
【0010】
上記の基準金には、凹球面と凸球面との隙間を覆うカバーが取り付けられていることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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