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公開番号2025079316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2024169647
出願日2024-09-27
発明の名称ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途
出願人麗豊実業股フン有限公司,NEW BELLUS ENTERPRISES CO., LTD
代理人SK弁理士法人,個人,個人
主分類C12N 1/20 20060101AFI20250514BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】 ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途を提供する。
【解決手段】 本発明はラクトバチルス・パラカセイNB23菌株(Lactobacillus paracasei NB23)及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途を開示する。該ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株は台湾新竹財団法人食品工業発展研究所に寄託されており、寄託番号はBCRC911201である。該ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株又はその代謝物を個体に投与することで、筋肉が失われたり筋肉量が不足したりすることにより引き起こされる関連疾患、メタボリック症候群及びその関連疾患を治療又は予防する効果を効果的に達成することができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
2023年10月4日に台湾新竹財団法人食品工業発展研究所に寄託され、寄託番号がBCRC911201である、ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株(Lactobacillus paracasei NB23)。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
有効量の請求項1に記載のラクトバチルス・パラカセイNB23菌株又はその代謝物を少なくとも含む、組成物。
【請求項3】
請求項1に記載のラクトバチルス・パラカセイNB23菌株を含む、サルコペニア及びその関連症状を治療又は予防するための組成物。
【請求項4】
前記ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株は、NF-κB及びFox-Oを抑制するのに用いられる、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
請求項1に記載のラクトバチルス・パラカセイNB23菌株を含む、筋肉量を増加させるための組成物。
【請求項6】
前記ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株は、IGF-1(インスリン様成長因子)のシグナル伝達経路を活性化するのに用いられる、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
請求項1に記載のラクトバチルス・パラカセイNB23菌株を含む、メタボリック症候群を治療又は改善するための組成物。
【請求項8】
前記メタボリック症候群は、血圧、血糖、LDLコレステロール、トリグリセリドのうち、少なくとも1つの危険因子の不均衡に関連するものである、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
請求項1に記載のラクトバチルス・パラカセイNB23菌株を含む、心血管疾患を治療又は改善するための組成物。
【請求項10】
前記心血管疾患は、血管の硬化によって引き起こされるものである、請求項9に記載の組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は新規のプロバイオティクス菌株及びその用途に関し、特にラクトバチルス・パラカセイNB23菌株(Lactobacillus paracasei NB23)及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
筋肉は人体の体重の約40~50%を占めており、筋肉量の多さと筋力は人体の新陳代謝や行動力の維持と密接に関係している。研究によると、30歳以降、筋肉量は年々減少し、しかもその低下幅は年齢が上がるにつれて増加し、40~50歳時には筋肉量が30歳時の筋肉量よりも約10~20%減少する。筋肉量が失われるのには年齢的要因が関係するだけでなく、運動習慣や食習慣も関係する。筋肉量の低下は外見のシルエットに影響するだけでなく、腰や背中が痛くなりやすい、重い物を持ち上げられない、行動が遅くなる、記憶力が低下するなど、個体の行動や行動力にも影響が生じる。
【0003】
現在の臨床では、筋肉量の減少によって引き起こされるサルコペニアの治療薬はなく、患者に食事や運動習慣の改善を勧めることしかできない。これはつまり、サルコペニアの症状を改善するには、高タンパク質を摂取し、負荷運動の時間を増やす必要があるということである。しかし、ほとんどの患者は運動・食習慣の改善を継続するのが難しいため、サルコペニアは依然として治療が困難な病態の一つになっている。従って、筋肉量の不足やそれに関連する病気の治療又は改善を助けることができる組成物の開発が重要な課題であることが理解できる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途を提供することにある。本発明が開示するラクトバチルス・パラカセイNB23菌株は人体への安全性を有するプロバイオティクスであり、筋タンパク質の合成や増量の促進、筋細胞の増殖・肥大の促進、抗炎症、抗酸化などを含む様々な生理活性を有するため、ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株は乳酸菌関連製品として開発され得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述の目的を達成するために、本発明はラクトバチルス・パラカセイNB23菌株(Lactobacillus paracasei NB23)及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途を開示する。該ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株は、2023年10月4日に台湾新竹財団法人食品工業発展研究所に寄託されており、寄託番号はBCRC911201である。
【0006】
本発明の一実施例において開示する組成物は、有効量の該ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株又はその代謝物を含み、そのうち、該組成物は食品、栄養補助食品、医薬組成物などであり得る。
【0007】
例を上げると、該組成物が食品である場合、該組成物は有効量の該ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株及び食品上許容可能な組成成分を含む。又は、該組成物が医薬組成物である場合、該組成物は有効量の該ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株及び薬学的に許容可能な組成成分を含む。
【0008】
本発明の次の実施例において、該ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株はNF-κBとFox-Oを抑制する活性を有する故に筋タンパク質の分解又は筋細胞のアポトーシスを防ぐことができるため、該ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株またはその代謝物を含有する組成物は、サルコペニア又はその関連症状である筋萎縮、筋力欠乏、動作の困難、握力不足などの治療又は/予防に用いることができる。
【0009】
本発明のもう1つの実施例において、該ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株はIGF-1(インスリン様成長因子)とインスリンを活性化することにより、PI-3K/Akt/mTOR経路を活性化して筋細胞中のタンパク質合成を促進することができるため、該ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株又はその代謝物を含有する組成物を個体に投与することで、筋合成率を向上せしめ、これによって個体の筋肉量を向上させ、筋肉量の増加や、筋肉不足によって引き起こされる関連疾患を改善する効果を達成することができる。
【0010】
本発明のさらに別の実施例では、ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株のメタボリック症候群を治療又は改善する組成物の調製に用いる用途を提供する。具体的には、ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株は血圧、トリグリセリド、空腹時血糖値を下げ、且つHDLコレステロールを増加させることができるため、該ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株又はその代謝物を含有する組成物を個体に投与することによって、メタボリック症候群やその関連疾患を予防又は治療する効果を達成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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