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公開番号
2025072199
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182795
出願日
2023-10-24
発明の名称
微細藻類培養システム及び微細藻類培養方法
出願人
関西電力株式会社
代理人
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250430BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】ガス排出設備から排出されるガス中の二酸化炭素を低減できる微細藻類培養システムを提供する。
【解決手段】微細藻類培養システム20は、二酸化炭素及び水銀を含むガスを排出するガス排出設備10のガス排出路150から取り出されるガスが供給され、当該ガスに含まれる二酸化炭素を用いて好塩性微細藻類を培養する培養装置24と、ガス排出路150と培養装置24との間に配置され、当該ガスに含まれる水銀を回収する水銀回収装置22と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
二酸化炭素及び水銀を含むガスを排出するガス排出設備のガス排出路から取り出される前記ガスが供給され、前記ガスに含まれる二酸化炭素を用いて好塩性微細藻類を培養する培養装置と、
前記ガス排出路と前記培養装置との間に配置され、前記ガスに含まれる水銀を回収する水銀回収装置と、
を備える微細藻類培養システム。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記培養装置には、前記ガスとして石炭燃焼後の排ガスが供給され、
前記水銀回収装置は、当該排ガスに含まれる水銀を回収する
請求項1に記載の微細藻類培養システム。
【請求項3】
前記培養装置には、前記ガスとして焼却炉で燃焼後の排ガスが供給され、
前記水銀回収装置は、当該排ガスに含まれる水銀を回収する
請求項1に記載の微細藻類培養システム。
【請求項4】
前記水銀回収装置は、煙突に向かう前記ガス排出路から分岐した配管に接続される
請求項1~3のいずれか一項に記載の微細藻類培養システム。
【請求項5】
前記水銀回収装置は、塩化物イオンを含む水溶液を有し、前記水溶液に前記ガスを接触させることで、前記ガスに含まれる水銀を回収する
請求項1~3のいずれか一項に記載の微細藻類培養システム。
【請求項6】
前記水銀回収装置には、前記水溶液として海水が供給される
請求項5に記載の微細藻類培養システム。
【請求項7】
前記培養装置は、前記水溶液として培地を前記水銀回収装置に供給する
請求項5に記載の微細藻類培養システム。
【請求項8】
二酸化炭素及び水銀を含むガスを排出するガス排出設備のガス排出路から取り出される前記ガスを培養装置に供給し、前記ガスに含まれる二酸化炭素を用いて好塩性微細藻類を培養する培養工程と、
前記培養工程の前に、前記ガス排出路と前記培養装置との間に配置される水銀回収装置によって、前記ガスに含まれる水銀を回収する水銀回収工程と、
を含む微細藻類培養方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、好塩性微細藻類を培養する微細藻類培養システム及び微細藻類培養方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、溶解槽に二酸化炭素供給源から二酸化炭素を投入して培養液に二酸化炭素を溶解させ、二酸化炭素を含む培養液を培養槽に供給する藻類培養システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-65331号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、二酸化炭素を含むガスを排出する設備(以下、ガス排出設備と称す)において、排出するガス中の二酸化炭素を低減したいとの要望がある。このため、上記特許文献1に開示されたような従来の藻類培養システムに当該ガスを投入して、当該ガス中の二酸化炭素を藻類の培養に使用することで、当該ガス中の二酸化炭素を低減することが考えられる。しかしながら、本願発明者は、当該ガス中には二酸化炭素以外にも種々の成分が含まれるため当該成分が藻類の培養に影響を及ぼすおそれがあり、この場合、当該ガスを藻類の培養に利用できず、当該ガス中の二酸化炭素を低減できないという問題があることを見出した。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、ガス排出設備から排出されるガス中の二酸化炭素を低減できる微細藻類培養システム及び微細藻類培養方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る微細藻類培養システムは、二酸化炭素及び水銀を含むガスを排出するガス排出設備のガス排出路から取り出される前記ガスが供給され、前記ガスに含まれる二酸化炭素を用いて好塩性微細藻類を培養する培養装置と、前記ガス排出路と前記培養装置との間に配置され、前記ガスに含まれる水銀を回収する水銀回収装置と、を備える。
【0007】
これによれば、微細藻類培養システムは、ガス排出設備のガス排出路から取り出されるガスに含まれる二酸化炭素を用いて好塩性微細藻類を培養する培養装置と、ガス排出路と培養装置との間に配置され、当該ガスに含まれる水銀を回収する水銀回収装置と、を備えている。このように、ガスに水銀が含まれる場合、当該ガスが培養装置に供給されると、水銀が好塩性微細藻類の培養に影響を及ぼすため、水銀回収装置によってガス排出路から培養装置に向かうガスに含まれる水銀を回収する。これにより、培養装置には、水銀が回収された後のガスが供給されるため、培養装置において、水銀が好塩性微細藻類の培養に影響を及ぼすのを抑制しつつ、二酸化炭素を用いて好塩性微細藻類を培養できる。したがって、培養装置で二酸化炭素が使用されるため、微細藻類培養システムにおいて、ガス排出設備から排出されるガス中の二酸化炭素を低減できる。
【0008】
また、前記培養装置には、前記ガスとして石炭燃焼後の排ガスが供給され、前記水銀回収装置は、当該排ガスに含まれる水銀を回収することにしてもよい。
【0009】
これによれば、微細藻類培養システムにおいて、培養装置には、石炭燃焼後の排ガスが供給され、水銀回収装置は、当該排ガスに含まれる水銀を回収する。つまり、水銀回収装置によって石炭燃焼後の排ガスに含まれる水銀を回収した後に、培養装置で当該排ガス中の二酸化炭素が使用される。これにより、微細藻類培養システムにおいて、石炭を燃焼するガス排出設備から排出されるガス中の二酸化炭素を低減できる。
【0010】
また、前記培養装置には、前記ガスとして焼却炉で燃焼後の排ガスが供給され、前記水銀回収装置は、当該排ガスに含まれる水銀を回収することにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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