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公開番号
2025053919
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023163043
出願日
2023-09-26
発明の名称
RNAの合成方法
出願人
池田食研株式会社
代理人
主分類
C12N
15/10 20060101AFI20250331BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】 簡便に低コストで製造できるRNA合成用の基質を提供することで、効率よく安価にRNAを合成できるRNAの合成方法を提供し、該合成方法に使用できるRNA合成用キットを提供するものである。
【解決手段】 RNA分解物にポリリン酸を付加したヌクレオシドポリリン酸をDNA依存型RNAポリメラーゼの基質として使用できることを見出し、本発明を完成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
DNA依存型RNAポリメラーゼ、鋳型DNA、ヌクレオシドポリリン酸(NPP)、マグネシウム塩及び緩衝液を含む反応液を用いてインビトロ転写を行うことを特徴とする、RNA合成方法であって、NPPがRNAを酵素分解して得られるヌクレオシドモノリン酸にポリリン酸を付加したNPPであることを特徴とする、RNA合成方法。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
環状ポリリン酸を用いて化学合成によってポリリン酸を付加したNPPであることを特徴とする、請求項1記載のRNA合成方法。
【請求項3】
環状ポリリン酸がトリメタリン酸であり、NPPがヌクレオシドテトラリン酸である、請求項1又は2記載のRNA合成方法。
【請求項4】
DNA依存型RNAポリメラーゼ、ヌクレオシドポリリン酸(NPP)、マグネシウム塩及び緩衝液を含み、NPPがRNAを酵素分解して得られるヌクレオシドモノリン酸にポリリン酸を付加したNPPであることを特徴とする、RNA合成用キット。
【請求項5】
環状ポリリン酸を用いて化学合成によってポリリン酸を付加したNPPであることを特徴とする、請求項4記載のRNA合成用キット。
【請求項6】
環状ポリリン酸がトリメタリン酸であり、NPPがヌクレオシドテトラリン酸である、請求項4又は5記載のRNA合成用キット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、RNAの合成方法及びRNA合成用キット等に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
新型ウイルスの感染拡大に伴い、感染症ワクチンとしてmRNAワクチンが開発、利用されると共に、がん治療ワクチンとしてもmRNAの研究が進められる等、RNA合成の需要が急速に高まっている。
【0003】
現在、RNAの合成は、RNAポリメラーゼ、NTP等を使用して、目的の配列を挿入したDNAを鋳型として、インビトロ転写により行われている。
【0004】
基質であるNTPは、主に酵素合成により得られることが知られているが、複数種の酵素が必要である点や酵素の基質特異性の点で、ATP、CTP、GTP、UTPをそれぞれ別の系で合成する必要があるため、コストが高くなり、効率も良くないことが知られている(特許文献1又は2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5800218号公報
特許第4256341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、簡便に低コストで製造できるRNA合成用の基質を提供することで、効率よく安価にRNAを合成できるRNAの合成方法を提供し、該合成方法に使用できるRNA合成用キットを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明では、RNA分解物にポリリン酸を付加したヌクレオシドポリリン酸をDNA依存型RNAポリメラーゼの基質として使用できることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の[1]~[6]の態様に関する。
[1]DNA依存型RNAポリメラーゼ、鋳型DNA、ヌクレオシドポリリン酸(NPP)、マグネシウム塩及び緩衝液を含む反応液を用いてインビトロ転写を行うことを特徴とする、RNA合成方法であって、NPPがRNAを酵素分解して得られるヌクレオシドモノリン酸にポリリン酸を付加したNPPであることを特徴とする、RNA合成方法。
[2]環状ポリリン酸を用いて化学合成によってポリリン酸を付加したNPPであることを特徴とする、[1]記載のRNA合成方法。
[3]環状ポリリン酸がトリメタリン酸であり、NPPがヌクレオシドテトラリン酸である、[1]又は[2]記載のRNA合成方法。
[4]DNA依存型RNAポリメラーゼ、ヌクレオシドポリリン酸(NPP)、マグネシウム塩及び緩衝液を含み、NPPがRNAを酵素分解して得られるヌクレオシドモノリン酸にポリリン酸を付加したNPPであることを特徴とする、RNA合成用キット。
[5]環状ポリリン酸を用いて化学合成によってポリリン酸を付加したNPPであることを特徴とする、[4]記載のRNA合成用キット。
[6]環状ポリリン酸がトリメタリン酸であり、NPPがヌクレオシドテトラリン酸である、[4]又は[5]記載のRNA合成用キット。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、簡便に低コストで製造できるRNA合成用の基質を提供することで、効率よく安価にRNAを合成できるRNAの合成方法及びRNA合成用キットを提供できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【0010】
陽性対照(PC)、陰性対照(NC)、調製品1であるATeP組成物を使用した試験4の計3サンプルについてRNA合成反応を行った、各反応液について、TapeStationを用いた電気泳動結果を示す。A1:マーカー、B1:PC、C1:NC及びD1:試験4。
陽性対照(PC)、陰性対照(NC)、調製品3であるNTeP組成物を使用した試験5の計3サンプルについてRNA合成反応を行った、各反応液について、TapeStationを用いた電気泳動結果を示す。A1:マーカー、B1:PC、C1:NC及びD1:試験5。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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