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公開番号
2025079158
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191650
出願日
2023-11-09
発明の名称
インキュベータ
出願人
ヤマト科学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/38 20060101AFI20250514BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】槽内結露の低減と省エネ運転とを可能にするインキュベータを提供する。
【解決手段】冷凍機動作とヒータ制御とを切替えることによって、測定温度が設定温度と一致するように運転する通常運転と、通常運転中に、冷凍機動作温度に達しない可能性がある中高温度帯において、設定された冷凍機制御時間に基づいて冷凍機を動作させる冷凍機制御運転とを選択可能に切替え設定する制御であって、冷凍機制御運転では、設定されたヒータ制御時間と、ヒータ目標温度と、ヒータ制御時間と、設定温度とに応じて算出される冷凍機制御時間に基づき、冷凍機とヒータとを強制的に交互に運転する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
槽内の内部空間を冷却する冷凍機と、前記内部空間を加熱するヒータとを備え、冷却または加熱した空気を循環させて前記内部空間内を一定温度に保持するインキュベータにおいて、
前記内部空間の温度を測定する温度センサの測定温度が設定温度よりも第1の温度だけ高い冷凍機動作温度に達した場合に、前記ヒータを停止させて冷凍機を動作させ、測定温度が設定温度よりも第2の温度だけ低い冷凍機停止温度に達した場合に冷凍機を停止させヒータ制御に切替えることによって、測定温度が設定温度と一致するように運転する通常運転と、
前記通常運転中に、冷凍機動作温度に達しない可能性がある中高温度帯において、除湿のため設定された冷凍機制御時間に基づいて冷凍機を動作させる冷凍機制御運転と、
を選択可能に切替え設定するコントローラを備え、
前記冷凍機制御運転は、設定されたヒータ制御時間と、ヒータ目標温度と、ヒータ制御時間と、設定温度とに応じて算出される前記冷凍機制御時間に基づき、冷凍機とヒータとを強制的に交互に運転する、インキュベータ。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記冷凍機制御運転は、ヒータ制御時間を長くすることで冷凍機制御時間を短くし、除湿効果を弱め温度安定と消費電力を優先する弱運転機能と、ヒータ制御時間を短くすることで冷凍機制御時間を長くしより強い除湿効果を得る強運転機能とを選択可能に備える、請求項1に記載のインキュベータ。
【請求項3】
前記コントローラは、PID制御によって算出される制御値にゲインを掛けることでヒータの出力値を制御する、請求項1に記載のインキュベータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、槽内結露を低減させるインキュベータに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
インキュベータとして、槽内の内部空間を冷却する冷凍機と、内部空間を加熱するヒータとを備え、冷却または加熱した空気を循環させて内部空間内を一定温度に保持する低温恒温器の制御方式がある。
【0003】
この方式は、冷凍機を常時ONの状態としてヒータ出力により目標温度へ安定させることで、温度調整の精度には優れる反面、電流値や消費電力が多いこと、蒸発器への霜付きが発生することが課題となっている。
【0004】
この課題を回避するため、従来、例えば、冷凍機の制御を一定間隔で行なう機能を用いて解決する方式もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-58113号公報
特許第2936145号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来の方式でも冷凍機とヒータが同時に稼働するタイミングが発生するため、電流値や消費電力の削減については課題が残っている。
【0007】
また、インキュベータとしては、省エネ、槽内結露という課題ばかりではなく、冷凍機による除湿の機能を持ちながらも、培養物保護のため過剰な除湿は避けたいという課題がある。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、槽内結露の低減と電流値抑制、省エネ運転とを可能にするインキュベータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を達成するため、本発明の態様は、槽内の内部空間を冷却する冷凍機と、前記内部空間を加熱するヒータとを備え、冷却または加熱した空気を循環させて前記内部空間内を一定温度に保持するインキュベータにおいて、前記内部空間の温度を測定する温度センサ16の測定温度PVが設定温度SVよりも第1の温度A2だけ高い冷凍機動作温度SV+A2に達した場合に、前記ヒータを停止させて冷凍機を動作させ、測定温度PVが設定温度SVよりも第2の温度B1だけ低い冷凍機停止温度SV-B1に達した場合に冷凍機を停止させヒータ制御に切替えることによって、測定温度PVが設定温度SVと一致するように運転する通常運転と、前記通常運転中に、冷凍機動作温度SV+A2に達しない可能性がある中高温度帯において、設定された冷凍機制御時間に基づいて冷凍機を動作させる冷凍機制御運転と、
を選択可能に切替え設定するコントローラを備え、前記冷凍機制御運転は、設定されたヒータ制御時間と、ヒータ目標温度と、ヒータ制御時間と、設定温度とに応じて算出される前記冷凍機制御時間に基づき、冷凍機とヒータとを強制的に交互に運転する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によって室温以上の温度域における運転においてユーザーの選択幅を広げることができる。除湿が全く必要ない場合は冷凍機制御運転機能をOFF(冷凍機運転時間ゼロ)、除湿が必要な場合は冷凍機運転時間の違う2パターン(強・弱)の合計3種類の中から選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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