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公開番号
2025122551
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024018123
出願日
2024-02-08
発明の名称
細胞凝集塊回収システム
出願人
日機装株式会社
代理人
弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類
C12M
3/00 20060101AFI20250814BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】 封止状態を維持しつつ、所望の大きさを有する細胞凝集塊を培養容器から短時間で分級できる分級システムを提供する。
【解決手段】 分級システムは、細胞凝集塊を含む流体が収容される培養部と、細胞凝集塊を、所定の直径未満の直径を有する第1の細胞凝集塊と、所定の直径以上の直径を有する第2の細胞凝集塊と、に分級する分級部であって、流体が延在方向にそって流動しかつ少なくとも一部が鉛直方向に対して傾斜した傾斜状態に可動的になり得る延在部又は固定的に傾斜状態となっている延在部のいずれか一方の延在部を含む分級部と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
細胞凝集塊を含む流体が収容される培養部と、
細胞凝集塊を、所定の直径未満の直径を有する第1の細胞凝集塊と、前記所定の直径以上の直径を有する第2の細胞凝集塊と、に分級する分級部であって、前記流体が延在方向に沿って流動しかつ少なくとも一部が鉛直方向に対して傾斜した傾斜状態に可動的になり得る延在部又は固定的に傾斜状態となっている延在部のいずれか一方の延在部を含む分級部と、を備えた分級システム。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記分級部は、
前記培養部から前記流体を吸入する吸入開口部と、
前記吸入開口部から前記分級部の延在方向に沿って離隔し、かつ、前記第1の細胞凝集塊が排出される排出開口部と、
を有する、請求項1に記載の分級システム。
【請求項3】
前記分級部の傾斜状態の延在部において、延在方向に沿って前記第2の細胞凝集塊の少なくとも一部が往復移動する、請求項2に記載の分級システム。
【請求項4】
前記分級部の傾斜状態の延在部において、
前記第2の細胞凝集塊が往復移動によって前記吸入開口部に向かって流動する第1の流動領域と、
前記第1の流動領域を流動する前記第2の細胞凝集塊によって、前記第1の細胞凝集塊が前記排出開口部に向かって流動する第2の流動領域と、
が形成される、請求項3に記載の分級システム。
【請求項5】
前記分級部は、延在方向が一定に延在する直管部を含む、請求項1に記載の分級システム。
【請求項6】
少なくとも前記直管部は、鉛直方向に対する角度が第1の角度と前記第1の角度とは異なる第2の角度との間で変動可能である、請求項5に記載の分級システム。
【請求項7】
前記分級部は、前記流体が流動可能な屈曲部を有し、前記屈曲部を介して連結された互いに延在方向が異なる第1分級部と第2分級部とを有し、
第1分級部と第2分級部とのいずれか一方が、前記分級部の傾斜状態の延在部となる、請求項1に記載の分級システム。
【請求項8】
前記分級部は、第1の内径を有する小径部と、前記第1の内径よりも大きい第2の内径を有する大径部とを有し、
前記小径部が前記吸入開口部を有し、
前記大径部が前記排出開口部を有する、請求項2に記載の分級システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、細胞凝集塊を分級しつつ回収できる分級システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
吸引管を用いることによって、封止状態を維持して細胞凝集塊を培養容器から吸引管を介して取り出す方法がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2023/013485号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、吸引管を用いる場合には、細胞凝集塊の大きさによって異なる沈降速度を利用する。このため、細胞凝集塊の大きさに応じて、吸引管を介して吸引できる流速が決まり、培養容器からの取り出しに時間を要していた。また、取り出しに要する時間によっては、生産性の低下や、細胞の品質の低下が生ずる場合もある。
【0005】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものである。その目的は、封止状態を維持しつつ、所望の大きさを有する細胞凝集塊を培養容器から短時間で分級できる分級システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による分級システムの特徴は、
細胞凝集塊を含む流体が収容される培養部と、
細胞凝集塊を、所定の直径未満の直径を有する第1の細胞凝集塊と、前記所定の直径以上の直径を有する第2の細胞凝集塊と、に分級する分級部であって、前記流体が延在方向にそって流動しかつ少なくとも一部が鉛直方向に対して傾斜した傾斜状態に可動的になり得る延在部又は固定的に傾斜状態となっている延在部のいずれか一方の延在部を含む分級部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
封止状態を維持しつつ、所望の大きさを有する細胞凝集塊を培養容器から短時間で分級できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態による回収システム100の構成を示す概略図である。
吸引管ノズル130-1内の細胞凝集塊の動きを示す概略図である。
吸引管ノズル130-1の傾きと、循環流量と、回収量と、回収率との関係を示す表である。
第2の実施の形態による回収システム200の構成を示す概略図である。
第3の実施の形態による回収システム300の構成を示す概略図である。
第4の実施の形態による回収システム400の構成を示す概略図である。
第5の実施の形態による回収システム500の構成を示す概略図である。
第6の実施の形態による回収システム600の構成を示す概略図である。
第7の実施の形態による回収システム700の構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<<<<本実施の形態の概要>>>>
以下の分級システムを含むことで、細胞凝集塊を分級しつつ回収できる回収システムを構築できる。
【0010】
<<第1の特徴>>
第1の特徴によれば、
細胞凝集塊を含む流体が収容される培養部(例えば、後述する培養容器110など)と、
細胞凝集塊を、所定の直径未満の直径を有する第1の細胞凝集塊と、前記所定の直径以上の直径を有する第2の細胞凝集塊と、に分級する分級部であって、前記流体が延在方向に沿って流動しかつ少なくとも一部が鉛直方向に対して傾斜した傾斜状態に可動的になり得る延在部又は固定的に傾斜状態となっている延在部のいずれか一方の延在部を含む分級部(例えば、後述する吸引管ノズル130-1、130-2、130-4、130-5など)と、を備えた分級システムが提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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