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公開番号2025133363
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031268
出願日2024-03-01
発明の名称バイオ燃料製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類C12P 7/06 20060101AFI20250904BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】前処理としてのpH調整が不要なバイオ燃料製造方法を提供する。
【解決手段】本開示に係るバイオ燃料製造方法は、陸生由来の原料すなわち陸生バイオマス30と、海洋由来の原料すなわち海洋性バイオマス20と、を混合する工程(ステップS104)と、混合された原料を用いて発酵を行い、エタノールを製造する工程(ステップS105)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
陸生由来の原料と、海洋由来の原料と、を混合する工程と、
混合された原料を用いて発酵を行い、エタノールを製造する工程と、を備える、
バイオ燃料製造方法。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記陸生由来の原料の粒径メジアン径は、300μm以上であり、
前記海洋由来の原料の粒径メジアン径は、100μm以上300μm以下である、
請求項1に記載のバイオ燃料製造方法。
【請求項3】
前記混合する工程に先んじて、前記陸生由来の原料及び前記海洋由来の原料のうち少なくとも一方を除電する工程をさらに備える、
請求項1又は2に記載のバイオ燃料製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バイオ燃料製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
バイオマス燃料を製造する際には、使用するバイオマスの特性に合わせて目的生産物の収率及び速度等の生産性を高めることが求められている。
例えば特許文献1には、陸生バイオマスであるリグノセルロースを用いて、糖化工程を最適な状態に調整する並行副醗酵などの生産性向上のための技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-039295号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、バイオ燃料製造方法に関し、以下の課題を見出した。
特許文献1に開示された技術ではバイオマス原料に応じてpH調整処理を前処理として行っている。しかしながら、ライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment)向上の観点から、前処理としてのpH調整が不要なバイオ燃料製造方法の開発が求められていた。
【0005】
本開示は、このような課題に鑑みなされたものであり、前処理としてのpH調整が不要なバイオ燃料製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための一態様は、
バイオ燃料製造方法であって、
陸生由来の原料と、海洋由来の原料と、を混合する工程と、
混合された原料を用いて発酵を行い、エタノールを製造する工程と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、前処理としてのpH調整が不要なバイオ燃料製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る混合バイオマスの一例の拡大模式図である。
実施の形態に係るバイオ燃料製造方法の一例を示すフローチャートである。
バイオマスの表面電位及び粒子径の一例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。また、理解の容易のため、図面における各部の縮尺は、実際とは異なる場合がある。
【0010】
まず、図1を参照し、本実施の形態に係るバイオ燃料製造方法において使用される混合バイオマス、すなわち本実施の形態に係る混合バイオマスの構成の一例を説明する。本実施の形態に係る混合バイオマス10は、複数のバイオマス原料を用いて製造された混合物であり、エタノール醸造に好適である。混合バイオマスは、図1に示すように、海洋性バイオマス20(20a,20b,20c,20d)及び陸生バイオマス30を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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