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公開番号
2025121299
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016666
出願日
2024-02-06
発明の名称
培養容器および培地交換システム
出願人
日本精工株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250812BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】効率良く培地交換作業を行うことができる培養容器および培地交換システムを提供する。
【解決手段】培養容器10は、培養対象物および流動体を収容可能な複数の収容部と、複数の収容部を連結する連結管と、連結管と連通した格納部を有する接続部と、を備え、接続部は、培養容器10の外部と格納部とが連通した開通状態と、培養容器10の外部と格納部とが遮断された不通状態と、を切り替え可能な開閉部を有する。培地交換システム1は、培養容器10と、接続部が開通状態のとき、収容部に収容された流動体である第一流動体を接続部から吸引可能な吸引装置30と、接続部が開通状態のとき、接続部から収容部に第二流動体を注入可能な注入装置40と、培養容器10を搬送可能であり、培養容器10と吸引装置30および注入装置40とを接続可能な搬送装置20と、少なくとも搬送装置20を制御可能な制御装置50と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
培養対象物の培養に用いられる培養容器であって、
前記培養対象物および流動体を収容可能な複数の収容部と、
前記複数の収容部を連結する連結管と、
前記連結管と連通した格納部を有する接続部と、
を備え、
前記接続部は、前記培養容器の外部と前記格納部とが連通した開通状態と、前記培養容器の外部と前記格納部とが遮断された不通状態と、を切り替え可能な開閉部を有する、
培養容器。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記連結管は、前記培養容器の内部に設けられている、
請求項1に記載の培養容器。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の培養容器と、
前記接続部が前記開通状態のとき、前記収容部に収容された前記流動体である第一流動体を前記接続部から吸引可能な吸引装置と、
前記接続部が前記開通状態のとき、前記接続部から前記収容部に第二流動体を注入可能な注入装置と、
前記培養容器を搬送可能であり、前記培養容器と前記吸引装置および前記注入装置とを接続可能な搬送装置と、
少なくとも前記搬送装置を制御可能な制御装置と、
を備える、
培地交換システム。
【請求項4】
前記吸引装置は、内部に前記第一流動体の流路を有する中空の第一針状部を有し、
前記注入装置は、内部に前記第二流動体の流路を有する中空の第二針状部を有し、
前記搬送装置は、
前記開閉部に前記第一針状部を貫通させることによって前記培養容器と前記吸引装置とを接続し、
前記開閉部に前記第二針状部を貫通させることによって前記培養容器と前記注入装置とを接続する、
請求項3に記載の培地交換システム。
【請求項5】
前記開閉部は、シリコーンゴムで形成されている、
請求項4に記載の培地交換システム。
【請求項6】
前記開閉部は、
前記第一針状部又は前記第二針状部が前記開閉部を貫通したときに前記開通状態になり、
前記第一針状部又は前記第二針状部が前記開閉部から引き抜かれたときに前記不通状態になる、
請求項5に記載の培地交換システム。
【請求項7】
前記吸引装置は、
前記培養容器から吸引した前記第一流動体を収容する第一容器部と、
前記吸引装置と前記開通状態の前記培養容器とが接続されているとき、前記培養容器から前記第一容器部に前記第一流動体を送る第一ポンプと、
を備え、
前記注入装置は、
前記培養容器へ注入する前記第二流動体を収容する第二容器部と、
前記注入装置と前記開通状態の前記培養容器とが接続されているとき、前記第二容器部から前記培養容器に前記第二流動体を送る第二ポンプと、
を備え、
前記制御装置は、前記第一ポンプおよび前記第二ポンプを制御可能である、
請求項3に記載の培地交換システム。
【請求項8】
前記吸引装置が前記培養容器から吸引した前記第一流動体の量を取得可能な第一取得部と、
前記注入装置が前記培養容器に注入した前記第二流動体の量を取得可能な第二取得部と、
を備え、
前記制御装置は、
前記第一取得部の取得結果に基づいて前記第一ポンプを制御し、
前記第二取得部の取得結果に基づいて前記第二ポンプを制御する、
請求項7に記載の培地交換システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、培養容器および培地交換システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、再生医療領域における研究開発では、人の手作業によって行う実験が一般的であり、実験を効率化および省力化するため、各実験装置の自動化が求められる。
【0003】
再生医療領域における細胞培養実験では、一般的に人の手作業によって行われている実験作業として、培養容器に収容された培地を交換する培地交換作業がある。培地は、細胞が成長するために必要な栄養素等を細胞に供給するためものであり、溶液状の培養液等を示す。細胞培養実験において、培養対象である細胞は、培地と共に培養容器に収容され、培養される。培養容器は、例えば、細胞を収容可能なウェルを備えたウェルプレートである。
【0004】
細胞培養実験では、細胞が栄養分を使い、細胞の代謝産物が多くなった培地を新しい培地に交換する培地交換作業が必要になる。手作業で培地交換作業を行う場合、実験作業者は、例えば、ウェルから古い培地をピペットで吸引して除去し、ウェルに新たな培地をピペットで注入して培地交換作業を行う。
【0005】
また、培地交換作業は、1日から2日に1回の頻度で行う必要がある場合や、夜中に行う必要がある場合があり、手作業で培地交換作業を行う場合、実験作業者は多大な労力を要する虞がある。そのため、培地交換作業の自動化が求められる。
【0006】
培地交換作業を行うための培地交換装置として、特許文献1に記載のある培地交換装置がある。特許文献1に記載のある培地交換装置は、培地を吸引する培地吸引部と、培地吸引部を移動させる搬送装置と、培地吸引部の培地接触部を交換する吸引部交換装置と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2004-57118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載のある培地交換装置は、複数のウェルに対して培地交換作業を行う場合、ウェルと、古い培地の廃棄場所又は新しい培地の貯蔵場所との間を培地吸引部(電動ピペット等)が往復する動作をウェル毎に行う必要があり、培地交換作業に時間がかかる虞がある。
【0009】
上記事情を踏まえ、本発明は、効率良く培地交換作業を行うことができる培養容器および培地交換システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の培養容器は、培養対象物の培養に用いられる培養容器であって、前記培養対象物および流動体を収容可能な複数の収容部と、前記複数の収容部を連結する連結管と、前記連結管と連通した格納部を有する接続部と、を備え、前記接続部は、前記培養容器の外部と前記格納部とが連通した開通状態と、前記培養容器の外部と前記格納部とが遮断された不通状態と、を切り替え可能な開閉部を有する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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