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公開番号2025112231
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006438
出願日2024-01-18
発明の名称血小板の製造装置の設計方法
出願人佐竹マルチミクス株式会社
代理人個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250724BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】往復動撹拌翼を用いた血小板の製造装置において、大スケールの製造装置を設計する際、小スケールの製造装置の形状に基づき、幾何学的相似条件を満たすように大きくすることにより、血小板の生産効率が低下しない血小板の製造装置の設計方法を提供する。
【解決手段】本発明の血小板の製造装置の設計方法は、往復動撹拌翼3により撹拌される、所定の血小板の生産効率となるように設計された所定の範囲内の生産容量の基礎となる撹拌装置の形状に基づき、往復動撹拌翼により撹拌される、前記所定の範囲内よりも多い所定の生産容量の新たな撹拌装置を設計する際に、基礎となる撹拌装置の形状から、新たな撹拌装置の形状を、幾何学的相似条件を満たすように大きくするよう設計すると共に、基礎となる撹拌装置に設けられた撹拌翼よりも上部に、新たな撹拌翼4を追加するように設計することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
往復動撹拌翼により撹拌される、所定の血小板の生産効率となるように設計された所定の範囲内の生産容量の基礎となる撹拌装置の形状に基づき、
往復動撹拌翼により撹拌される、前記所定の範囲内よりも多い所定の生産容量の新たな撹拌装置を設計する際に、
前記基礎となる撹拌装置の形状を基に、前記新たな撹拌装置の形状を、幾何学的相似条件を満たすように大きくするよう設計すると共に、
前記基礎となる撹拌装置に設けられた撹拌翼よりも上部に、新たな撹拌翼を追加するように設計することを特徴とする血小板の製造装置の設計方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
上記基礎となる撹拌装置が、他の撹拌装置に基づいて設計されたものである場合、上記新たな撹拌装置は、上記基礎となる撹拌装置、又は、上記他の撹拌装置に基づいて設計されることを特徴とする請求項1に記載の血小板の製造装置の設計方法。
【請求項3】
上記基礎となる撹拌装置が、他の撹拌装置に基づき設計され、かつ、該他の撹拌装置が、更に他の撹拌装置に基づき設計されるなど、連続した複数の撹拌装置により設計されてきたものである場合、
上記新たな撹拌装置は、上記基礎となる撹拌装置、又は、上記他の撹拌装置にいずれかにより設計されることを特徴とする請求項1に記載の血小板の製造装置の設計方法。
【請求項4】
前記撹拌装置の形状は、
培養容器の形状と、
撹拌翼の数と大きさと駆動軸に固定される位置とからなる撹拌手段の形状と、からなることを特徴とする請求項1に記載の血小板の製造装置の設計方法。
【請求項5】
前記所定の範囲内の生産容量は、
所定の生産容量の小スケール撹拌装置と、
該小スケール撹拌装置の形状を基に、幾何学的相似条件のみを満たすように大きくするよう設計された、複数の前記所定の生産容量より多い生産量の大スケール撹拌装置との
液レベルに対する、フロー状態、又は、乱流エネルギー、又は、せん断応力から、設定されることを特徴とする請求項1に記載の血小板の製造装置の設計方法。
【請求項6】
前記所定の範囲内の生産容量は、0Lより大きく、3L以下の範囲内であり、
前記所定の範囲内よりも多い所定の生産容量は、8L以上であることを特徴とする請求項1に記載の血小板の製造装置の設計方法。
【請求項7】
前記追加される撹拌翼は、その下の撹拌翼に対して交叉するように、駆動軸に固定された楕円翼又は、矩形翼であることを特徴とする請求項1に記載の血小板の製造装置の設計方法。
【請求項8】
前記追加される撹拌翼の長径の方向は、その下の撹拌翼の長径の方向に対して、所定の範囲内に交叉するよう設けられることを特徴とする請求項1に記載の血小板の製造装置の設計方法。
【請求項9】
前記追加される撹拌翼が複数の場合、前記追加される各撹拌翼の長径の方向は、それぞれその下の撹拌翼の長径の方向に対して、それぞれ所定の範囲内に交叉するように設けられることを特徴とする請求項1に記載の血小板の製造装置の設計方法。
【請求項10】
前記基礎となる撹拌装置の撹拌翼が複数の場合、最下段の撹拌翼を除く各撹拌翼の長径の方向が、それぞれ下の撹拌翼の長径の方向に対して、それぞれ所定の範囲内に交叉して設けられると共に、
前記追加される撹拌翼の長径の方向が、その下の撹拌翼の長径の方向に対して、所定の範囲内に交叉して設けられることを特徴とする請求項1に記載の血小板の製造装置の設計方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、血小板の製造装置(生産装置)の設計方法であり、特に、往復動撹拌翼を用いた、血小板の製造装置(撹拌装置)において、小スケールの製造装置に基づき、生産容量をスケールアップした大スケールの製造装置を設計する方法に関するものである。
続きを表示(約 870 文字)【背景技術】
【0002】
(1.従来の血小板の製造装置の説明)
【0003】
培養した巨核球細胞から血小板を製造(生産)する方法が開発され、また、培養容器内に配置した撹拌翼を用いて、該撹拌翼を往復動させて培養液を撹拌しながら巨核球細胞を培養することによって、血小板の生産効率(又は、血小板数)を高くすることができることが分かっている。
【0004】
また、巨核球細胞の培養においては、培養容器内の乱流エネルギーやせん断応力等が非常にかかわりを持ち、これら乱流エネルギー等が、最適な血小板の生産効率となるような所定の乱流エネルギー等となるように、往復動撹拌翼の数や形状や、駆動軸に対する固定位置等が設定される。
【0005】
例えば、図5は、血小板の生産効率を高くするように設定された、往復動撹拌装置を示す。1は、例えば、有底の円筒状の培養容器、2は、前記培養容器内に垂設、又は、横設された往復動する駆動軸、3は、前記駆動軸2に、1つ、又は、所定の距離離間して、複数段に設けられた往復動撹拌翼を示す。
【0006】
また、前記駆動軸2は、図示しない往復動駆動装置により、軸方向に、例えば、上下方向や、又は、左右方向に往復動するように設けられる。
【0007】
なお、前記各撹拌翼3の形状は、特に限定はないが、例えば、円形状、楕円形状、矩形状等、様々な形状の板体からなり、また、平板状の板体の他、板体の途中で折れ曲がった板体もある。
【0008】
また、前記各撹拌翼3は、前記駆動軸2の往復方向に対して、その面が垂直となるように設けられる以外に、所定の角度、傾斜して設けられる場合もある。
【0009】
また、前記撹拌翼3に、1又は、複数の開口部が形成される場合もある。
【0010】
(2.小スケールの撹拌装置から大スケールの撹拌装置を設計する方法)
(【0011】以降は省略されています)

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