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公開番号
2025069610
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179426
出願日
2023-10-18
発明の名称
培養シート
出願人
株式会社アテクト
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
C12M
1/34 20060101AFI20250423BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】検体以外の微生物又は異物等により、培地層が汚染されることを抑制できる培養シートを提供する。
【解決手段】培養シートは、基材、培地層、及びカバー部材を有する。培養シートは、基材及びカバー部材によって取り囲まれるように形成され、培地層が配置される培養空間と、培養空間に被検液を供給するための供給孔と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材、培地層、及びカバー部材を有する培養シートであって、
前記基材及び前記カバー部材によって取り囲まれるように形成され、前記培地層が配置される培養空間と、
前記培養空間に被検液を供給するための供給孔と、を有する、培養シート。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記基材は、第1表面に凹部を有し、
前記カバー部材は、前記第1表面において前記凹部を覆うように設けられ、
前記培養空間は、前記凹部及び前記カバー部材によって形成され、
前記培地層は、前記凹部に設けられている、請求項1に記載の培養シート。
【請求項3】
前記基材は、前記第1表面とは反対側の第2表面に、前記凹部の形状に対応する凸形状を有する、請求項2に記載の培養シート。
【請求項4】
前記供給孔は、前記カバー部材に設けられている、請求項1~3のいずれか1項に記載の培養シート。
【請求項5】
前記供給孔は、平面視において、前記カバー部材のうちの前記培地層に対向していない位置に設けられている、請求項4に記載の培養シート。
【請求項6】
前記基材と前記カバー部材とは、前記培地層が露出するように剥離可能に積層されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の培養シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、微生物を培養する際に用いられる培養シートに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
微生物検査等を簡便に行うために、基材シートに培地層を設けた培養シートを用いることが知られている。培養シートには、培養中の培地層に、検体以外の微生物や異物等が混入することを防止する等の観点から、培地層を覆うカバーシートが設けられている(例えば、特許文献1及び2)。このような培養シートで培養を行う際には、カバーシートを開いて培地層を露出させ、露出した培地層に被検液を接種した後、カバーシートを閉じて培地層を被覆した状態で培養が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-153501号公報
特開2022-29737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
培地層に被検液を接種するにあたりカバーシートを開いて培地層を露出させると、検査者の手袋等に付着した微生物又は異物等が培地層に落下し、培地層が汚染される(コンタミネーションが発生する)おそれがある。汚染された培地層を含む培養シートで培養を行うと、目的とする検体以外の微生物が培養され、培養結果の誤判定を引き起こす原因となり得る。
【0005】
本発明は、検体以外の微生物又は異物等により、培地層が汚染されることを抑制できる培養シートの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
〔1〕 基材、培地層、及びカバー部材を有する培養シートであって、
前記基材及び前記カバー部材によって取り囲まれるように形成され、前記培地層が配置される培養空間と、
前記培養空間に被検液を供給するための供給孔と、を有する、培養シート。
〔2〕 前記基材は、第1表面に凹部を有し、
前記カバー部材は、前記第1表面において前記凹部を覆うように設けられ、
前記培養空間は、前記凹部及び前記カバー部材によって形成され、
前記培地層は、前記凹部に設けられている、〔1〕に記載の培養シート。
〔3〕 前記基材は、前記第1表面とは反対側の第2表面に、前記凹部の形状に対応する凸形状を有する、〔2〕に記載の培養シート。
〔4〕 前記供給孔は、前記カバー部材に設けられている、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の培養シート。
〔5〕前記供給孔は、平面視において、前記カバー部材のうちの前記培地層に対向していない位置に設けられている、〔4〕に記載の培養シート。
〔6〕 前記基材と前記カバー部材とは、前記培地層が露出するように剥離可能に積層されている、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の培養シート。
【発明の効果】
【0007】
本発明の培養シートによれば、検体以外の微生物又は異物等により、培地層が汚染されることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る培養シートを模式的に示す斜視図である。
図1のI-I’線の断面を模式的に示す断面図である。
本発明の他の実施形態に係る培養シートを模式的に示す断面図である。
本発明の他の実施形態に係る培養シートを模式的に示す断面図である。
本発明の他の実施形態に係る培養シートを模式的に示す断面図である。
本発明の他の実施形態に係る培養シートを模式的に示す断面図である。
本発明の他の実施形態に係る培養シートを模式的に示す斜視図である。
本発明の他の実施形態に係る培養シートを模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態で説明する培養シートは、基材、培地層、及びカバー部材を有する。培養シートは、基材及びカバー部材に取り囲まれるように形成され、培地層が配置される培養空間を有する。培養シートはさらに、培養空間に被検液を供給するための供給孔を有する。被検液は通常、検体と液体(例えば、水)を含む。
【0010】
培養シートの培地層は、培養しようとする微生物である検体が培養される領域である。培養シートでは、培地層に被検液を接種することによって培養が行われる。培養シートは、基材及びカバー部材によって取り囲まれる培養空間に培地層が配置されている。そのため、培養シートの使用前においても、培地層は、検体以外の微生物又は異物(以下、「検体以外の微生物等」ともいう。)によって汚染されにくくなっている。
(【0011】以降は省略されています)
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