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公開番号2025059703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169957
出願日2023-09-29
発明の名称細胞剥離装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250403BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】 細胞の培養容器の位置を保持するだけでなく、位置を変更可能にすることで、上記課題を解決する細胞剥離装置を提供すること。
【解決手段】 培養基材の培養面に付着した細胞を、前記培養面に振動を付与することによって、前記培養面から剥離する細胞剥離装置であって、前記振動を発生させる振動子を含む振動部と、前記振動子に対する前記培養基材の水平方向の位置を変更可能なように、前記培養基材を保持する第一の保持部と、を有する細胞剥離装置。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
培養基材の培養面に付着した細胞を、前記培養面に振動を付与することによって、前記培養面から剥離する細胞剥離装置であって、
前記振動を発生させる振動子を含む振動部と、
前記振動子に対する前記培養基材の水平方向の位置を変更可能なように、前記培養基材を保持する第一の保持部と、を有する細胞剥離装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記培養基材の鉛直方向の位置を保持する第二の保持部を有する、請求項1に記載の細胞剥離装置。
【請求項3】
前記第二の保持部は錘である、請求項2に記載の細胞剥離装置。
【請求項4】
前記錘は複数の錘を含み構成される、請求項3に記載の細胞剥離装置。
【請求項5】
前記錘は、前記第一の保持部に吊り下げられている、請求項3に記載の細胞剥離装置。
【請求項6】
前記第二の保持部は、前記培養基材と前記振動子の距離を近づけるように加圧する加圧手段を有する、請求項2に記載の細胞剥離装置。
【請求項7】
前記第一の保持部は、前記培養基材と篏合するための篏合部を有する、請求項1に記載の細胞剥離装置。
【請求項8】
前記第一の保持部を、前記振動子の振動面に対して垂直な方向を軸として回動可能な回動機構を備える、請求項1に記載の細胞剥離装置。
【請求項9】
前記回動機構は、螺子を回転させる振動アクチュエータを有する、請求項8に記載の細胞剥離装置。
【請求項10】
前記振動子に対する前記培養基材の水平方向の位置を制御する位置制御部を有する、請求項1に記載の細胞剥離装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は細胞剥離装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
医療分野では治療や研究開発のために細胞などを培養プレートやディッシュ(シャーレ)などの容器の底面で培養して使うことがある。しかし、接着細胞は容器の底面と接着している。そのため、接着細胞を培養容器から剥離させて取り出すことが必要である。
【0003】
特許文献1は、生細胞群の中の所望の生細胞を、超音波の照射によって、容器の壁表面から剥離させる剥離手段を備えた細胞分離装置を開示する。
【0004】
特許文献2は、培養の際に発生する気泡を、培養容器を振動することによって除去する加振装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-92857号公報
特開2015-43751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らは、上記特許文献1、2における細胞分離装置、加振装置について課題を見出した。すなわち、特許文献1における細胞分離装置は、容器を固定する構成がないため、超音波の照射により発生した振動によって容器の位置が変動し、細胞を剥離できなくなる場合がある。
【0007】
また、特許文献2の加振装置は、培養容器を保持するために培養容器の鉛直方向を付勢して培養容器を保持する構成の開示がある。しかし、本発明者らの検討によると、本構成では振動を付与するための適切な位置が変化することを見出した。すなわち、振動の付与を続けると振幅のピーク位置が変化したり、振動モードを変更すると、振幅のピーク位置が変化することがある。その結果、培養容器の位置をある特定の位置のみに保持する構成だと、細胞が剥離しにくい、細胞が損傷して生存率が低下する、といったことが生じうる。
【0008】
そこで本発明は、細胞の培養容器の位置を保持するだけでなく、位置を変更可能にすることで、上記課題を解決する細胞剥離装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る細胞剥離装置は、培養基材の培養面に付着した細胞を、前記培養面に振動を付与することによって、前記培養面から剥離する細胞剥離装置であって、前記振動を発生させる振動子を含む振動部と、前記振動子に対する前記培養基材の水平方向の位置を変更可能なように、前記培養基材を保持する第一の保持部と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る細胞剥離装置によれば、培養容器の位置を保持するだけでなく、位置を変更可能にすることで、培養容器が適切な位置に配置され、その位置で保持されるため、適切な振動が付与される。その結果、細胞が剥離しにくくなるようなことが生じづらく、細胞の生存率が低下しにくい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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