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公開番号
2025096850
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212794
出願日
2023-12-18
発明の名称
記録装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B41J
29/377 20060101AFI20250623BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】メディアを適切に切断できる記録装置を提供する。
【解決手段】記録装置1は、記録媒体2を搬送方向に搬送する搬送部3と、記録媒体2の記録面に液体を放出することにより画像を記録する記録部30と、記録部30に対して搬送方向の下流側に配置され、画像を加熱して記録面に定着させる定着部200と、定着部200に対して搬送方向の下流側に配置され、記録媒体2を切断する切断部500と、搬送方向の上流側から下流側に向けて、且つ記録媒体2の記録面に向けて送風する送風部100と、送風部100の風量を制御する制御部と、を備え、制御部は、定着部200による画像の定着が終了した後から切断部500による切断動作までの送風部の単位時間当たりの送風量を、記録部30による記録動作時の送風部の単位時間当たりの送風量より大きく制御する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
記録媒体の記録面に液体を吐出することにより画像を記録する記録部と、
前記記録部に対して前記搬送方向の下流側に配置され、前記画像を加熱して前記記録面に定着させる定着部と、
前記定着部に対して前記搬送方向の下流側に配置され、記録媒体を切断する切断部と、
前記搬送方向の上流側から下流側に向けて、且つ記録媒体の前記記録面に向けて送風する送風部と、
前記送風部の風量を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記定着部による前記画像の定着が終了した後から前記切断部による切断動作までの前記送風部の単位時間当たりの送風量を、前記記録部による記録動作時の前記送風部の単位時間当たりの送風量より大きく制御することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
記録媒体の記録面に液体を吐出することにより画像を記録する記録部と、
前記記録部に対して前記搬送方向の下流側に配置され、前記画像を加熱して前記記録面に定着させる定着部であって、前記画像の定着が終了した記録媒体が通過する開口を有する定着部と、
前記定着部に対して前記搬送方向の下流側に配置され、記録媒体を切断する切断部と、
前記搬送方向の上流側から下流側に向けて、且つ記録媒体の前記記録面に向けて送風する送風部と、
前記送風部の風量を制御する制御部と、
を備え、
前記定着部の前記開口の開口面積は、前記画像の定着中は第1面積であり、前記画像の定着が終了してから前記切断部による切断動作までの間は前記第1面積より大きい第2面積となることを特徴とする記録装置。
【請求項3】
前記画像の前記搬送方向における上流端が、前記定着部の前記搬送方向における下流端に到達した後から前記切断部による切断動作までの前記送風部の単位時間当たりの送風量を、前記記録部による記録動作時の前記送風部の単位時間当たりの送風量より大きく制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項4】
前記画像の前記搬送方向における上流端が、前記定着部の前記搬送方向における下流端に到達した後から前記切断部による切断動作までの間、前記開口の開口面積が前記第1面積より大きい前記第2面積となることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項5】
前記送風部は、前記記録部に対して前記搬送方向の上流側から送風し、
前記記録部から前記切断部まで、前記搬送方向に沿って空気が流れる流路が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
【請求項6】
前記送風部は、前記記録装置の外部から取り込んだ空気を前記記録面に向けて送風することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
【請求項7】
前記定着部は、ファンと、前記ファンが送風する空気を加熱する加熱源と、を有し、
前記制御部は、前記定着部の前記ファンの風量を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記画像の定着が終了した後から前記切断動作までの間に、前記定着部
の前記ファンと前記加熱源を停止することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記画像の定着が終了した後から前記切断動作までの間に、前記加熱源を停止し、前記ファンを継続して駆動することを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項10】
前記切断部は、前記搬送方向と交差する方向に走査可能に構成された刃を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
シート状の記録媒体に対してインク等の液体を吐出して文字や画像を記録する記録装置として、インクジェット記録装置が知られている。特許文献1には、記録媒体にエマルジョンインクを吐出し、乾燥定着させる構成が開示されている。
【0003】
図12は、比較例に係る記録装置6000の構成を示す模式的断面図である。記録装置6000は、記録動作において、ヘッド6004を走査させながら記録媒体であるメディア6002上にインクを付与する。インクが付与されたメディア6002は、定着ユニット6200へと搬送される。定着ユニット6200では、メディア6002に生成した温風が吹き付けられ、付与されたインクは、エマルジョンが膜化してメディア6002上に定着する。また、記録装置6000にはヘッド6004から吐出されてメディア6002に着弾したインクを早期に乾燥させるためのプラテン送風ユニット6100が設けられている。プラテン送風ユニット6100は、メディア6002の搬送方向において、ヘッド6004の上流側から下流側に向かって送風する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第9987858号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
記録装置6000において、定着動作を終えた後にメディア6002をカットするためのカッター6400がヘッド6004に対して搬送方向下流側に設けられている。カッター6400は、搬送方向と直交する方向に走査してメディア6002をカットする。しかし、メディア6002がクロス紙、クリアフィルムやビニル等の熱に弱い記録媒体である場合、定着動作によってメディア6002の温度は上昇し柔らかくなる。このようなメディア6002を定着動作直後にカットしようとすると、メディア6002が曲がってしまい直線状にカットできないおそれがある。また、メディア6002が熱で柔らかくなっているため、そもそもカッター6400がメディア6002に突入できずにカットできないおそれもある。
【0006】
本発明は、上述の課題を鑑みてなされたものであり、メディアを適切に切断できる記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の目的を達成するため、本発明の記録装置は、
記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
記録媒体の記録面に液体を吐出することにより画像を記録する記録部と、
前記記録部に対して前記搬送方向の下流側に配置され、前記画像を加熱して前記記録面に定着させる定着部と、
前記定着部に対して前記搬送方向の下流側に配置され、記録媒体を切断する切断部と、
前記搬送方向の上流側から下流側に向けて、且つ記録媒体の前記記録面に向けて送風する送風部と、
前記送風部の風量を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記定着部による前記画像の定着が終了した後から前記切断部による切断動作までの前記送風部の単位時間当たりの送風量を、前記記録部による記録動作時の前記送風部の単位時間当たりの送風量より大きく制御することを特徴とする。
また、上述の目的を達成するため、本発明の記録装置は、
記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
記録媒体の記録面に液体を吐出することにより画像を記録する記録部と、
前記記録部に対して前記搬送方向の下流側に配置され、前記画像を加熱して前記記録面に定着させる定着部であって、前記画像の定着が終了した記録媒体が通過する開口を有する定着部と、
前記定着部に対して前記搬送方向の下流側に配置され、記録媒体を切断する切断部と、
前記搬送方向の上流側から下流側に向けて、且つ記録媒体の前記記録面に向けて送風する送風部と、
前記送風部の風量を制御する制御部と、
を備え、
前記定着部の前記開口の開口面積は、前記画像の定着中は第1面積であり、前記画像の定着が終了してから前記切断部による切断動作までの間は前記第1面積より大きい第2面積となることを特徴とする記録装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、メディアを適切に切断できる記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る記録装置の構成を示す模式的断面図である。
第1実施形態に係る定着ユニットの開口を示す模式的正面図である。
第1実施形態に係るカッターの構成を示す斜視図である。
第1実施形態に係るカッターの周辺部の構成を示す平面図である。
第1実施形態に係る記録装置の制御系の構成を示すブロック図である。
第1実施形態に係るカット適正温度を示す温度テーブルである。
第1実施形態に係るプリント動作のフローチャートである。
第1実施形態に係るメディア冷却時の記録装置を示す模式的断面図である。
第1実施形態に係る経過時間ごとのメディア温度を示すテーブルである。
第2実施形態におけるカット処理を示すフローチャートである。
第2実施形態に係る記録装置の構成を示す模式的断面図である。
比較例に係る記録装置の構成を示す模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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