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公開番号2025105458
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2024188547
出願日2024-10-25
発明の名称画像処理装置、方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/62 20060101AFI20250703BHJP(電気通信技術)
要約【課題】色変換方法の設定と、該設定された色変換方法の画像データへの適用を適切に実行する画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、入力された画像データの表す画像上で、画像データの色変換方法の設定に使用する第1領域と、前記色変換方法の設定に使用しない第2領域とを設定する領域設定手段と、前記領域設定手段による設定の結果、前記画像上に前記第1領域と前記第2領域とが含まれる場合、前記領域設定手段により設定された前記第1領域の画像データに基づいて、前記色変換方法を設定する色変換方法設定手段と、前記画像上の前記第1領域と、前記第2領域の少なくとも一部とを含む領域に対して適用する色変換方法として、前記色変換方法設定手段により設定された前記色変換方法を決定し、当該決定された色変換方法を用いて色変換後の画像データを生成する生成手段とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
入力された画像データの表す画像上で、画像データの色変換方法の設定に使用する第1領域と、前記色変換方法の設定に使用しない第2領域とを設定する領域設定手段と、
前記領域設定手段による設定の結果、前記画像上に前記第1領域と前記第2領域とが含まれる場合、
前記領域設定手段により設定された前記第1領域の画像データに基づいて、前記色変換方法を設定する色変換方法設定手段と、
前記画像上の前記第1領域と、前記第2領域の少なくとも一部とを含む領域に対して適用する色変換方法として、前記色変換方法設定手段により設定された前記色変換方法を決定し、当該決定された色変換方法を用いて色変換後の画像データを生成する生成手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記画像上で、前記色変換方法設定手段により設定された前記色変換方法を適用する第3領域と、前記色変換方法を適用しない第4領域とを設定する第2領域設定手段、をさらに備え、
前記第2領域設定手段による設定の結果、前記画像上に前記第3領域が含まれる場合、
前記生成手段は、前記第2領域設定手段により設定された前記第3領域に対して適用する色変換方法として、前記色変換方法設定手段により設定された前記色変換方法を決定し、当該決定された色変換方法を用いて色変換後の画像データを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記第2領域設定手段による設定の結果、前記画像上に前記第4領域が含まれる場合、
前記生成手段は、前記第2領域設定手段により設定された前記第4領域に対して適用する色変換方法として、前記色変換方法設定手段により設定された前記色変換方法とは異なる色変換方法を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記色変換方法設定手段により設定された前記色変換方法は、前記第4領域に対して適用する色変換方法として決定されないことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記第4領域の画像データに基づいて第2色変換方法を設定する第2色変換方法設定手段、をさらに備え、
前記生成手段は、前記第4領域に対して適用する色変換方法として、前記第2色変換方法設定手段により設定された前記第2色変換方法を決定し、当該決定された前記第2色変換方法を用いて色変換後の画像データを生成することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記第4領域は、連続的に階調が変化する領域であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記第1領域は、前記第3領域に含まれることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記第1領域と前記第4領域は互いに異なる領域であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記第2領域は、前記第1領域に隣接する領域であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記入力された画像データは、低解像度に解像度変換された後、元の解像度に解像度変換された画像データであり、
前記第2領域は、元の解像度に解像度変換されたことにより生じる領域を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガマットマッピングを実行可能な画像処理装置、方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
所定の色空間で記述されたデジタル原稿を受け取り、その色空間中の各色についてプリンタで再現可能な色再現域へのマッピングを行い、出力を行うプリンタが知られている。例えば、原稿内のオブジェクトを識別し、グラフィック領域には「測色的」なマッピングを行い、写真領域には「知覚的」なマッピングを行う方法が知られている。しかしながら、オブジェクトの識別は非常に困難であり、特に複数のオブジェクトが重なる場合は、領域がマージされ、マージされたオブジェクトに合ったマッピングが選択されていた。
【0003】
特許文献1には、記録対象の原稿データを解析し、原稿データを複数の部分原稿データに分割することが記載されている。そして、部分原稿データ毎に部分原稿に含まれる画素値と記録時の色再現域(色域)とに基づいて、部分原稿に対する印刷色再現域へのカラーマッピング方法(色変換方法)を設定して色変換することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-60805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
色変換方法を設定するための領域と、設定された色変換方法を適用する領域とが一致していると、必要のない色を考慮して色変換方法が設定される場合があり、結果、適切な色変換結果が得られないことがある。そのため、色変換方法の設定と、該設定された色変換方法の画像データへの適用についてさらなる工夫が求められる。
【0006】
本発明は、色変換方法の設定と、該設定された色変換方法の画像データへの適用を適切に実行する画像処理装置、方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理装置は、入力された画像データの表す画像上で、画像データの色変換方法の設定に使用する第1領域と、前記色変換方法の設定に使用しない第2領域とを設定する領域設定手段と、前記領域設定手段による設定の結果、前記画像上に前記第1領域と前記第2領域とが含まれる場合、前記領域設定手段により設定された前記第1領域の画像データに基づいて、前記色変換方法を設定する色変換方法設定手段と、前記画像上の前記第1領域と、前記第2領域の少なくとも一部とを含む領域に対して適用する色変換方法として、前記色変換方法設定手段により設定された前記色変換方法を決定し、当該決定された色変換方法を用いて色変換後の画像データを生成する生成手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、色変換方法の設定と、該設定された色変換方法の画像データへの適用を適切に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像処理装置の構成を示すブロック図である。
記録ヘッド周辺の構成を示す図である。
原稿データの印刷処理を示すフローチャートである。
部分画像データを説明するための図である。
色変換処理を示すフローチャートである。
画像データを示す図である。
色縮退補正を説明するための図である。
領域の設定処理を説明するための図である。
第1領域と第2領域を説明するための図である。
色変換テーブルの作成処理を示すフローチャートである。
画像データを示す図である。
色変換処理を示すフローチャートである。
第1~第4領域を説明するための図である。
UI画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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