TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025100254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217492
出願日2023-12-23
発明の名称現像剤収容装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250626BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】現像剤が存在する領域を封止するために複数のシール部材を用いる構成において、封止性能の信頼性を高める。
【解決手段】現像剤収容装置10は、第1のシール部材4と、第2のシール部材3と、を有し、第1のシール部材4は、重ね端部420の少なくとも一部が第2のシール部材3に重ねられた状態で第1の部材11と第2の部材141との間に挟まれるように配置され、第1のシール部材4の重ね端部420は、第1の稜線401と、第2の稜線402と、第3の稜線403と、第4の稜線404と、を備え、第2の稜線402及び第4の稜線404のうちの少なくとも1つの稜線の少なくとも一部が、第2のシール部材3上にある状態で第2のシール部材3と第2の部材141との間に挟まれている構成とされる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
現像剤を収容する現像剤収容部を形成する第1の部材及び第2の部材と、
第1の方向に延在し、前記現像剤収容部を封止する第1のシール部材と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に延在し、前記現像剤収容部を封止する第2のシール部材と、
を有し、
前記第1のシール部材は、前記第1の方向における一端部である重ね端部の少なくとも一部が、前記第2のシール部材に重ねられた状態で前記第1の部材と前記第2の部材との間に挟まれるように配置され、
前記第1のシール部材の前記重ね端部は、前記第1の方向及び前記第2の方向と略直交する方向から見た場合に、(a)前記現像剤収容部と接し、前記第1の方向に沿って延在する第1の稜線と、(b)前記第1の稜線に連なり、前記第1の方向と略直交する方向において前記現像剤収容部から離れるように前記第1の稜線と交差する方向に延在する第2の稜線と、(c)前記第2の稜線に連なり、前記第1の方向に沿って延在する第3の稜線と、(d)前記第3の稜線に連なり、前記第1の方向と略直交する方向において前記現像剤収容部から離れるように前記第3の稜線と交差する方向に延在する第4の稜線と、を備え、前記第1の方向において前記第4の稜線は前記第2の稜線よりも前記重ね端部の先端側に位置し、
前記第1の方向及び前記第2の方向と略直交する方向から見た場合に、前記第2の方向と略直交する方向において、前記第2の稜線における前記重ね端部の最も先端側にある位置と前記第4の稜線における前記重ね端部の最も先端側にある位置との間の距離は、前記第2のシール部材の前記第1のシール部材が重ねられる領域における幅よりも小さく、
前記第1のシール部材の前記重ね端部は、前記第1の方向及び前記第2の方向と略直交する方向から見た場合に、前記第2の稜線及び前記第4の稜線のうちの少なくとも1つの稜線の少なくとも一部が、前記第2のシール部材上にある状態で前記第2のシール部材と前記第2の部材との間に挟まれていることを特徴とする現像剤収容装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第2のシール部材は、前記第1の方向及び前記第2の方向と略直交する方向から見た場合に、前記第1の方向において前記少なくとも1つの稜線と対向する少なくとも一部の領域において、前記第2の部材に密着することを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容装置。
【請求項3】
前記第2の稜線及び前記第4の稜線は、それぞれ前記第1の方向と略直交する方向に延在することを特徴とする請求項1の現像剤収容装置。
【請求項4】
前記第1の方向が重力方向に沿うように配置され、前記重ね端部が重力方向の下方の端部であることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容装置。
【請求項5】
前記第2の稜線及び前記第4の稜線のうちの少なくとも1つは、前記第1の方向と略直交する方向において前記現像剤収容部から離れるほど重力方向の上方に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の現像剤収容装置。
【請求項6】
前記第1の方向と前記第2の方向とは略直交することを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容装置。
【請求項7】
現像剤を収容する現像剤収容部を形成する第1の部材及び第2の部材と、
第1の方向に延在し、前記現像剤収容部を封止する第1のシール部材と、
前記第1の方向と交差する第2の方向に延在し、前記現像剤収容部を封止する第2のシール部材と、
を有し、
前記第1のシール部材は、前記第1の方向における一端部である重ね端部の少なくとも一部が、前記第2のシール部材に重ねられた状態で前記第1の部材と前記第2の部材との間に挟まれるように配置され、
前記第1のシール部材の前記重ね端部は、前記第1の方向及び前記第2の方向と略直交する方向から見た場合に、前記第1の方向と交差する方向に延在する稜線である封止稜線を複数有し、
複数の前記封止稜線は、前記第1のシール部材の前記第1の方向に沿って延在する稜線であって前記現像剤収容部と接する稜線から連なっていると共に、前記第1の方向と略直交する方向において前記現像剤収容部から離れた位置にある前記封止稜線ほど前記第1の方向において前記重ね端部の先端側に位置し、
前記第1の方向及び前記第2の方向と略直交する方向から見た場合に、前記第2の方向と略直交する方向において、互いに隣接する前記封止稜線のそれぞれにおける前記重ね端部の最も先端側にある位置間の距離は、前記第2のシール部材の前記第1のシール部材が重ねられる領域における幅よりも小さく、
前記第1のシール部材の前記重ね端部は、前記第1の方向及び前記第2の方向と略直交する方向から見た場合に、少なくとも1つの前記封止稜線の少なくとも一部が、前記第2のシール部材上にある状態で前記第2のシール部材と前記第2の部材との間に挟まれていることを特徴とする現像剤収容装置。
【請求項8】
前記第2のシール部材は、前記第1の方向及び前記第2の方向と略直交する方向から見た場合に、前記第1の方向において少なくとも1つの前記封止稜線と対向する少なくとも一部の領域において、前記第2の部材に密着することを特徴とする請求項7に記載の現像剤収容装置。
【請求項9】
複数の前記封止稜線は、それぞれ前記第1の方向と略直交する方向に延在することを特徴とする請求項7の現像剤収容装置。
【請求項10】
前記第1の方向が重力方向に沿うように配置され、前記重ね端部が重力方向の下方の端部であることを特徴とする請求項7に記載の現像剤収容装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンター、ファクシミリ装置又はこれらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置にて用いられる現像剤収容装置、及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式などを用いた画像形成装置は、現像剤により像担持体上に形成した現像剤像を紙などの記録材に転写し、この現像剤像を記録材に定着させることで、成果物(印刷物)を得る。このような画像形成装置では、静電像を現像する現像装置、像担持体から被転写体に現像剤像が転写された後に像担持体上に残留した現像剤を除去するクリーニング装置、現像装置に補給する現像剤を収容する現像剤補給容器、現像剤補給容器と現像装置との間の現像剤の搬送部、クリーニング装置から回収される現像剤を収容する現像剤回収容器、クリーニング装置と現像剤回収容器との間の現像剤の搬送部などの現像剤収容装置に、少なくとも一時的に現像剤が収容される(現像剤が通過することを含む。)。現像剤補給容器、現像装置を含むユニット、クリーニング装置を含むユニット、現像剤回収容器などは、画像形成装置の装置本体に対して着脱可能なカートリッジとされることが多い(カートリッジ方式)。
【0003】
カートリッジ方式を採用した画像形成装置では、画像形成装置の装置本体に対するカートリッジの着脱時などに、カートリッジの内部に収容された現像剤がカートリッジの外部に漏れて、現像剤が作業者に付着したり、飛散したりすることを抑制することが望まれる。そのため、このような画像形成装置では、カートリッジを構成する枠体間や部品間にシール部材を配置してそのカートリッジからの現像剤の流出を抑制することが行われている。また、カートリッジ方式を採用していない画像形成装置においても、画像形成装置内の現像剤が収容されるユニットから外部に現像剤が流出すると、画像形成装置内を汚したり、画像形成に悪影響を及ぼしたりする可能性がある。そのため、上記同様に、そのユニットを構成する枠体間や部品間にシール部材を配置してそのユニットからの現像剤の流出を抑制することが行われている。
【0004】
シール部材としては、発泡ウレタンフォーム(スポンジ)、軟質ゴム、エラストマー樹脂などの弾性体が用いられることが多い。そして、シール部材は、枠体間や部品間の接合部に設けられ、所定の潰し量を持って圧縮変形される。これにより、シール部材は、枠体間や部材間の隙間を埋めることで封止し、その隙間から外部に現像剤が流出することを抑制することが可能になる。
【0005】
上述のように現像剤が存在する領域を封止するために、該領域を囲うようにシール部材を配置して圧縮変形させる構成が用いられることが多い。このとき、現像剤が存在する領域を1つのシール部材で囲うようにすると、シール部材自体が大きくなったり、材料取りにおいて無駄が生じやすくなったりすることで、シール部材のコストアップにつながることがある。そのため、現像剤が存在する領域を封止するために、例えばそれぞれが断面略矩形形状の複数のシール部材により該領域を囲う構成が用いられることがある。
【0006】
ここで、複数のシール部材により現像剤が存在する領域を囲う構成では、製造上の誤差(シール部材の貼り付け誤差など)やシール部材自体の公差により、複数のシール部材の間に隙間が生じると、その隙間から現像剤が流出する可能性がある。そこで、特許文献1では、複数のシール部材の端部同士を重ね合わせるようにした構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-45268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載されるようにシール部材とシール部材とを重ね合わせる構成では、シール部材を潰す部材(枠体や部品など)との間に他のシール部材が重ね合わされたシール部材が、シール部材を潰す部材に十分に追従することができないことがある。その場合、その追従できない部分においてシール部材間に隙間が生じて、その隙間から現像剤が外部に流出する可能性がある。
【0009】
特に、カートリッジや画像形成装置を長寿命化すると、流出した現像剤の蓄積量が増える傾向にあり、現像剤が存在する領域から外部への現像剤の流出をより厳密に抑制することが必要となる。
【0010】
そこで、本発明の目的は、現像剤が存在する領域を封止するために複数のシール部材を用いる構成において、封止性能の信頼性を高めることである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
トナー
9日前
キヤノン株式会社
顕微鏡
23日前
キヤノン株式会社
トナー
22日前
キヤノン株式会社
移動体
22日前
キヤノン株式会社
トナー
1日前
キヤノン株式会社
トナー
22日前
キヤノン株式会社
トナー
9日前
キヤノン株式会社
トナー
8日前
キヤノン株式会社
トナー
9日前
キヤノン株式会社
トナー
9日前
キヤノン株式会社
トナー
9日前
キヤノン株式会社
電子部品
11日前
キヤノン株式会社
記録装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
記憶装置
22日前
キヤノン株式会社
電子機器
1日前
キヤノン株式会社
測距装置
2日前
キヤノン株式会社
記録装置
8日前
キヤノン株式会社
記録装置
8日前
キヤノン株式会社
記録装置
8日前
キヤノン株式会社
撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
記録装置
4日前
キヤノン株式会社
電源装置
1日前
キヤノン株式会社
記録装置
22日前
キヤノン株式会社
記録装置
22日前
キヤノン株式会社
処理装置
22日前
キヤノン株式会社
撮像装置
18日前
キヤノン株式会社
撮像装置
23日前
キヤノン株式会社
撮像装置
18日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
23日前
キヤノン株式会社
表示システム
10日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
続きを見る