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公開番号
2025088983
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203879
出願日
2023-12-01
発明の名称
記憶装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G11C
17/16 20060101AFI20250605BHJP(情報記憶)
要約
【課題】アンチヒューズ素子を含む不揮発性メモリを有する記憶装置において、書き込み時間を長期化させることのない書き込み手段を提供する。
【解決手段】アンチヒューズ素子により構成されるメモリ部であって、書き込み条件を記憶する書き込み条件記憶領域と、情報が書き込まれる書き込み領域と、を含むメモリ部と、アンチヒューズ素子に印加する電圧を制御することによってメモリ部に対する書き込み動作および読み出し動作を行う制御部であって、書き込み動作のときは一定の周期を有するパルス形態の書き込み電圧をアンチヒューズ素子に印加する、制御部とを備える記憶装置であって、制御部は、書き込み動作のときに書き込み条件記憶領域を参照して書き込み条件を制御する記憶装置を用いる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
アンチヒューズ素子により構成されるメモリ部であって、書き込み条件を記憶する書き込み条件記憶領域と、情報が書き込まれる書き込み領域と、を含むメモリ部と、
前記アンチヒューズ素子に印加する電圧を制御することによって前記メモリ部に対する書き込み動作および読み出し動作を行う制御部であって、前記書き込み動作のときは一定の周期を有するパルス形態の書き込み電圧を前記アンチヒューズ素子に印加する、制御部と、
を備える記憶装置であって、
前記制御部は、前記書き込み動作のときに前記書き込み条件記憶領域を参照して前記書き込み条件を制御する
ことを特徴とする記憶装置。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記メモリ部は、前記書き込み条件を決定する検査に用いられる検査領域をさらに含み、
前記制御部は、前記検査領域の前記アンチヒューズ素子に対して前記書き込み電圧を印加した結果に基づいて前記書き込み条件を決定するものであり、決定された前記書き込み条件を前記書き込み条件記憶領域に記憶させる
ことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記書き込み条件を変化させながら前記検査領域の前記アンチヒューズ素子に対して前記書き込み電圧を印加し、前記アンチヒューズ素子への前記書き込み動作が正常に完了したときの前記書き込み条件を、前記書き込み条件記憶領域に記憶させる
ことを特徴とする請求項2に記載の記憶装置。
【請求項4】
前記書き込み条件は、前記アンチヒューズ素子に印加される前記書き込み電圧のパルス数である
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記憶装置。
【請求項5】
前記書き込み条件は、前記アンチヒューズ素子に印加される前記書き込み電圧の大きさである
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記憶装置。
【請求項6】
前記メモリ部の温度情報を検出する温度検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記温度情報に基づいて前記書き込み条件を決定する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の記憶装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記書き込み動作のときに前記温度情報が所定の閾値を超えている場合は、温度を低下させるためのウェイト制御を行う
ことを特徴とする請求項6に記載の記憶装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記憶装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
OTP(One Time Programmable)単位セルのアンチヒューズによる不揮発性メモリを搭載した記憶装置が利用されている。OTP不揮発性メモリには、ヒューズ素子とアンチヒューズを用いた2種類がある。アンチヒューズは構造上、高集積化が可能であり、ヒューズ素子に比べて多数のデータ書き込みが可能となる。また、アンチヒューズはアンチヒューズ素子に並列に接続されている抵抗値の製造バラつき、および環境による温度変化に伴い、アンチヒューズの状態変化を起こすために必要なパルス数や電圧に違いが生じる。このバラつきを吸収するために、ワーストケースに合わせたパルス数をアンチヒューズに印加することが一般的になっている。アンチヒューズが状態変化を起こすために必要なパルス数・電圧の違いを吸収するために、書き込み時間や、書き込み電圧を制御することを特徴とする特許文献1に記載のものが挙げられる。
【0003】
特許文献1では、OTP単位セルのアンチヒューズに対して書き込みをする際に、書き込み動作と読み出し動作を1周期にして実施する。読み出し動作にて検出されたデータと基準値を比較し、検出されたデータと基準値が異なる場合、書き込み動作時間や書き込み電圧の振幅を増加させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-259385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記文献においては、印加前の段階でOTP単位セルのアンチヒューズの特性を判断できず、一度は書き込み動作と読み出し動作を行わなければ、書き込み時間や、書き込み電圧の制御が不可能であり、書き込み時間の長期化に課題が残る。従来のヒューズに比べ、アンチヒューズは構造上、高集積化が可能であり、従来と同面積でも多数のデータ書き込みが可能となる一方で、書き込み時間の長期化はユーザビリティの低下につながり、今後顕在化する課題である。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、アンチヒューズを含む不揮発性メモリを有する記憶装置において、書き込み時間を長期化させることのない書き込み手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
アンチヒューズ素子により構成されるメモリ部であって、書き込み条件を記憶する書き込み条件記憶領域と、情報が書き込まれる書き込み領域と、を含むメモリ部と、
前記アンチヒューズ素子に印加する電圧を制御することによって前記メモリ部に対する書き込み動作および読み出し動作を行う制御部であって、前記書き込み動作のときは一定の周期を有するパルス形態の書き込み電圧を前記アンチヒューズ素子に印加する、制御部と、
を備える記憶装置であって、
前記制御部は、前記書き込み動作のときに前記書き込み条件記憶領域を参照して前記書
き込み条件を制御する
ことを特徴とする記憶装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、アンチヒューズを含む不揮発性メモリを有する記憶装置において、書き込み時間を長期化させることのない書き込み手段を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
アンチヒューズを使用した一般的な不揮発性メモリを示した等価回路
実施例1における書き込みパルス決定のための構成ブロック図
実施例1における書き込みパルス決定のフローチャート
実施例1における書き込みパルスの設定値
実施例1における書き込み動作時のフローチャート
実施例2における書き込みパルス電圧決定のための構成ブロック図
実施例2における書き込みパルス電圧決定のためのフローチャート
実施例2における書き込み動作時のフローチャート
実施例3における書き込み動作時の構成ブロック図
実施例3における書き込み動作時のフローチャート
実施例3における温度による書き込みパルス設定値
実施例4における液体吐出装置の模式図
実施例4における液体吐出ヘッドの概略構成図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り、後の説明においても初めの説明と同様のものである。特に図示あるいは記述をしない構成や工程には、当該技術分野の周知技術または公知技術を適用することが可能である。また、重複する説明は省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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