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公開番号2025129487
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026146
出願日2024-02-26
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人中川国際特許事務所
主分類G03G 21/00 20060101AFI20250829BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ステアリング制御を実施する機会を増やす。
【解決手段】複数のローラに張架された無端状のベルトと、前記ベルトを張架し傾動可能なステアリングローラと、前記ベルトの回転方向に交差する幅方向の位置に応じた測定値を出力する測定部と、前記測定部から出力された測定値に基づいて前記ベルトの位置を推定し、前記ベルトが前記幅方向における所定の領域内に位置するように前記ステアリングローラを傾動して前記ベルトの位置を補正するステアリング制御を行う処理部と、前記処理部により推定された前記ベルトの位置を記憶する不揮発性の記憶部と、を備え、前記処理部は、電源がONされた時、前記測定部から出力された測定値が前記所定の領域の外を示す閾値を超える場合、前記記憶部に記憶された前記ベルトの位置に基づいて、現在のベルトの位置を推定する。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
複数のローラに張架された無端状のベルトと、
前記ベルトを張架し傾動可能なステアリングローラと、
前記ベルトの回転方向に交差する幅方向の位置に応じた測定値を出力する測定部と、
前記測定部から出力された測定値に基づいて前記ベルトの位置を推定し、前記ベルトが前記幅方向における所定の領域内に位置するように前記ステアリングローラを傾動して前記ベルトの位置を補正するステアリング制御を行う処理部と、
前記処理部により推定された前記ベルトの位置を記憶する不揮発性の記憶部と、
を備え、
前記処理部は、電源がONされた時、前記測定部から出力された測定値が前記所定の領域の外を示す閾値を超える場合、前記記憶部に記憶された前記ベルトの位置に基づいて、現在のベルトの位置を推定する、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記記憶部に記憶された前記ベルトの位置が、前記所定の領域の外における前記幅方向の一方側の位置である場合、前記処理部は、前記閾値を超える測定値に基づいて、前記現在のベルトの位置が、前記所定の領域の外における前記幅方向の一方側の位置であると推定し、
前記記憶部に記憶された前記ベルトの位置が、前記所定の領域の外における前記幅方向の他方側の位置である場合、前記処理部は、前記閾値を超える測定値に基づいて、前記現在のベルトの位置が、前記所定の領域の外における前記幅方向の他方側の位置であると推定し、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記処理部は、前記現在のベルトの位置が、前記所定の領域の外における前記幅方向の一方側の位置であると推定したとき、前記ステアリング制御を実施し、
前記処理部は、前記現在のベルトの位置が、前記所定の領域の外における前記幅方向の他方側の位置であると推定したとき、前記ステアリング制御を実施する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
表示部を備え、
前記処理部は、電源がONされた時、前記測定部から出力された測定値が前記閾値を超える場合であって、前記記憶部に前記ベルトの位置が記憶されていない場合は、前記表示部にエラーメッセージを表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記処理部は、前記測定部から出力された測定値が前記所定の領域の外を示す閾値を超える場合、前記所定の領域の外に移動する前のベルトの位置に基づいて、現在のベルトの位置を推定し、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記所定の領域の外に移動する前のベルトの位置が、前記所定の領域を幅方向に複数に分割した前記幅方向の一方側の領域である場合、前記処理部は、前記閾値を超える測定値に基づいて、前記現在のベルトの位置が、前記所定の領域の外における前記幅方向の一方側の位置であると推定し、
前記所定の領域の外に移動する前のベルトの位置が、前記所定の領域を幅方向に複数に分割した前記幅方向の他方側の領域である場合、前記処理部は、前記閾値を超える測定値に基づいて、前記現在のベルトの位置が、前記所定の領域の外における前記幅方向の他方側の位置であると推定する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記処理部は、推定したベルトの位置を前記記憶部に記憶する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のローラに張架されて回転する無端状のベルトを備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年の画像形成装置では、複数のローラに張架されて回転する無端状のベルトを備えた製品が知られており、前記無端状のベルトとしては、例えば中間転写ベルト、定着ベルト等がある。このような画像形成装置では、センサによりベルトの回転方向に交差する幅方向の位置を測定し、測定した位置に応じて張架ローラを軸方向に傾けることで、ベルトの幅方向への移動を補正するステアリング制御を行う技術(特許文献1)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-96276号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、センサから出力される測定値が変化する所定の領域の外までベルトが幅方向に移動してから電源がOFFされてしまうと、電源がONされても、センサから出力される測定値は変化しない。そのため、センサから出力された測定値から、ベルトが幅方向のどちら側に移動しているかを区別することができず、センサから出力される測定値が変化する所定の領域までベルトを戻すステアリング制御(リトライ制御)を実施することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の代表的な構成は、複数のローラに張架された無端状のベルトと、前記ベルトを張架し傾動可能なステアリングローラと、前記ベルトの回転方向に交差する幅方向の位置に応じた測定値を出力する測定部と、前記測定部から出力された測定値に基づいて前記ベルトの位置を推定し、前記ベルトが前記幅方向における所定の領域内に位置するように前記ステアリングローラを傾動して前記ベルトの位置を補正するステアリング制御を行う処理部と、前記処理部により推定された前記ベルトの位置を記憶する不揮発性の記憶部と、を備え、前記処理部は、電源がONされた時、前記測定部から出力された測定値が前記所定の領域の外を示す閾値を超える場合、前記記憶部に記憶された前記ベルトの位置に基づいて、現在のベルトの位置を推定する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、測定部から出力された測定値が閾値を超える場合、記憶部に記憶されたベルトの位置に基づいて、現在のベルトの位置を推定することが可能となる。これにより、ベルトの幅方向の位置を補正するステアリング制御を実施する機会を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成システムの構成図
画像形成システムのブロック図
画像形成システムの断面図
ベルトユニットの構成図
ベルト位置センサの構成を示す図
センサ出力とベルト位置との関係を示す図
センサ測定に基づいたベルト位置判断処理のフローチャート
ベルト位置推定処理のフローチャート
ステアリング制御のフローチャート
(a)(b)(c)寄り切りエラーを示す表示部の図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0009】
<画像形成システムのハード構成>
図1は、画像形成システムのハード構成の全体図である。画像形成システムは、画像形成装置101と印刷コントローラ102とを備える。画像形成装置101と印刷コントローラ102は、内部LAN105とビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。
【0010】
印刷コントローラ102は、印刷ジョブ登録PC(不図示)から印刷指示を受け取ると、データ解析やラスタライズ処理を行い、画像形成装置101に対して内部LAN105を介して印刷指示を行うとともに、ビデオケーブル106を介して画像データを送信する。
(【0011】以降は省略されています)

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