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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025124173
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-26
出願番号2024020049
出願日2024-02-14
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/00 20060101AFI20250819BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】トナー像の倍率のずれを補正する。
【解決手段】画像形成装置100は、中間転写ベルト113にトナー像を形成する画像形成部105、中間転写ベルト113に形成されたトナー像を用紙に転写する二次転写部117、二次転写部117によりとな-像が転写される時の転写電流値を検知する電流検知部(127)、用紙に定着された画像を読み取る画像読取装置102、及び画像読取装置102による読取結果に基づいて、画像のサイズを測定するCPU(128)を備える。CPU(128)は、電流検知部(127)により検知された転写電流値と用紙に定着された画像のサイズから得られる該画像の倍率との関係を取得し、印刷ジョブに基づき画像を形成する際に、関係に基づいて形成する画像のサイズを調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体に画像を形成する画像形成手段と、
前記像担持体に形成された前記画像を用紙に転写する転写手段と、
前記画像を前記用紙に定着させる定着手段と、
前記転写手段により前記画像が転写される時の転写電流値を検知する電流検知手段と、
前記用紙に定着された画像を読み取る読取手段と、
前記読取手段による読取結果に基づいて、前記用紙に定着された前記画像のサイズを測定する測定手段と、
前記電流検知手段により検知された転写電流値と前記用紙に定着された前記画像のサイズから得られる該画像の倍率との関係を取得し、印刷ジョブに基づき画像を形成する際に、前記関係に基づいて形成する画像のサイズを調整する制御手段と、を備えることを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記印刷ジョブに応じて1枚目の用紙に画像を形成する際に、前記関係に基づき、少なくとも直前までに通紙された用紙への画像の転写時の転写電流値から形成される画像のサイズを調整することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記印刷ジョブに応じて前記1枚目の用紙の第1面に画像を形成する際に、前記関係に基づき、少なくとも直前までに通紙された用紙の第1面への画像の転写時の転写電流値から前記画像形成手段により形成される画像のサイズを調整することを特徴とする、
請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記印刷ジョブに応じて2枚目以降の用紙の第1面に画像を形成する際に、前記関係に基づき、少なくとも直前までに通紙された用紙の第1面への画像の転写時の転写電流値から前記画像形成手段により形成される画像のサイズを調整することを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記印刷ジョブに応じて前記1枚目の用紙の前記第1面とは異なる第2面に画像を形成する際に、前記関係に基づき、少なくとも直前までに通紙された用紙の第2面への画像の転写時の転写電流値から前記画像形成手段により形成される画像のサイズを調整することを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記印刷ジョブに応じて2枚目以降の用紙の第2面に画像を形成する際に、前記関係に基づき、少なくとも直前までに通紙された用紙の第2面への画像の転写時の転写電流値から前記画像形成手段により形成される画像のサイズを調整することを特徴とする、
請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記印刷ジョブに応じて前記1枚目の用紙の前記第1面とは異なる第2面に画像を形成する際に、少なくとも直前までに通紙された用紙の両面への画像の転写時の転写電流値と前記1枚目の用紙の前記第1面への画像の転写時の転写電流値とに基づいて、前記1枚目の用紙の前記第2面への画像の転写時の転写電流値を予想し、保存した前記転写電流値と前記画像の倍率と、予想した前記転写電流値と、に基づいて形成する画像のサイズを調整することを特徴とする、
請求項3記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記印刷ジョブに応じて2枚目以降の用紙の第2面に画像を形成する際に、少なくとも直前までに通紙された用紙の両面への画像の転写時の転写電流値と当該用紙の前記第1面への画像の転写時の転写電流値とに基づいて、当該用紙の前記第2面への画像の転写時の転写電流値を予想し、保存した前記転写電流値と前記画像の倍率と、予想した前記転写電流値と、に基づいて形成する画像のサイズを調整することを特徴とする、
請求項7記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記測定手段は、前記用紙のサイズを測定し、
前記制御手段は、前記用紙のサイズから前記画像の倍率を取得して保存することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、画像のサイズ(トナー像の倍率)を補正するために画像位置調整機能を有している。画像位置調整を行うことで、トナー像の倍率を複数の用紙間及び1枚の用紙の両面で合わせることが可能である。特許文献1には、転写時に用紙に流れる転写電流の電流値を測定し、測定した電流値に基づいて用紙の両面のトナー像の倍率が一致するようにトナー像の倍率を演算する画像形成装置が開示される。用紙は、周囲の環境湿度が高ければ水分を吸収し、低ければ水分を放出する。用紙は、含有する水分量の変化によって伸縮し、電気抵抗値も変化する。そのために特許文献1では、転写電流の電流値により、用紙の伸縮量を推定してトナー像の倍率を決定することができる。この画像形成装置は、このようなトナー像の倍率に基づいて、倍率補正された画像を用紙の両面に印刷することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-139428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
画像形成装置が同一の画像を複数枚の用紙に印刷する場合、用紙は、環境湿度の変化により含有する水分量が変化して伸縮することがある。複数枚の用紙は、印刷後に同一環境に置かれることで伸縮量が略同一となる。印刷時に伸縮量が異なり、印刷後に伸縮量が略同一となることで、複数枚の用紙に印刷された同一の画像が用紙間で異なるサイズになる。
【0005】
また、電子写真方式のように画像の定着時に用紙を加熱する画像形成装置では、用紙は、定着時に加熱されることで含有する水分が蒸発して収縮する。そのため両面印刷を行う場合には、用紙は、第1面に画像が印刷される際に加熱されて収縮する。また、用紙に印刷された画像も収縮する。第1面とは異なる第2面に画像が印刷される際には、収縮した用紙に画像が印刷される。そのために、同サイズの画像を印刷した場合であっても、第1面の画像よりも第2面の画像が相対的に大きく形成され、第1面と第2面とでトナー像の倍率が変化する。
【0006】
このように用紙が含有する水分量は環境湿度の変化等により変化するため、印刷ジョブ毎に画像位置調整が実行されることが好ましい。しかし、印刷ジョブ毎の画像位置調整は、ユーザにとって煩雑な作業となる。引用文献1の画像形成装置は、自動的に画像位置調整を行うために、ユーザの利便性は改善される。引用文献1の画像形成装置は、両面印刷時に生じる上記のような第1面と第2面とのトナー像の倍率を同一にすることを目的としており、表裏面の相対的な倍率ずれの補正が可能である。しかし、引用文献1の画像形成装置では、ジョブ間で環境湿度が変化する場合に生じる倍率ずれを補正することは困難である。
【0007】
本発明は、上述の問題に鑑み、ジョブ間で環境湿度が変化する場合であってもトナー像の倍率のずれを補正することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の画像形成装置は、像担持体に画像を形成する画像形成手段と、前記像担持体に形成された前記画像を用紙に転写する転写手段と、前記画像を前記用紙に定着させる定着手段と、前記転写手段により前記画像が転写される時の転写電流値を検知する電流検知手段と、前記用紙に定着された画像を読み取る読取手段と、前記読取手段による読取結果に基づいて、前記用紙に定着された前記画像のサイズを測定する測定手段と、前記電流検知手段により検知された転写電流値と前記用紙に定着された前記画像のサイズから得られる該画像の倍率との関係を取得し、印刷ジョブに基づき画像を形成する際に、前記関係に基づいて形成する画像のサイズを調整する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、トナー像の倍率のずれを補正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の構成図。
コントローラの簡略図。
画像位置調整処理を表すフローチャート。
調整用画像の例示図。
画像位置調整処理を表すフローチャート。
(a)、(b)は、水分量に対する用紙の伸縮量と転写電流値との関係説明図。
転写電流値とトナー像の倍率との関係の説明図。
片面印刷処理を表すフローチャート。
両面印刷処理を表すフローチャート。
両面印刷処理を表すフローチャート。
画像位置調整処理を表すフローチャート。
画像位置調整処理を表すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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