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公開番号2025161647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024065016
出願日2024-04-12
発明の名称容器
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20251017BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像形成装置に用いられるトナーを収容する容器からのトナー漏れを抑制する。
【解決手段】現像剤を収容するための容器であって、第1枠体と、第1枠体に接続され、第1枠体と共に現像剤を収容するための収容部を形成する第2枠体と、第1枠体と第2枠体の間に溶融状態で塗布され、硬化して第1枠体と第2枠体を接続する接続部材を備え、収容部には、収容部の内部と外部を連通させる通気孔が形成され、通気孔には、現像剤の通過を規制し、空気の通過を許容する通気フィルタが配置される容器。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項１】
現像剤を収容するための容器であって、
第１枠体と、
前記第１枠体に接続され、前記第１枠体と共に現像剤を収容するための収容部を形成する第２枠体と、
前記第１枠体と前記第２枠体の間に溶融状態で塗布され、硬化して前記第１枠体と前記第２枠体を接続する接続部材と、
を備え、
前記収容部には、前記収容部の内部と外部を連通させる通気孔が形成され、前記通気孔には、現像剤の通過を規制し、空気の通過を許容する通気フィルタが配置される
ことを特徴とする容器。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記第１枠体は、開口部が設けられ、前記開口部の縁に沿って延びる第１面を有し、
前記第２枠体は、前記開口部を覆うように前記第１枠体に接続され、前記第１面と対向しつつ前記第１面が延びる方向に沿って延びる第２面を有し、
前記第１面と前記第２面の一方の面上に凸部が設けられ、前記第１面と前記第２面の他方の面上に凹部が設けられる
ことを特徴とする請求項１に記載の容器。
【請求項３】
前記収容部の前記通気孔が配置される位置から前記収容部の外部に向かう方向に突出し、前記通気孔に配置される前記通気フィルタを囲う形状のフィルタ取付部をさらに備えることを特徴とする請求項２に記載の容器。
【請求項４】
前記通気フィルタは円柱形状を有し、前記フィルタ取付部は前記収容部の内部と外部を連通させる孔を有する円筒形状であり、
前記通気フィルタの外径は、前記フィルタ取付部の前記円筒形状の内部に収納する前には、前記フィルタ取付部の内径よりも大きい
ことを特徴とする請求項３に記載の容器。
【請求項５】
前記通気フィルタが前記収容部の外観に露出している領域の全体にわたって、前記前記収容部の外部の側に設けられて前記通気フィルタを外部から覆うカバー部材をさらに備える
ことを特徴とする請求項４に記載の容器。
【請求項６】
前記フィルタ取付部は、前記収容部の内部と外部を連通させる孔のうち、前記収容部の内部の側において、円柱形状を有する前記通気フィルタの一方の底面を支持する支持部を有し、
前記通気フィルタが前記フィルタ取付部に収納されるときは、前記フィルタ取付部の前記支持部と、前記カバー部材とによって、前記通気フィルタは円柱形状の軸方向に圧縮される
ことを特徴とする請求項５に記載の容器。
【請求項７】
前記通気フィルタが、発泡ウレタンによって形成されている
ことを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載の容器。
【請求項８】
前記通気フィルタが、メッシュシートによって形成されている
ことを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載の容器。
【請求項９】
前記凸部の先端面と前記凹部の底面が接触しないように、前記凸部は前記凹部に挿入さ
れており、
前記接続部材は、前記凸部の前記先端面と前記凹部の前記底面の双方に接触するように前記凸部と前記凹部の間に設けられている
ことを特徴とする請求項２または３に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、容器に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
画像形成装置の構成の一つに、感光ドラムや、それに作用するプロセス手段や、トナー（現像剤）の収容部を一体化して、画像形成装置の装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとする方式がある。プロセスカートリッジには、現像ローラや現像ブレードを備えた現像ユニットや、感光ドラムやクリーニングブレードを備えた感光体ユニットなどが備えられる。これらユニットはプロセス手段を支持する枠体を備え、枠体にはトナーの収容室となる容器が設けられる。また、装置本体やプロセスカートリッジに着脱可能なトナーカートリッジが設けられる場合もある。トナーカートリッジにおいても、枠体にトナーの収容部が設けられる。
【０００３】
ここで、トナーの収容部を構成する枠体を、複数の枠体部材を接合して製造する場合がある。接続手段としては、例えば超音波溶着、接着剤、溶融樹脂（ホットメルト）などがある。例えば特許文献１では、各々の枠体部材の接続部に凹凸部を形成し、隙間を接着剤で固定することで容器を製造する方法を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２０－１３４６９０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ここで、容器からのトナー漏れを防ぐために、トナーの収容部は密閉して形成する必要がある。しかし、密閉された容器が、例えば輸送の過程において高温環境下に置かれると、内圧が上昇して枠体の接合部分に隙間が生じてしまい、トナー漏れが起こるおそれがある。
【０００６】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、画像形成装置に用いられるトナーを収容する容器からのトナー漏れを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は以下の構成を採用する。すなわち、
現像剤を収容するための容器であって、
第１枠体と、
前記第１枠体に接続され、前記第１枠体と共に現像剤を収容するための収容部を形成する第２枠体と、
前記第１枠体と前記第２枠体の間に溶融状態で塗布され、硬化して前記第１枠体と前記第２枠体を接続する接続部材と、
を備え、
前記収容部には、前記収容部の内部と外部を連通させる通気孔が形成され、前記通気孔には、現像剤の通過を規制し、空気の通過を許容する通気フィルタが配置される
ことを特徴とする容器である。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、画像形成装置に用いられるトナーを収容する容器からのトナー漏れを
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
（ａ）～（ｃ）は、枠体の接合構成を示す接合部の断面図
（ａ）～（ｂ）は、画像形成装置の概略構成を示す断面図
プロセスカートリッジの外観斜視図
プロセスカートリッジの断面図
画像形成装置へのプロセスカートリッジの着脱構成を示す斜視図
現像ユニットの枠体構成を示す断面図
（ａ）～（ｂ）は、現像枠体の接合部を示す外観図
現像容器への現像カバーの組付けを示す斜視図
現像容器へのクリーニング部材の取り付けを示す斜視図
（ａ）～（ｂ）は、現像ユニットの枠体構成を示す斜視図
現像カバーへの接続部材の塗布状態を示す斜視図
（ａ）～（ｃ）は、現像容器への現像カバーの固定方法を示す部分斜視図
（ａ）～（ｃ）は、現像容器への現像カバーの固定方法を示す部分斜視図
（ａ）～（ｃ）は、現像容器への現像カバーの固定方法を示す部分斜視図
（ａ）～（ｂ）は、現像ユニットの現像剤収容室を示す図
現像ユニットの通気フィルタ取付構成を示す斜視図
（ａ）～（ｃ）は、現像ユニットの通気フィルタ取付構成を示す側面図
（ａ）～（ｂ）は、通気フィルタの固定方法を示す側面図
（ａ）～（ｂ）は、通気フィルタとホットメルトの位置関係を示す断面図
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下の実施例において、本開示における実施形態を、例示的に説明する。ただし、以下の実施例に開示された構成、例えば、部品の機能、材質、形状、その相対配置は、特許請求の範囲と関連する形態の一例を示すものであり、特許請求の範囲をこれら実施例に開示された構成に限定する趣旨のものではない。また、以下の実施例に開示された構成が解決する課題もしくは開示された構成から得られる作用又は効果は、特許請求の範囲を限定する趣旨のものではない。
（【００１１】以降は省略されています）

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