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公開番号2025161035
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024063884
出願日2024-04-11
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03B 17/55 20210101AFI20251017BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】FPCの配線部の幅の増大や撮像素子からの放熱性の向上を行った場合においても、大型化を抑制した撮像装置を提供する。
【解決手段】
固定部と、撮像光学系の光軸に直交する平面内の所定の範囲で、固定部に対して撮像素子を相対的に移動可能に配置する可動部と、可動部と固定部を接続する第1の撮像FPC61、第3の撮像FPC63、伝熱部材80を備え、これらは夫々、光軸に直交し且つ光軸から離れる異なる延出方向に延出する直線部と、その直線部に一端が繋がり光軸の方向に湾曲する湾曲部とを有し、その湾曲部を経て、固定部に接続する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
第1のユニットと、
撮像光学系の光軸に直交する平面内の所定の範囲で、前記第1のユニットに対して撮像素子が相対的に移動可能に配置される第2のユニットと、
前記第1のユニットと前記第2のユニットを接続する少なくとも三本の接続部材を備え、
前記少なくとも三本の接続部材は夫々、
光軸に直交し且つ前記光軸から離れる異なる延出方向に前記第2のユニットから延出する直線部と、
前記直線部に一端が繋がり前記光軸の方向に湾曲する湾曲部とを有し、
前記湾曲部を経て、前記第1のユニットに接続することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記少なくとも三本の接続部材は、
前記直線部が、前記異なる延出方向のうちの第1の延出方向に延出する第1の接続部材と、
前記直線部が、前記異なる延出方向のうち前記第1の延出方向と直交する第2の延出方向に延出する第2の接続部材とを含み、
前記第1の接続部材と前記第2の接続部材は前記光軸の方向から見た場合に少なくとも一部が重なることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第1の接続部材は、前記直線部としての第1の直線部と、前記湾曲部としての第1の湾曲部と、前記第1の湾曲部の他端に繋がり、前記光軸に直交する第2の直線部とを備え、
前記第2の接続部材は、前記直線部としての第3の直線部と、前記湾曲部としての第2の湾曲部と、前記第2の湾曲部の他端に繋がり、前記光軸に直交する第4の直線部とを備え、
前記光軸の方向から見た場合、前記第1の直線部、前記第3の直線部、前記第2の直線部、前記第4の直線部の順に配置されることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
【請求項4】
前記第1の接続部材は、前記直線部としての第1の直線部と、前記湾曲部としての第1の湾曲部と、前記第1の湾曲部の他端に繋がり、前記光軸に直交する第2の直線部とを備え、
前記第2の接続部材は、前記直線部としての第3の直線部と、前記湾曲部としての第2の湾曲部と、前記第2の湾曲部の他端に繋がり、前記光軸に直交する第4の直線部とを備え、
前記光軸の方向から見た場合、前記第1の直線部、前記第3の直線部、前記第4の直線部、前記第2の直線部の順に配置されることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第1のユニットは制御基板を備え、
前記第1の接続部材は前記撮像素子と前記制御基板を電気的に接続する配線部材であることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
【請求項6】
前記第2のユニットは、前記撮像素子と熱的に接続し、前記撮像素子に対向して配置される可動部材を備え、
前記第2の接続部材は前記可動部材と前記第1のユニットを熱的に接続する伝熱部材であることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
【請求項7】
前記少なくとも三本の接続部材は、
前記第2のユニットと前記第1のユニットを電気的に接続する第1の配線部材と、
前記第2のユニットと前記第1のユニットを熱的に接続する伝熱部材とを含み、
前記撮像素子は、前記光軸の方向から見た場合に略長方形形状であり、
前記第1の配線部材の直線部は、前記撮像素子の短手方向である第1の延出方向に延出し、
前記伝熱部材の直線部は、前記撮像素子の長手方向である第2の延出方向に延出することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
【請求項8】
前記少なくとも三本の接続部材は、前記第2のユニットと前記第1のユニットを電気的に接続する第3の接続部材としての他の伝熱部材をさらに含み、
前記伝熱部材と前記他の伝熱部材は、前記光軸の方向から見た場合に対向する位置に設けられることを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
【請求項9】
前記他の伝熱部材は、前記第2のユニットの移動に伴って移動する部分の少なくとも一部にスリット部が形成されていることを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
【請求項10】
前記伝熱部材と前記他の伝熱部材は一体の部品として構成されることを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関し、特に、位置制御を行う駆動装置を備える撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、固定部に対して可動部を平面内で移動させる駆動装置が知られている。
【0003】
このような駆動装置の適用例として、撮像装置に搭載されるブレ補正機構が挙げられる。ブレ補正機構では、可動部に撮像素子を実装した回路基板が搭載され、この回路基板にはコネクタ等の電気的接続部品も実装されている。一方、可動部を保持する筐体等の固定部側には、可動部を駆動制御する制御部を実装した制御基板が搭載され、この制御基板にはコネクタ等の電気的接続部品も実装されている。
【0004】
可動部側及び固定部側の夫々に実装される電気的接続部品はFPC(フレキシブルプリント基板)によって電気的に接続されている。このFPCの持つ可撓性を利用して、固定部に搭載される制御部は、可動部と電気的に接続して可動部の駆動制御を行う。
【0005】
近年、撮像装置の動画の高画素化や、高速連写などの機能向上のため、撮像素子の接続信号数は増大しており、FPCの配線部の幅が増加している。このようなFPCの配線部の幅の増加は、可動部の駆動の負荷となっている。このため、例えば、特許文献1では、撮像装置を背面から見た場合に、複数のFPC同士が重ならないよう配置し、可動部の駆動の負荷を軽減する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-64281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、撮像素子の機能向上により生じるもう一つの問題である、消費電力の増加に伴う撮像素子の発熱量の増加という問題を解消する手段については、特許文献1に記載が無い。この問題を解消する方法としては、可動部と固定部の間を伝熱部材で接続し、撮像素子で発生する熱を放熱するやり方が考えられるが、FPCの配線部の幅を増大させつつ、伝熱部材を配置した場合、ブレ補正機構が大型化するおそれがある。ひいては、撮像装置が大型化するおそれがある。
【0008】
そこで、本発明は、FPCの配線部の幅の増大や撮像素子からの放熱性の向上を行った場合においても、撮像装置の大型化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る撮像装置は、第1のユニットと、撮像光学系の光軸に直交する平面内の所定の範囲で、前記第1のユニットに対して撮像素子が相対的に移動可能に配置される第2のユニットと、前記第1のユニットと前記第2のユニットを接続する少なくとも三本の接続部材を備え、前記少なくとも三本の接続部材は夫々、光軸に直交し且つ前記光軸から離れる異なる延出方向に前記第2のユニットから延出する直線部と、前記直線部に一端が繋がり前記光軸の方向に湾曲する湾曲部とを有し、前記湾曲部を経て、前記第1のユニットに接続することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、FPCの配線部の幅の増大や撮像素子からの放熱性の向上を行った場合においても、大型化を抑制した撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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