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公開番号
2025169890
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-14
出願番号
2025061174
出願日
2025-04-02
発明の名称
定着装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20251107BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】小型化された定着装置8において、定着ベルト301の交換作業を容易に行える構成を提供する。
【解決手段】ステアリングローラ308は、定着ベルト301を付勢する第1付勢位置と、定着ベルト301を付勢しない第1付勢解除位置とに移動可能である。潤滑剤供給ローラ501は、ステアリングローラ308が第1付勢位置に位置する状態で潤滑剤供給ローラ501が定着ベルト301を付勢する第2付勢位置と、定着ベルト301を付勢しない第2付勢解除位置とに移動可能である。テーパ部は、ステアリングローラ308が第1付勢位置から第1付勢解除位置に移動する動作に連動して、潤滑剤供給ローラ501を第2付勢位置から第2付勢解除位置に移動させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
記録材に担持されたトナー像を加熱して記録材に定着させる定着装置であって、
無端状のベルト部材と、
前記ベルト部材の外周面に接触して回転する回転体と、
前記ベルト部材の内側に前記回転体と前記ベルト部材を介して対向するように配置され、前記ベルト部材と前記回転体との間に記録材を挟持搬送するニップ部を形成するニップ部形成部材と、
前記ベルト部材の内周面に接触し、前記ベルト部材を張架する張架ローラと、
前記ベルト部材の内周面に接触するテンションローラと、
前記テンションローラを前記ベルト部材に向けて付勢し、前記テンションローラにより前記ベルト部材に張力を付与するする第1付勢部材と、
前記ベルト部材の内周面に接触し、前記ベルト部材に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラと、
前記潤滑剤供給ローラを前記ベルト部材に向けて付勢する第2付勢部材と、
連動部と、を備え、
前記テンションローラは、前記テンションローラが前記第1付勢部材によって前記ベルト部材を付勢する第1付勢位置と、前記テンションローラが前記第1付勢部材の付勢力に関わらず前記ベルト部材を付勢しない第1付勢解除位置とに移動可能であり、
前記潤滑剤供給ローラは、前記テンションローラが前記第1付勢位置に位置する状態で前記潤滑剤供給ローラが前記第2付勢部材によって前記ベルト部材を付勢する第2付勢位置と、前記潤滑剤供給ローラが前記第2付勢部材の付勢力に関わらず前記ベルト部材を付勢しない第2付勢解除位置とに移動可能であり、
前記連動部は、前記テンションローラが前記第1付勢位置から前記第1付勢解除位置に移動する動作に連動して、前記潤滑剤供給ローラを前記第2付勢位置から前記第2付勢解除位置に移動させることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記テンションローラの回転軸に対して回動可能に配置されると共に、前記潤滑剤供給ローラを回転自在に支持する回動支持部を更に備え、
前記連動部は、前記潤滑剤供給ローラと前記テンションローラとが一体的に移動するように、前記回動支持部に対して一体又は別体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記テンションローラは、回転軸線が前記張架ローラの回転軸線方向と平行な方向に対して傾動可能に配置され、傾動することで前記張架ローラの回転軸線方向に関する前記ベルト部材の位置を制御することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記張架ローラ及び前記ニップ部形成部材を支持するフレームと、
前記フレームに支持された支持部と、を備え、
前記テンションローラは、前記支持部に支持され、
前記連動部は、前記テンションローラが前記第1付勢位置から前記第1付勢解除位置に移動する際に、前記支持部と係合することで前記潤滑剤供給ローラを前記第2付勢位置から前記第2付勢解除位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記テンションローラの回転軸線方向の端部を回転自在に支持する第1軸受部と、
前記潤滑剤供給ローラの回転軸線方向の端部を回転自在に支持する第2軸受部と、
前記第2軸受部を前記テンションローラに対して揺動可能に支持する揺動アームと、を備え、
前記連動部は、前記揺動アームに設けられ、前記テンションローラが前記第1付勢位置から前記第1付勢解除位置に移動する際に、前記支持部と係合することで前記潤滑剤供給ローラが前記第2付勢位置から前記第2付勢解除位置に移動するように前記揺動アームを揺動させることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
【請求項6】
前記第1付勢部材は、前記第1軸受部と前記支持部との間に配置され、
前記第2付勢部材は、前記揺動アームと前記第1軸受部との間に配置され、前記潤滑剤供給ローラが前記第2付勢解除位置から前記第2付勢位置に向かう方向に前記揺動アームを付勢することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項7】
前記テンションローラを前記第1付勢解除位置にロックするロック部材を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項8】
前記張架ローラは、内部に加熱部を有し、前記加熱部により前記張架ローラが加熱されることで前記ベルト部材を加熱する加熱ローラであることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項9】
前記ニップ部形成部材は、パッド部材であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項10】
前記揺動アームを回転自在に支持する回転支持軸を更に備え、
前記揺動アームは、前記回転支持軸を中心とした回転方向に関し、所定の位相で前記回転支持軸に対して着脱可能であり、
前記所定の位相は、前記ベルト部材が前記ニップ部形成部材、前記張架ローラ及び前記テンションローラに張架されている状態では、前記揺動アームに支持された前記潤滑剤供給ローラが移動不能で、且つ、前記ベルト部材が前記ニップ部形成部材、前記張架ローラ及び前記テンションローラに張架されていない状態で、前記揺動アームに支持された前記潤滑剤供給ローラが移動可能な位置であることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材に担持されたトナー像を加熱して記録材に定着させる定着装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置は、記録材に担持されたトナー像を記録材に定着させる定着装置を有する。定着装置としては、無端状のベルト部材と回転体とにより形成されるニップ部において記録材上のトナー像を加熱しながら搬送する構成が従来から知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載の定着装置は、回転体との間でベルト部材を挟持するニップ部形成部材を用いてニップ部を形成している。このようなニップ部形成部材を用いてニップ部を形成する場合、ニップ部でベルト部材とニップ部形成部材の摺動抵抗が大きくなることで、画像不良が発生したり、ベルト内面が削れたりすることが知られている。このため、ベルト部材の内側に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラを配置し、潤滑剤をベルト部材の内周面に塗布することで、摺動抵抗を下げる構成が広く採用されている。
【0004】
また、ベルト部材を用いた定着装置として、ベルト部材の内周面に接触してベルト部材に張力を付与するテンションローラを備えた構成も従来から知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-195671号公報
特開2015-59964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、定着装置は、ランニングコストの低減を図るべく、定着装置全体や定着装置内部のユニット単位(例えば、定着ベルトユニット)での交換ではなく、単部品での交換に対応することが求められる。このため、上述したベルト部材を用いた定着装置においては、ベルト部材を単品で交換可能にすることが求められる。
【0007】
ベルト部材を交換する際には、テンションローラによりベルト部材に付与している張力を解除して交換を行う。一方、近年、ベルト部材を用いた定着装置において小型化が求められており、定着装置の小型化に伴いベルト部材の外径が小さくなる傾向にある。ベルト部材の外径が小さくなると、テンションローラの張力を解除すべくテンションローラをベルト部材の内周面から退避させたとしてもその退避量が小さくなってしまう。この結果、ベルト部材を着脱するための十分なたるみ量を確保しにくくなり、ベルト部材の交換作業が行いにくくなる。
【0008】
本発明は、小型化された定着装置において、ベルト部材の交換作業を容易に行うことができる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、記録材に担持されたトナー像を加熱して記録材に定着させる定着装置であって、無端状のベルト部材と、前記ベルト部材の外周面に接触して回転する回転体と、前記ベルト部材の内側に前記回転体と前記ベルト部材を介して対向するように配置され、前記ベルト部材と前記回転体との間に記録材を挟持搬送するニップ部を形成するニップ部形成部材と、前記ベルト部材の内周面に接触し、前記ベルト部材を張架する張架ローラと、前記ベルト部材の内周面に接触するテンションローラと、前記テンションローラを前記ベルト部材に向けて付勢し、前記テンションローラにより前記ベルト部材に張力を付与するする第1付勢部材と、前記ベルト部材の内周面に接触し、前記ベルト部材に潤滑剤を供給する潤滑剤供給ローラと、前記潤滑剤供給ローラを前記ベルト部材に向けて付勢する第2付勢部材と、連動部と、を備え、前記テンションローラは、前記テンションローラが前記第1付勢部材によって前記ベルト部材を付勢する第1付勢位置と、前記テンションローラが前記第1付勢部材の付勢力に関わらず前記ベルト部材を付勢しない第1付勢解除位置とに移動可能であり、前記潤滑剤供給ローラは、前記テンションローラが前記第1付勢位置に位置する状態で前記潤滑剤供給ローラが前記第2付勢部材によって前記ベルト部材を付勢する第2付勢位置と、前記潤滑剤供給ローラが前記第2付勢部材の付勢力に関わらず前記ベルト部材を付勢しない第2付勢解除位置とに移動可能であり、前記連動部は、前記テンションローラが前記第1付勢位置から前記第1付勢解除位置に移動する動作に連動して、前記潤滑剤供給ローラを前記第2付勢位置から前記第2付勢解除位置に移動させることを特徴とする定着装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、小型化された定着装置において、ベルト部材の交換作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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