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公開番号2025158863
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024061799
出願日2024-04-05
発明の名称現像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20251009BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 画像不良の発生を抑制できる構成を提供する。
【解決手段】 現像剤循環部46と、現像剤供給スクリュー42と、現像剤回収部47と、現像剤回収スクリュー44と、第1現像ローラ30と、第1磁石36と、第2現像ローラ31と、第2磁石37と、剥離ローラ32と、第3磁石38と、第2現像ローラ31に対向して配置され、第2磁石37が発生する反発磁界により第2現像ローラ31から剥離された現像剤を現像剤供給スクリュー42に案内する遮蔽部材10と、を備え、第2現像ローラ31が遮蔽部材10に最も近接する位置は、第1現像ローラ30の回転中心Qよりも鉛直方向上方に在り、且つ、第2現像ローラ31の回転中心Rよりも鉛直方向下方に在る。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
トナーとキャリアを含む現像剤を収容する第1室と、
前記第1室に配置され、前記第1室に収容された前記現像剤を搬送する第1搬送スクリューと、
隔壁により前記第1室と区画された第2室と、
前記第2室に配置され、前記第2室に収容された前記現像剤を搬送する第2搬送スクリューと、
前記第1室から前記現像剤が供給される第1回転体であって、像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像剤を担持搬送する第1回転体と、
前記第1回転体の内部に固定して配置された第1マグネットと、
前記第1回転体に対向して配置され、前記第1マグネットが発生する磁界により前記第1回転体から前記現像剤が受け渡される第2回転体であって、前記静電潜像を現像するために前記現像剤を担持搬送する第2回転体と、
前記第2回転体の内部に固定して配置された第2マグネットと、
前記第2回転体に対向して配置され、前記第2マグネットが発生する磁界により前記第2回転体から前記現像剤が受け渡される第3回転体であって、前記静電潜像を現像した後の前記現像剤を前記第2室に回収するために前記現像剤を担持搬送する第3回転体と、
前記第3回転体の内部に固定して配置された第3マグネットと、
前記第2回転体に対向して配置され、前記第2マグネットが発生する反発磁界により前記第2回転体から剥離された前記現像剤を前記第1搬送スクリューに案内する案内部と、
を備え、
前記第2回転体が前記案内部に最も近接する位置は、前記第1回転体の回転中心よりも鉛直方向上方に在り、且つ、前記第2回転体の回転中心よりも鉛直方向下方に在る
ことを特徴とする現像装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記第2回転体及び前記第3回転体のそれぞれに対向して配置され、前記第3マグネットが発生する反発磁界により前記第3回転体から剥離された前記現像剤を前記第2搬送スクリューに案内する第2案内部
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記第2搬送スクリューの回転中心は、前記第1搬送スクリューの回転中心よりも鉛直方向上方に在り、
前記第2回転体の回転中心は、前記第1回転体の回転中心よりも鉛直方向上方に在り、
前記第3回転体の回転中心は、前記第2回転体の回転中心よりも鉛直方向上方に在る
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項4】
前記第2室から前記第1室に前記現像剤が連通することを許容する連通部
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項5】
前記隔壁とは別の隔壁により前記第1室と区画された第3室と、
前記第3室に配置され、前記第3室に収容された前記現像剤を搬送する第3搬送スクリューと、
前記第3室から前記第1室に前記現像剤が連通することを許容する第1連通部と、
前記第1室から前記第3室に前記現像剤が連通することを許容する第2連通部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
現像装置として、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤により現像する現像ローラを、像担持体の回転方向に関して2本並べて配置した構成が提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載された現像装置では、2本の現像ローラのうち、鉛直方向下方にある第1現像ローラに供給部から現像剤が供給され、鉛直方向上方にある第2現像ローラは下方にある第1現像ローラから現像剤が受け渡される。そして、上方にある第2現像ローラから現像剤が剥離、回収される構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-254107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成の場合、剥離ローラにより第2現像ローラから現像剤を剥離している。そして、第2現像ローラから剥離された現像剤は、自重により落下、若しくは、剥離ローラに受け渡される。ここで、第2現像ローラから剥離ローラへの現像剤受け渡し工程において、第2現像ローラ上の現像剤は、第2現像ローラと剥離ローラとの隙間で気流が発生する。この気流の影響により、一部の現像剤が気流に乗って第2現像ローラの直下に存在する第1現像ローラ上に落下してしまう。
【0005】
第1現像ローラ上に落下した現像剤は、第1現像ローラと第2現像ローラにおける現像工程で使用された使用済みの現像剤であり、供給部に存在する通常の現像剤より現像剤中のトナー量が少なくなっている。
【0006】
このような使用済みの現像剤が第1現像ローラ上に落下すると、第1現像ローラ上の磁力の影響により第1現像ローラと第2現像ローラとの間の最近接位置の近傍にある現像剤受け渡し部に使用済みの現像剤が入り込んでしまう虞がある。第1現像ローラと第2現像ローラとの間の現像剤受け渡し部で、使用済みの現像剤が第2現像ローラ上に再度受け渡されてしまうと、第2現像ローラ上の現像剤は、通常の現像剤と、使用済みの現像剤(トナーの少ない現像剤)とが入り混じってしまう。その結果、像担持体上の静電潜像を現像する際に像担持体に移動するトナー量にムラが生じてしまい、最終的な出力画像にも濃淡ムラが発生してしまう。この現象はいわゆる連れ回り現象と呼ばれる。
【0007】
このように、特許文献1に記載のような2本の現像ローラを有する現像装置においては、出力画像上には濃淡ムラの画像不良が発生し易くなる虞がある。特に、画像形成装置を高速運転するような使用条件下においては、現像装置内の昇温の影響により、上述した課題が発生し易くなる。
【0008】
本発明は、画像不良の発生を抑制できる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の現像装置は、トナーとキャリアを含む現像剤を収容する第1室と、前記第1室に配置され、前記第1室に収容された前記現像剤を搬送する第1搬送スクリューと、隔壁により前記第1室と区画された第2室と、前記第2室に配置され、前記第2室に収容された前記現像剤を搬送する第2搬送スクリューと、前記第1室から前記現像剤が供給される第1回転体であって、像担持体に形成された静電潜像を現像するために前記現像剤を担持搬送する第1回転体と、前記第1回転体の内部に固定して配置された第1マグネットと、前記第1回転体に対向して配置され、前記第1マグネットが発生する磁界により前記第1回転体から前記現像剤が受け渡される第2回転体であって、前記静電潜像を現像するために前記現像剤を担持搬送する第2回転体と、前記第2回転体の内部に固定して配置された第2マグネットと、前記第2回転体に対向して配置され、前記第2マグネットが発生する磁界により前記第2回転体から前記現像剤が受け渡される第3回転体であって、前記静電潜像を現像した後の前記現像剤を前記第2室に回収するために前記現像剤を担持搬送する第3回転体と、前記第3回転体の内部に固定して配置された第3マグネットと、前記第2回転体に対向して配置され、前記第2マグネットが発生する反発磁界により前記第2回転体から剥離された前記現像剤を前記第1搬送スクリューに案内する案内部と、を備え、前記第2回転体が前記案内部に最も近接する位置は、前記第1回転体の回転中心よりも鉛直方向上方に在り、且つ、前記第2回転体の回転中心よりも鉛直方向下方に在ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像不良の発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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