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公開番号
2025100253
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217490
出願日
2023-12-23
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/16 20060101AFI20250626BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】アーム部材を支持する支持部材が金属で形成されている構成において、支持部材や転写ローラに給電するための給電用部材の周辺の樹脂部材の絶縁劣化を抑制する。
【解決手段】画像形成装置100は、転写ローラ41を加圧する加圧バネ400と、加圧バネ400を通して転写ローラ41に電圧を印加する印加部34と、アーム部材407を支持する金属で構成された支持部材406と、を有し、支持部材406と加圧バネ400との間に位置するバネ座面417に、加圧バネ400の加圧方向に延在するリブ形状415が設けられた構成とされる。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、
複数の張架ローラに張架され、前記像担持体からトナー像が転写される中間転写ベルトと、
前記中間転写ベルトの外周面に当接可能であり、前記複数の張架ローラのうちの対向ローラと協働して前記中間転写ベルトから記録材へのトナー像の転写が行われる転写ニップ部を形成する転写ローラと、
前記転写ローラの回転軸線方向における端部を支持する電気絶縁性の樹脂で構成された軸受部材と、
前記転写ローラを前記中間転写ベルトに対して加圧するように前記軸受部材を加圧する加圧バネと、
前記軸受部材を、前記加圧バネの加圧方向に沿って、前記転写ローラが前記中間転写ベルトに当接する第1の位置と、前記転写ローラが前記中間転写ベルトから離間する第2の位置と、に移動可能なように保持する保持部材と、
前記軸受部材と係合可能であり、前記加圧バネの加圧力に抗して前記軸受部材を前記第1の位置から前記第2の位置へと移動させるアーム部材と、
前記アーム部材を回動可能に支持する金属で構成された支持部材と、
前記加圧バネを通して前記転写ローラに電圧を印加する印加部と、
前記加圧バネと前記転写ローラとを電気的に接続する接続部材と、
を有し、
前記加圧バネは、前記軸受部材に設けられた受け部と、前記保持部材に設けられたバネ支持部と、の間に配置され、
前記加圧バネの加圧方向に沿って見た場合に、前記支持部材の前記加圧バネに対する最近接部は、前記保持部材の前記バネ支持部が設けられた面であるバネ座面に隣接して配置されており、
前記保持部材は、前記加圧バネの加圧方向に沿って見た場合に、前記支持部材の前記加圧バネに対する最近接部と前記加圧バネの前記支持部材に対する最近接部とを通る直線上の、前記加圧バネと前記支持部材との間において、前記バネ座面から前記加圧バネの加圧方向に沿って延在するリブ形状部を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記リブ形状部は、前記加圧バネの加圧方向に見た場合に、少なくとも前記加圧バネの前記支持部材に対する最近接部を中心として前記直線から±45°の角度領域において前記加圧バネと前記支持部材との間に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
少なくとも一部が前記バネ座面上に配置され、前記印加部から前記加圧バネに給電するための給電部材を有しており、
前記リブ形状部は更に、前記加圧バネの加圧方向に沿って見た場合に、前記バネ座面上に配置された前記給電部材と前記支持部材との間に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記保持部材は、前記バネ座面から連続し、前記アーム部材による前記軸受部材の移動方向に沿う方向に延在する面であって、前記軸受部材が前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれにある場合にも前記軸受部材と対向する面である対向面に、前記軸受部材の前記バネ座面に近づく方向への移動を規制する規制部を有し、
前記規制部は、前記軸受部材が前記第1の位置にある場合には前記軸受部材に接触せず、前記軸受部材が前記第2の位置にある場合には前記軸受部材に接触するように設けられており、
前記画像形成装置は、前記軸受部材が前記第2の位置にある場合には前記転写ローラに電圧を印加しないように前記印加部を制御する制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記転写ローラは、その回転軸線方向の端部から突出した軸部を備え、前記軸部にはベアリングが取り付けられており、前記接続部材は前記ベアリングを介して前記加圧バネと前記転写ローラとを電気的に接続することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記アーム部材を回動させるカムを有し、
前記支持部材は、前記カムを回転可能に支持することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、又はこれらのうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を用いた複写機などの画像形成装置として、中間転写方式を採用したものがある。この画像形成装置は、感光体上に形成したトナー像を中間転写体上に1次転写し、中間転写体上のトナー像を紙などの記録材上に2次転写することで記録材に画像を形成する。中間転写体としては、複数の張架ローラに張架された中間転写ベルトが多く用いられる。2次転写は、中間転写ベルトを介して複数の張架ローラのうちの1つである2次転写対向ローラに当接する2次転写ローラ(転写ローラ)に2次転写電圧を印加することで行われることが多い。
【0003】
2次転写ローラは、中間転写ベルトを介して2次転写対向ローラに向けて所定の当接圧で押圧され、中間転写ベルトとの間でニップ部(2次転写ニップ部)を形成する。このような構成において、2次転写ローラに当接圧がかかった状態が続くと、2次転写ローラの表面に変形(当接跡)が発生し、適切な2次転写が難しくなり、印刷画質が劣化する可能性がある。そのため、画像形成装置は、2次転写ローラを中間転写ベルトに対して当接・離間させる当接離間機構が設けられ、印刷動作が行われない場合に2次転写ローラが中間転写ベルトから離間させられる構成とされることがある。
【0004】
特許文献1では、2次転写ローラを支持する軸受部材(アーム)と、軸受部材を移動させる偏芯カムと、を用いて2次転写ローラを中間転写ベルトから離間させる構成が提案されている。しかしながら、この構成では、離間量を大きくしたい場合には、偏芯カムの大型化や、それに伴う画像形成装置の大型化が課題となる。
【0005】
特許文献2では、2次転写ローラを支持する軸受部材(第1のアーム部材)と、これに連結されたアーム部材(第2のアーム部材)と、アーム部材(第2のアーム部材)を介して軸受部材(第1のアーム部材)を移動させる偏芯カムと、を用いて2次転写ローラを中間転写ベルトから離間させる構成が提案されている。特許文献2では、上記構成により、2次転写ローラを中間転写ベルトから離間させる構成の大型化を抑制できるものとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-300847号公報
特開2017-97094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
アーム部材を用いて2次転写ローラの軸受部材を移動させる構成では、例えば2次転写ローラを中間転写ベルトから離間させる際に、アーム部材に対して、2次転写ローラを付勢する付勢部材による反力がかかる。そのため、アーム部材を支持する支持部材には、高い強度・剛性が求められる。支持部材の強度や剛性が不十分であると、支持部材の破損による製品寿命の低下や、支持部材の変形による意図しない離間距離の減少などが生じる可能性がある。
【0008】
そこで、アーム部材を支持する支持部材として、板金などの金属で形成された部材を用いることが考えられる。しかし、2次転写ローラには2次転写電圧が印加されるため、支持部材を導電体である金属で形成した場合には、支持部材や2次転写ローラに給電するための給電用部材の周辺の樹脂部材の絶縁劣化が生じる可能性がある。
【0009】
そこで、本発明の目的は、アーム部材を支持する支持部材が金属で形成されている構成において、支持部材や転写ローラに給電するための給電用部材の周辺の樹脂部材の絶縁劣化を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、複数の張架ローラに張架され、前記像担持体からトナー像が転写される中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの外周面に当接可能であり、前記複数の張架ローラのうちの対向ローラと協働して前記中間転写ベルトから記録材へのトナー像の転写が行われる転写ニップ部を形成する転写ローラと、前記転写ローラの回転軸線方向における端部を支持する電気絶縁性の樹脂で構成された軸受部材と、前記転写ローラを前記中間転写ベルトに対して加圧するように前記軸受部材を加圧する加圧バネと、前記軸受部材を、前記加圧バネの加圧方向に沿って、前記転写ローラが前記中間転写ベルトに当接する第1の位置と、前記転写ローラが前記中間転写ベルトから離間する第2の位置と、に移動可能なように保持する保持部材と、前記軸受部材と係合可能であり、前記加圧バネの加圧力に抗して前記軸受部材を前記第1の位置から前記第2の位置へと移動させるアーム部材と、前記アーム部材を回動可能に支持する金属で構成された支持部材と、前記加圧バネを通して前記転写ローラに電圧を印加する印加部と、前記加圧バネと前記転写ローラとを電気的に接続する接続部材と、を有し、前記加圧バネは、前記軸受部材に設けられた受け部と、前記保持部材に設けられたバネ支持部と、の間に配置され、前記加圧バネの加圧方向に沿って見た場合に、前記支持部材の前記加圧バネに対する最近接部は、前記保持部材の前記バネ支持部が設けられた面であるバネ座面に隣接して配置されており、前記保持部材は、前記加圧バネの加圧方向に沿って見た場合に、前記支持部材の前記加圧バネに対する最近接部と前記加圧バネの前記支持部材に対する最近接部とを通る直線上の、前記加圧バネと前記支持部材との間において、前記バネ座面から前記加圧バネの加圧方向に沿って延在するリブ形状部を有することを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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