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公開番号2025098672
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214974
出願日2023-12-20
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G03G 5/06 20060101AFI20250625BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】清掃動作時に感光ドラム表面へチリやほこりが付着することを抑制した画像形成装置を提供する。
【解決手段】回転軸線を中心に回転可能な感光ドラムと、前記感光ドラムの表面に照射する露光光を出射するための複数の発光素子と、前記発光素子から出射された露光光を前記感光ドラムの表面に集光するための複数のレンズが前記回転軸線の方向に並べられて構成されている、前記発光素子に対向する光入射面及び前記感光ドラムに対向する光出射面を有するレンズアレイと、前記感光ドラムの表面と前記レンズアレイの光出射面との間に挿入し、前記レンズアレイの長手方向の一端側から他端側にかけて、前記感光ドラムの表面及び前記レンズアレイの光出射面を摺擦しながら、前記レンズアレイの光出射面を清掃するための清掃部材と、を有する画像形成装置であって、前記感光ドラムが感光層中に有する電荷発生物質として特定のビスアゾ化合物を含有する画像形成装置。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸線を中心に回転可能な感光ドラムと、
前記感光ドラムの表面に照射する露光光を出射するための複数の発光素子と、
前記発光素子から出射された露光光を前記感光ドラムの表面に集光するための複数のレンズが前記回転軸線方向に並べられて構成されている、前記発光素子に対向する光入射面及び前記感光ドラムに対向する光出射面を有するレンズアレイと、
前記感光ドラムの表面と前記レンズアレイの光出射面との間に挿入し、前記レンズアレイの長手方向の一端側から他端側にかけて、前記感光ドラムの表面及び前記レンズアレイの光出射面を摺擦しながら、前記レンズアレイの光出射面を清掃するための清掃部材と、
を有する画像形成装置であって、
前記清掃部材が、前記感光ドラムの表面に摺擦するドラム摺擦部を有し、
前記感光ドラムが、下記式(1)で表されるアゾ化合物を含有する感光層を有する、ことを特徴とする画像形成装置。
JPEG
2025098672000073.jpg
34
169
(式(1)中、R
10
~R
19
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素数2以下のアルキル基、炭素数2以下のアルコキシ基、又はトリフルオロメチル基を表す。ただし、前記式(1)中のR
10
~R
19
のうち少なくとも1つは、塩素原子を示す。)
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記式(1)中のR
10
、R
14
、R
15
及びR
19
のうち少なくとも1つが、塩素原子を示す、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記感光ドラムが、下記式(2)で表される2官能のアクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を有する正孔輸送性化合物を含む、組成物の重合物を含有する表面層を有する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
JPEG
2025098672000074.jpg
44
113
(式(2)中、R
21
、R
22
はそれぞれ独立に炭素数1~4のアルキレン基を示す。R
23
、R
24
は水素原子又はメチル基を示す。R
25
は、炭素数1~4のアルキル基、又は炭素数1~4のアルコキシ基を示す。n
21
は0~3の数を示す。)
【請求項4】
前記感光ドラムが、
下記式(3)で表される1官能のアクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を有する正孔輸送性化合物、及び
2官能以上の正孔輸送性を有しないアクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基を持つ化合物を含む、組成物の重合物を含有する表面層を有する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
JPEG
2025098672000075.jpg
39
153
(式(3)中、R
31
は炭素数1~4のアルキレン基を示す。R
32
は水素原子又はメチル基を示す。R
33
、R
34
はそれぞれ独立に、炭素数1~4のアルキル基、又は炭素数1~4のアルコキシ基を示す。n
31
は0又は1の数を示す。

32
は0又は1の数を示す。n
33
は0又は1の数を示す。ただし、n
33
が0のときはn
32
も0である。n
32
及びn
33
が共に0のとき、前記アクリロイルオキシ基又はメタクリロイルオキシ基の酸素原子とベンゼン環の結合は単結合である。n
34
、n
35
はそれぞれ独立に0~3の数を示す。)
【請求項5】
前記感光ドラムが、結着樹脂として下記式(4)で表される構造単位及び下記式(5)で表される構造単位を有するポリエステル樹脂を含有する表面層を有する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
JPEG
2025098672000076.jpg
23
75
JPEG
2025098672000077.jpg
26
93
(式(4)中、X
41
は、m-フェニレン基、p-フェニレン基、2つのp-フェニレン基が単結合若しくは酸素原子を介して結合した二価の基、又はナフチレン基を示す。
式(5)中、X
51
は、単結合、酸素原子、置換若しくは無置換のアルキリデン基、又は置換若しくは無置換のシクロアルキリデン基を示す。R
51
~R
58
は、それぞれ独立に水素原子又はアルキル基を示す。)
【請求項6】
前記感光ドラムが、結着樹脂として下記式(6)で表される構造単位を有するポリカーボネート樹脂を含有する表面層を有する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
JPEG
2025098672000078.jpg
22
85
(式(6)中、X
61
は、単結合、酸素原子、アルキリデン基又はシクロアルキリデン基を示す。R
61
~R
68
は、それぞれ独立に水素原子又はアルキル基を示す。)
【請求項7】
前記ドラム摺擦部が、羊毛を含む、請求項1又は2に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、感光ドラムを用いた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
レーザビームプリンタやデジタル複写機などの電子写真方式の画像形成装置において、感光ドラムを露光する手段の一つとして固体露光ヘッドがある。固体露光ヘッドは、発光素子であるLEDや有機ELなどの複数の発光点を感光ドラムの回転軸と平行な方向(主走査方向)に略直線状に並べ、主走査方向において一括して感光ドラムを露光するものである。この方式は、ポリゴンミラーを用いて走査を行うレーザ走査方式の露光装置に比べて体積が小さく駆動部もないため、画像形成装置の小型化や低騒音化に有利である。
【0003】
固体露光ヘッドは、発光素子から出射した光束を感光ドラム上に結像させるために、発光素子と対向して主走査方向に複数の屈折率分布型レンズを並べたレンズアレイを備える。このレンズアレイは焦点距離が極めて短いため、固体露光ヘッドを感光ドラムに非常に近接して配置する必要があるが、感光ドラム近傍では画像形成装置内部冷却用のエアフローに乗ってトナー等が浮遊している場合がある。このような浮遊トナー等がレンズアレイの出射面に付着すると、感光ドラムを照射する光量が不均一となり濃度むらなどの不良画像が発生する。このため、固体露光ヘッドにおいてはレンズアレイ表面を清掃する清掃手段が必要となる。
【0004】
清掃手段の例としては、特許文献1に示されるように、感光ドラムと清掃部材の距離を制御する案内部を設けガイドする形式でレンズアレイを清掃する手段が知られている。しかし、小型化を目指して内部ユニットの実装密度を高めた画像形成装置においては、このような案内部を固体露光ヘッド近傍に設けることが困難な場合がある。
【0005】
内部ユニットの小型化に応える方法として、特許文献2には、清掃部材の感光ドラムに対向する面に電子写真用感光ドラム用のドラム摺擦部を備えることで、ドラム摺擦部を感光ドラムに接触させながらレンズアレイ表面の清掃を行う手段が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-72321号公報
特開2010-230954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、清掃部材をレンズアレイ表面に当接させるため、レンズアレイと感光ドラムとの間に挟み込み、感光ドラムと接触させながらレンズアレイの清掃を行う構成の場合、以下の問題があった。感光ドラムに接触させる部材(ドラム摺擦部)として羊毛等の動物性繊維を選択した場合に、清掃動作時のドラム摺擦部と感光ドラムとの静電的な作用により機内に残留するトナーやチリやほこり等を感光ドラム表面に寄せ付け画像形成を阻害する課題があった。
【0008】
本開示の目的は、清掃部材をレンズアレイ表面に当接させるため、感光ドラムとの間に挟み込み、感光ドラムと接触させながらレンズアレイの清掃を行う画像形成装置において、清掃部材動作時に、感光ドラム表面へのチリやほこり等の付着を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的は以下の本開示によって達成される。即ち、
回転軸線を中心に回転可能な感光ドラムと、
前記感光ドラムの表面に照射する露光光を出射するための複数の発光素子と、
前記発光素子から出射された露光光を前記感光ドラムの表面に集光するための複数のレンズが前記回転軸線方向に並べられて構成されている、前記発光素子に対向する光入射面及び前記感光ドラムに対向する光出射面を有するレンズアレイと、
前記感光ドラムの表面と前記レンズアレイの光出射面との間に挿入し、前記レンズアレイの長手方向の一端側から他端側にかけて、前記感光ドラムの表面及び前記レンズアレイの光出射面を摺擦しながら、前記レンズアレイの光出射面を清掃するための清掃部材と、
を有する画像形成装置であって、
前記清掃部材が、前記感光ドラムの表面に摺擦するドラム摺擦部を有し、
前記感光ドラムが、下記式(1)で表されるアゾ化合物を含有する感光層を有する、画像形成装置である。
JPEG
2025098672000002.jpg
34
169
(式(1)中、R
10
~R
19
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素数2以下のアルキル基、炭素数2以下のアルコキシ基、又はトリフルオロメチル基を表す。ただし、前記式(1)中のR
10
~R
19
のうち少なくとも1つは、塩素原子を示す。)
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、清掃部材をレンズアレイ表面に当接させるため、レンズアレイと感光ドラムとの間に挟み込み、感光ドラムとドラム摺擦部を接触させてレンズアレイの清掃を行う画像形成装置において、以下の効果を得ることができる。すなわち、清掃部材動作時に、感光ドラム表面へのチリやほこり等の付着を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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