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公開番号
2025098818
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023215202
出願日
2023-12-20
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250625BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像不良と結露の発生を抑制することと、画像形成装置を小型化することと、を両立可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、読取ユニットと、読取ユニットとの間に排出空間を形成する画像形成ユニットであって、像担持体と、トナー像をシートに定着させる定着部と、シートを排出空間に向けてシート排出方向に排出する排出部と、を有する画像形成ユニットと、像担持体の回転軸線方向に直交する第1方向に延び、画像形成ユニットのシート排出方向における上流側の外側面と排出空間とを連通する第1ダクトと、を備える。画像形成ユニットは、回転軸線方向に延び、排出部によって排出されるシートを冷却するための風が通る第2ダクトを有する。1ダクトの少なくとも一部は、第1方向及び回転軸線方向に直交する第2方向において、第2ダクトとオーバーラップするように配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
原稿の画像を読み取る読取部を有する読取ユニットと、
前記読取ユニットの下方に設けられると共に前記読取ユニットとの間に排出空間を形成する画像形成ユニットであって、シートに転写されるトナー像を担持する像担持体と、熱及び圧力を付与することでトナー像をシートに定着させる定着部と、前記定着部を通過したシートを前記排出空間に向けてシート排出方向に排出する排出部と、を有する画像形成ユニットと、
前記シート排出方向に沿った第1方向であって、前記像担持体の回転軸線方向に直交する第1方向に延び、前記画像形成ユニットの前記シート排出方向における上流側の外側面と前記排出空間とを連通する第1ダクトと、を備え、
前記画像形成ユニットは、前記回転軸線方向に延び、前記排出部によって排出されるシートを冷却するための風が通る第2ダクトを有し、
前記1ダクトの少なくとも一部は、前記第1方向及び前記回転軸線方向に直交する第2方向において、前記第2ダクトとオーバーラップするように配置されている、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記画像形成ユニットは、前記排出部によって排出されるシートが積載される積載面と、前記排出部によって排出されるシートが通過するシート排出口が形成され、前記回転軸線方向及び前記第2方向に延びる立ち上がり面と、前記回転軸線方向において前記積載面の一方側に形成される第1側面と、前記回転軸線方向において前記積載面の他方側に形成される第2側面と、を有し、
前記排出空間は、前記積載面と、前記立ち上がり面と、前記第1側面と、前記第2側面と、前記読取ユニットの底面と、によって形成され、
前記回転軸線方向において、前記第1ダクトの幅は、前記積載面の幅よりも狭い、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1ダクトは、前記回転軸線方向において、前記第1側面よりも前記第2側面に近い位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記回転軸線方向の内、前記第1側面から前記第2側面に向かう方向を第1軸線方向としたとき、
前記画像形成ユニットは、前記第2ダクト内で前記第1軸線方向に向かう風を起こすファンを有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記立ち上がり面は、前記第2ダクトと前記排出空間とを連通させ、前記排出部によって排出されるシートを冷却するための第1の風を前記排出空間に向けて前記シート排出方向に排気する第1排気口を有し、
前記第1側面は、前記排出空間に連通し、前記ファンによって起こされた風の一部である第2の風を前記排出空間に向けて前記第1軸線方向に排気する第2排気口を有し、
前記第1の風及び前記第2の風は、前記排出空間において合流する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成ユニットは、前記ファンによって起こされた風を前記第2ダクトに案内する第3ダクトを有し、
前記ファン及び前記第3ダクトは、前記排出空間よりも前記第1軸線方向における上流に配置される、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第3ダクトを流れる風は、前記第2ダクトに向かう風と、前記第2排気口に向かう風と、に分岐される、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記画像形成ユニットは、前記読取ユニットの前記底面に対向する天面カバーと、前記天面カバーに形成され、前記底面から離れる方向に凹んだ凹部と、を有し、
前記第1ダクトは、前記読取ユニットの前記底面と、前記凹部と、によって形成される、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記読取ユニットの前記底面は、前記画像形成ユニットの前記天面カバーから離れる方向に凹んだ読取凹部を有し、
前記読取凹部の少なくとも一部は、前記回転軸線方向において、前記凹部にオーバーラップするように配置されている、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1ダクトは、前記回転軸線方向において、前記第2ダクトにオーバーラップしないように形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置本体と、画像形成装置本体の上方に設けられる原稿読取装置と、を備えた画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。このような画像形成装置において、画像形成装置本体内で発生した水蒸気がシート排出口から排出されたり、排出されたシートから水蒸気が発生したりする。また、この画像形成装置は、画像形成装置本体の上面と原稿読取装置の下面とによってダクト空間を形成し、該ダクト空間は、画像形成装置本体と原稿読取装置との間で形成された空間と、画像形成装置の背面と、に連通している。そして、上記空間に充満した水蒸気の一部は、自然対流によりダクト空間を通って画像形成装置の背面に排出され、原稿読取装置の底面における結露の発生を抑制している。
【0003】
また、従来、シートを排出する排出ローラ対のニップよりも上方に送風口を設け、該送風口からシートに風を吹き付けることで、シート上のトナーの再融解に伴うシート同士の張り付きを抑制する画像形成装置が提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-141227号公報
特開2017-3713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、画像形成装置本体と原稿読取装置との間にダクト空間を設けるために、画像形成装置がダクト空間の分だけ高さ方向に大型化してしまっていた。また、特許文献2に記載の画像形成装置も、排出ローラ対のニップよりも上方に設けられた送風口に風を送るためのダクトを配置する必要があり、該ダクトの分だけ高さ方向に大型化してしまっていた。
【0006】
このように、トナーの再融解に伴う画像不良と結露の発生とを抑制すると、画像形成装置が大型化してしまい、画像不良と結露の発生を抑制することと、画像形成装置を小型化することと、を両立することができなかった。
【0007】
本発明は、画像不良と結露の発生を抑制することと、画像形成装置を小型化することと、を両立可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、画像形成装置において、原稿の画像を読み取る読取部を有する読取ユニットと、前記読取ユニットの下方に設けられると共に前記読取ユニットとの間に排出空間を形成する画像形成ユニットであって、シートに転写されるトナー像を担持する像担持体と、熱及び圧力を付与することでトナー像をシートに定着させる定着部と、前記定着部を通過したシートを前記排出空間に向けてシート排出方向に排出する排出部と、を有する画像形成ユニットと、前記シート排出方向に沿った第1方向であって、前記像担持体の回転軸線方向に直交する第1方向に延び、前記画像形成ユニットの前記シート排出方向における上流側の外側面と前記排出空間とを連通する第1ダクトと、を備え、前記画像形成ユニットは、前記回転軸線方向に延び、前記排出部によって排出されるシートを冷却するための風が通る第2ダクトを有し、前記1ダクトの少なくとも一部は、前記第1方向及び前記回転軸線方向に直交する第2方向において、前記第2ダクトとオーバーラップするように配置されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、画像不良と結露の発生を抑制することと、画像形成装置を小型化することと、を両立することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
(a)は画像形成装置を示す正面図、(b)は図1(a)のA-A断面を示す断面図。
(a)は画像形成装置を示す斜視図、(b)は画像形成装置を示す他の斜視図。
(a)は側面カバーを取り外した状態の画像形成ユニットを示す斜視図、(b)は側面カバーを取り外した状態の画像形成ユニットを示す他の斜視図。
(a)は比較例に係る画像形成装置の結露付着範囲を示す斜視図、(b)は本実施の形態に係る画像形成装置の風の流れ及び結露付着範囲を示す斜視図。
(a)は本実施の形態に係る第1ダクト及び第2ダクトを示す平面図、(b)は変形例1に係る第1ダクト及び第2ダクトを示す平面図。
(a)は変形例2に係る画像形成装置を示す正面図、(b)は変形例2に係る画像形成装置を示す正面図、(c)は図6(b)のB-B断面を示す断面図。
(a)は変形例3に係る画像形成装置を示す正面図、(b)は変形例3に係る画像形成装置を示す斜視図。
変形例4に係る画像形成装置を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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