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公開番号2025109579
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003561
出願日2024-01-12
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250717BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】シートに斜行が発生した場合でも画像形成位置の精度を向上する。
【解決手段】搬送部により搬送されたシートの斜行を補正する斜行補正部と、搬送部により搬送されるシートが斜行補正部を通過する前に該シートの先端の角度及び側端の角度を検知する検知部と、を備える。制御部は、検知部により検知されたシートの先端の角度に基づいてシートの先端をシート搬送方向に直交する幅方向に合わせるようにシートの斜行を補正し、斜行補正後のシートに対し、シート搬送方向に対して画像を形成する画像形成位置を設定する先レジ補正モードと、検知部により検知されたシートの側端の角度に基づいてシートの側端をシート搬送方向に合わせるようにシートの斜行を補正し、斜行補正後のシートに対し、幅方向に対して画像を形成する画像形成位置を設定する横レジ補正モードと、を切り替えて実行可能である。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部にシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送されたシートの斜行を補正する斜行補正部と、
前記搬送部により搬送されるシートが前記斜行補正部を通過する前に該シートの先端の角度及び側端の角度を検知する検知部と、
前記斜行補正部及び前記画像形成部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記検知部により検知されたシートの先端の角度に基づいてシートの先端をシート搬送方向に直交する幅方向に合わせるようにシートの斜行を補正し、斜行補正後のシートに対し、前記シート搬送方向に対して画像を形成する画像形成位置を設定する第1モードと、
前記検知部により検知されたシートの側端の角度に基づいてシートの側端を前記シート搬送方向に合わせるようにシートの斜行を補正し、斜行補正後のシートに対し、前記幅方向に対して画像を形成する画像形成位置を設定する第2モードと、を切り替えて実行可能である、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1モードと前記第2モードとのうちで選択されたモードについてのモード情報を受け付ける受付部を備え、
前記制御部は、前記モード情報に基づいて前記第1モードと前記第2モードとのうちの一方を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記受付部は、前記シート搬送方向における画像形成位置についての第1情報を受け付け、
前記制御部は、前記第1モードを実行する場合に、前記第1情報に基づいて前記シート搬送方向における前記画像形成位置を設定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記受付部は、前記第1情報として、前記シート搬送方向において、基準位置と、前記基準位置よりも上流の位置である上流端側位置と、前記基準位置よりも下流の位置である下流端側位置と、のうちで選択された1つを受け付ける、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記受付部は、前記幅方向における画像形成位置についての第2情報を受け付け、
前記制御部は、前記第2モードを実行する場合に、前記第2情報に基づいて前記幅方向における前記画像形成位置を設定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記受付部は、前記第2情報として、前記幅方向において、基準位置と、前記基準位置よりも一方の位置である一方端側位置と、前記基準位置よりも他方の位置である他方端側位置と、のうちで選択された1つを受け付ける、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記画像形成部よりも前記シート搬送方向の下流においてシートの先端及び側端と該シートに形成された画像とを読み取る読取部を備え、
前記制御部は、
前記第1モード又は前記第2モードの実行前に、前記斜行補正部により斜行補正を行わずに前記画像形成部によりシートに検査画像を形成し、前記読取部により該シートの先端及び側端と前記検査画像とを読み取り、
前記第1モードの実行時に、前記読取部により読み取られたシートの先端及び側端と前記検査画像との位置関係と、前記斜行補正部により補正するシートの先端の角度と、に基づいて前記画像形成位置を設定し、
前記第2モードの実行時に、前記読取部により読み取られたシートの先端及び側端と前記検査画像との位置関係と、前記斜行補正部により補正するシートの側端の角度と、に基づいて画像形成位置を設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記斜行補正部は、シートを搬送する旋回ローラ対を有し、前記旋回ローラ対によりシートを旋回するように搬送することによってシートの斜行を補正する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
シートに画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部にシートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により前記画像形成部に向けて搬送されるシートの先端の角度及び側端の角度を検知する検知部と、
前記検知部により検知されたシートの先端の角度又は側端の角度に基づいて画像形成位置を変更するように前記画像形成部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記シートの先端の角度に基づいてシートの先端を基準に前記画像形成位置を変更する第3モードと、
前記シートの側端の角度に基づいてシートの側端を基準に前記画像形成位置を変更する第4モードと、を切り替えて実行可能である、
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
前記画像形成部により画像が形成されたシートに対して処理を施すシート処理部を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、画像形成装置において、シートに対する画像位置精度が重要になっている。このため、画像形成位置を調整するためにテストチャートを読み取って画像位置調整を行う技術が開発されている(特許文献1参照)。
【0003】
一方、画像形成装置を含む一連の印刷システムとして、折り機、裁断、製本を含む画像形成システムが普及している。この種の画像形成システムでは、後処理の方法によって求められるシートに対する画像形成位置は異なる。例えば、中綴じ製本の場合は搬送方向及び幅方向でシートの中心に画像が位置するように調整が求められる。また、くるみ製本の場合は端部基準でシートを裁断するため、紙の搬送方向及び幅方向のシート端部基準に画像が位置する調整が求められる。よって、画像位置調整では、後処理での工程も考慮した技術が求められている。そこで、後処理の工程等に応じて、シートに印字する搬送方向における画像形成位置を切り替える技術が開発されている(特許文献2参照)。
【0004】
以上より、画像形成装置において画像形成位置は重要であり、シートの裁断精度、シートの変形を含むシート形状を外乱として考慮し、後処理工程を行う場合と行わない場合との両方の場合に画像形成位置の精度を高めることが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-092806号公報
特開2019-184944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した特許文献1,2に記載の画像形成装置では、シートの斜行までは考慮されていない。即ち、シートの裁断誤差は、搬送方向と幅方向だけでなく、傾き成分も考慮する必要がある。シートの傾き成分の誤差により、印字位置の斜行成分を紙先端基準で合わせる場合とシート左端で合わせる場合とでは、シートに対する印字位置が異なる。このため、シートの傾き成分が考慮されていない場合には、画像形成位置の精度が悪化する虞がある。
【0007】
本発明は、シートに斜行が発生した場合でも画像形成位置の精度を向上できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送されたシートの斜行を補正する斜行補正部と、前記搬送部により搬送されるシートが前記斜行補正部を通過する前に該シートの先端の角度及び側端の角度を検知する検知部と、前記斜行補正部及び前記画像形成部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記検知部により検知されたシートの先端の角度に基づいてシートの先端をシート搬送方向に直交する幅方向に合わせるようにシートの斜行を補正し、斜行補正後のシートに対し、前記シート搬送方向に対して画像を形成する画像形成位置を設定する第1モードと、前記検知部により検知されたシートの側端の角度に基づいてシートの側端を前記シート搬送方向に合わせるようにシートの斜行を補正し、斜行補正後のシートに対し、前記幅方向に対して画像を形成する画像形成位置を設定する第2モードと、を切り替えて実行可能であることを特徴とする画像形成装置である。
【0009】
本発明の他の一態様は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送する搬送部と、前記搬送部により前記画像形成部に向けて搬送されるシートの先端の角度及び側端の角度を検知する検知部と、前記検知部により検知されたシートの先端の角度又は側端の角度に基づいて画像形成位置を変更するように前記画像形成部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記シートの先端の角度に基づいてシートの先端を基準に前記画像形成位置を変更する第3モードと、前記シートの側端の角度に基づいてシートの側端を基準に前記画像形成位置を変更する第4モードと、を切り替えて実行可能であることを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、シートに斜行が発生した場合でも画像形成位置の精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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