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公開番号2025103355
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220702
出願日2023-12-27
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 26/10 20060101AFI20250702BHJP(光学)
要約【課題】複数の方向それぞれにおける部材の変位を簡易に検出することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置は、第1の光源からの第1の光束を偏向して第1の被走査面を主走査方向に走査する偏向器と、偏向器によって偏向された第1の光束を第1の被走査面に導光する第1の結像光学系と、偏向器によって偏向されて第1の被走査面に到達しない第1の光束を反射する第1の反射光学素子と、第1の反射光学素子によって反射された第1の光束を受光する第1の受光素子と、第1の反射光学素子に入射する第1の光束の一部を遮光する第1の遮光部材と、第1の反射光学素子によって反射された第1の光束の一部を遮光する第2の遮光部材と、第1及び第2の遮光部材の一方、及び第1の反射光学素子を保持する第1の保持部材と、第1及び第2の遮光部材の他方を保持する第2の保持部材とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1の光源からの第1の光束を偏向して第1の被走査面を主走査方向に走査する偏向器と、
前記偏向器によって偏向された前記第1の光束を前記第1の被走査面に導光する第1の結像光学系と、
前記偏向器によって偏向されて前記第1の被走査面に到達しない前記第1の光束を反射する第1の反射光学素子と、
前記第1の反射光学素子によって反射された前記第1の光束を受光する第1の受光素子と、
前記第1の反射光学素子に入射する前記第1の光束の一部を遮光する第1の遮光部材と、
前記第1の反射光学素子によって反射された前記第1の光束の一部を遮光する第2の遮光部材と、
前記第1及び第2の遮光部材の一方、及び前記第1の反射光学素子を保持する第1の保持部材と、
前記第1及び第2の遮光部材の他方を保持する第2の保持部材とを備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記偏向器、前記第1の結像光学系及び前記第2の保持部材を収容する筐体を備え、
前記第1の保持部材は、該筐体の外部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1の結像光学系により前記第1の被走査面に形成される静電潜像をトナー像として現像する現像器と、
現像された前記トナー像を被転写材に転写する転写器と、
転写された前記トナー像を前記被転写材に定着させる定着器とを備え、
前記第1の保持部材は、前記現像器と一体的に構成されている一方で、前記第2の保持部材は、前記筐体と一体的に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記偏向器によって偏向されて前記第1の被走査面に到達しない前記第1の光束を受光する第2の受光素子と、
前記第1の受光素子による前記第1の光束の第1の受光開始時刻及び第1の受光終了時刻の少なくとも一方と、前記第2の受光素子による前記第1の光束の第2の受光開始時刻とに基づいて前記第1の反射光学素子の変位を検出する制御部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1の保持部材は、前記第1の反射光学素子及び前記第1の遮光部材を保持しており、
前記制御部は、前記第1の受光開始時刻と前記第2の受光開始時刻との間の時間差に基づいて、前記第1の反射光学素子の反射面に平行な第1の断面内において副走査方向に垂直な第1の方向における変位を検出することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第1の受光終了時刻と前記第2の受光開始時刻との間の時間差に基づいて、前記第1の反射光学素子の前記第1の断面に垂直な第2の方向における変位を検出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
主走査方向及び副走査方向夫々において互いに離隔する、前記第1の光束を射出する第1の発光点と、第2の光束を射出する第2の発光点とを有する前記第1の光源を備え、
前記制御部は、前記第1の受光開始時刻と前記第1の受光素子による前記第2の光束の第3の受光開始時刻との間の時間差に基づいて、前記第1の反射光学素子の副走査方向における変位を検出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1の遮光部材の前記第1の方向での前記第2の遮光部材側における端部は、副走査方向に非平行であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1の結像光学系は、前記偏向器によって偏向されて前記第1の被走査面に到達しない前記第1の光束を前記第1の反射光学素子に導光することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1の反射光学素子は、夫々が第1、第2、第3、第4、第5、及び第6の反射面を有する複数の反射部を有し、
前記第1の反射面の単位法線ベクトルと前記第2の反射面の単位法線ベクトルとの内積の値をS1、前記第1の反射面の単位法線ベクトルと前記第3の反射面の単位法線ベクトルとの内積の値をT1、前記第2の反射面の単位法線ベクトルと前記第3の反射面の単位法線ベクトルとの内積の値をU1、前記第4の反射面の単位法線ベクトルと前記第5の反射面の単位法線ベクトルとの内積の値をS2、前記第4の反射面の単位法線ベクトルと前記第6の反射面の単位法線ベクトルとの内積の値をT2、前記第5の反射面の単位法線ベクトルと前記第6の反射面の単位法線ベクトルとの内積の値をU2としたとき、
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なる条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザビームプリンタ(LBP)、デジタル複写機やマルチファンクションプリンタ(MFP)等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置においては現像剤収容部等の部材の変位を検出することが求められている。
特許文献1は、光走査装置によって反射部材の反射面上を走査する検出光の一部を遮光する遮光部材を保持する保持部材を現像剤収容部に一体的に構成するように設けた実施例を有する画像形成装置を開示している。
【0003】
そして当該実施例では、当該反射部材によって反射された当該検出光の受光素子における受光タイミングの変化から主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方における当該遮光部材の変位、すなわち当該現像剤収容部の変位を検出している。
また特許文献1は、受光素子における検出光の受光光量の変化から主走査方向及び副走査方向に垂直な方向における当該現像剤収容部の変位を検出する実施例も開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように特許文献1は、現像剤収容部の主走査方向及び副走査方向の少なくとも一方における変位を検出する実施例と、当該現像剤収容部の主走査方向及び副走査方向に垂直な方向における変位を検出する実施例とを有する画像形成装置を開示している。
従って、画像形成装置において双方の実施例における構成を設けることで主走査方向と主走査方向及び副走査方向に垂直な方向とのそれぞれにおける現像剤収容部の変位を検出することはできるが、その場合、構造が複雑化してしまう。
【0006】
そこで本発明は、複数の方向それぞれにおける部材の変位を簡易に検出することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る画像形成装置は、第1の光源からの第1の光束を偏向して第1の被走査面を主走査方向に走査する偏向器と、偏向器によって偏向された第1の光束を第1の被走査面に導光する第1の結像光学系と、偏向器によって偏向されて第1の被走査面に到達しない第1の光束を反射する第1の反射光学素子と、第1の反射光学素子によって反射された第1の光束を受光する第1の受光素子と、第1の反射光学素子に入射する第1の光束の一部を遮光する第1の遮光部材と、第1の反射光学素子によって反射された第1の光束の一部を遮光する第2の遮光部材と、第1及び第2の遮光部材の一方、及び第1の反射光学素子を保持する第1の保持部材と、第1及び第2の遮光部材の他方を保持する第2の保持部材とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数の方向それぞれにおける部材の変位を簡易に検出することができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第一実施形態に係る画像形成装置の要部副走査断面図。
第一実施形態に係る画像形成装置が備える光走査装置の主走査断面図。
第一実施形態に係る画像形成装置に設けられている反射光学素子の正面図、断面図及び拡大正面図。
第一実施形態に係る画像形成装置が備える光走査装置の一部拡大主走査断面図。
第一実施形態に係る画像形成装置が備える光走査装置の一部拡大主走査断面図。
第一実施形態に係る画像形成装置において受光素子によって検知されるモニタ電圧の時間変化を示した図。
第一実施形態に係る画像形成装置が備える光走査装置の一部拡大主走査断面図。
第一実施形態に係る画像形成装置において受光素子によって検知されるモニタ電圧の時間変化を示した図。
第二実施形態に係る画像形成装置が備える光走査装置の主走査断面図及び一部副走査断面内投影図。
第二実施形態に係る画像形成装置の一部拡大斜視図、一部拡大主走査断面図及び一部拡大正面図。
第二実施形態に係る画像形成装置の一部拡大正面図。
第二実施形態に係る画像形成装置において受光素子によって検知されるモニタ電圧の時間変化を示した図。
第三実施形態に係る画像形成装置の要部副走査断面図。
第三実施形態に係る画像形成装置が備える光走査装置の主走査断面内展開図。
第三実施形態に係る画像形成装置が備える光走査装置の一部副走査断面内投影図。
第三実施形態に係る画像形成装置の一部拡大主走査断面内展開図。
第三実施形態に係る画像形成装置において受光素子によって検知されるモニタ電圧の時間変化を示した図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態に係る画像形成装置について添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお以下に示す図面は、本実施形態を容易に理解できるようにするために、実際とは異なる縮尺で描かれている場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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