特許ウォッチ

公開番号2025118042
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013115
出願日2024-01-31
発明の名称網膜投影型画像表示装置、及び検眼装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類G02B 27/02 20060101AFI20250805BHJP(光学)
要約【課題】射出瞳を移動可能な装置を小型化する。
【解決手段】網膜投影型画像表示装置は、第1光源と、前記第1光源からの光を走査させることにより画像を形成する光走査部と、観察者の眼球に、前記光走査部からの光の射出瞳を導く接眼光学系と、前記第1光源から出射された光の前記光走査部への入射位置を変化させる可変光学系と、を有し、前記可変光学系は、前記第1光源と前記光走査部との間に配置され、前記射出瞳を移動可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
第１光源と、
前記第１光源からの光を走査させることにより画像を形成する光走査部と、
観察者の眼球に、前記光走査部からの光の射出瞳を導く接眼光学系と、
前記第１光源から出射された光の前記光走査部への入射位置を変化させる可変光学系と、を有し、
前記可変光学系は、前記第１光源と前記光走査部との間に配置され、
前記射出瞳を移動可能である、網膜投影型画像表示装置。
続きを表示（約 850 文字）【請求項２】
前記可変光学系は、前記第１光源から出射された光を、コリメート光に変換した後、前記光走査部に入射させる、請求項１に記載の網膜投影型画像表示装置。
【請求項３】
前記可変光学系は、
可動ミラーと、
前記可動ミラーからの光を、コリメート光に変換する凹面ミラーと、を含む、請求項２に記載の網膜投影型画像表示装置。
【請求項４】
ツルを含む眼鏡型支持体を有し、
前記光走査部及び前記可変光学系は、前記ツルが延びる方向に並んで前記ツルに配置される、請求項１に記載の網膜投影型画像表示装置。
【請求項５】
前記光走査部及び前記可変光学系が駆動していないとき、前記光走査部及び前記可変光学系の光走査面は、対向する方向に配置されている
請求項４に記載の網膜投影型画像表示装置。
【請求項６】
前記接眼光学系は、前記観察者の眼球に対向配置され、前記光走査部からの光を前記眼球に向けて反射するとともに集束させるホログラフィック光学素子を含む、請求項１に記載の網膜投影型画像表示装置。
【請求項７】
前記光走査部と前記接眼光学系との間に配置され、前記光走査部から出射された光の前記接眼光学系への入射位置を変化させることにより、アイボックスを拡大する拡大光学系をさらに有する、請求項１に記載の網膜投影型画像表示装置。
【請求項８】
前記光走査部から前記拡大光学系に入射される光は、コリメートされた光である、請求項７に記載の網膜投影型画像表示装置。
【請求項９】
複数の前記拡大光学系を有する、請求項７に記載の網膜投影型画像表示装置。
【請求項１０】
ツルを含む眼鏡型支持体を有し、
複数の前記拡大光学系は、前記ツルが延びる方向に並んで前記ツルに配置される、請求項９に記載の網膜投影型画像表示装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、網膜投影型画像表示装置、及び検眼装置に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
装着者の網膜に画像を投影することにより、装着者に画像を視認させる網膜投影型画像表示装置が知られている。
【０００３】
例えば、特許文献１には、射出瞳を移動させるために、走査光学系からの光束を射出瞳に導く接眼光学系を移動させる機構を有する光走査型表示装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、特許文献１に記載の装置は、接眼光学系を移動させる機構を有するため、装置が大型化する可能性がある。
【０００５】
本発明は、射出瞳を移動可能な装置を小型化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様に係る網膜投影型画像表示装置は、第１光源と、前記第１光源からの光を走査させることにより画像を形成する光走査部と、観察者の眼球に、前記光走査部からの光の射出瞳を導く接眼光学系と、前記第１光源から出射された光の前記光走査部への入射位置を変化させる可変光学系と、を有し、前記可変光学系は、前記第１光源と前記光走査部との間に配置され、前記射出瞳を移動可能である。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、射出瞳を移動可能な装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の第一実施形態に係る網膜投影型画像表示装置の全体構成を示す模式的上面図である。
本発明の第一実施形態に係る網膜投影型画像表示装置が備える光走査部を示す模式的上面図である。
本発明の第一実施形態に係る網膜投影型画像表示装置の可変光学系が備える可動ミラーを示す模式的上面図である。
本発明の第一実施形態に係る網膜投影型画像表示装置が備える制御部のハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の第一実施形態に係る網膜投影型画像表示装置が備える制御部の機能構成を示すブロック図である。
本発明の第一実施形態に係る網膜投影型画像表示装置による射出瞳の移動動作の概略を示す模式図である。
本発明の第一実施形態に係る網膜投影型画像表示装置による射出瞳の移動動作の詳細を示す第１模式図である。
本発明の第一実施形態に係る網膜投影型画像表示装置による射出瞳の移動動作の詳細を示す第２模式図である。
本発明の第一実施形態に係る網膜投影型画像表示装置による射出瞳の移動動作の詳細を示す第３模式図である。
本発明の第一実施形態に係る網膜投影型画像表示装置の動作を示す模式図である。
本発明の第二実施形態に係る網膜投影型画像表示装置を示す模式的上面図である。
本発明の第二実施形態に係る網膜投影型画像表示装置による射出瞳の移動動作を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本発明の実施形態に係る網膜投影型画像表示装置、及び検眼装置について図面を参照しながら詳細に説明する。但し、以下に示す形態は、本発明の網膜投影型画像表示装置、及び検眼装置を例示するものであって、以下に限定するものではない。
【００１０】
また、本発明の実施形態に記載されている構成部の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の実施形態の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさ、位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。また、以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており詳細説明を適宜省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許