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公開番号
2025117343
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024012129
出願日
2024-01-30
発明の名称
液体塗布装置
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250804BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】吐出ヘッドでの吐出不良を生じることなく当該吐出ヘッドから塗布面に吐出された液体の乾燥時間を早めることができる液体塗布装置を提供する。
【解決手段】塗布面に液体を吐出して画像を形成する液体塗布装置であって、前記塗布面に対して液体を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドが液体を吐出する前に、水分除去剤である粉体を前記塗布面に対して散布する散布装置と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
塗布面に液体を吐出して画像を形成する液体塗布装置であって、
前記塗布面に対して液体を吐出する吐出ヘッドと、
前記吐出ヘッドが液体を吐出する前に、水分除去剤である粉体を前記塗布面に対して散布する散布装置と、
を備えた液体塗布装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記吐出ヘッドを搭載し、該吐出ヘッドを主走査方向および副走査方向に移動させるキャリッジを、さらに備え、
前記散布装置は、前記吐出ヘッドによる液体の吐出の際の、前記キャリッジの主走査方向の移動における下流側の位置で該キャリッジに固定された請求項1に記載の液体塗布装置。
【請求項3】
前記水分除去剤は、吸水剤である請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項4】
前記水分除去剤は、発熱剤である請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項5】
前記散布装置において前記粉体を散布するための開口部よりも主走査方向の上流側の位置に設置され、該散布装置により前記塗布面に散布された前記粉体を掃くブラシ部材を、さらに備えた請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項6】
前記散布装置における前記粉体を散布するための開口部の開口度合いを調整するための調整板を、さらに備えた請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項7】
前記散布装置から前記粉体が散布された状態の前記塗布面を撮像する撮像装置を、さらに備えた請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項8】
圧縮空気を生成する圧縮装置と、
前記圧縮空気を、前記散布装置により前記粉体が散布された前記塗布面に向けて吹き出すための第1ノズルと、
をさらに備えた請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項9】
圧縮空気を生成する圧縮装置と、
前記圧縮装置から送られた前記圧縮空気によって前記散布装置に溜められた前記粉体を前記塗布面に噴射する第2ノズルと、
をさらに備えた請求項1または2に記載の液体塗布装置。
【請求項10】
前記散布装置の前記粉体を散布するための開口部は、
前記吐出ヘッドの液体を吐出するための複数の第3ノズルが並ぶ方向における長さが、該第3ノズルのノズル列の長さと同一であり、
副走査方向の位置が、前記ノズル列の副走査方向の位置と同一である請求項1または2に記載の液体塗布装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体塗布装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
道路塗装分野において、従来は人手で塗装を行っていたが、昨今では人手を使わずに自動でインクジェット方式により道路塗装をする技術が提案されている。この場合、インクジェット方式で用いる有機溶剤インクは環境負荷が大きいため、環境に配慮したインクとして水性インクを道路塗装に用いることが考えられるが、水性インクは、水分が多いため乾燥に時間がかかり、塗装の生産性が低くなってしまうという問題がある。
【0003】
このような水性インクを用いた技術として、水性インクの乾燥時間を短縮するために、インク成分を乾燥性の水性塗料組成物にする方法が開示されている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術のようなインク成分を乾燥性の水性塗装組成物にする方法では、インクジェット方式で塗装する場合、吐出ヘッドのノズルでインクが早く乾くようになって目詰まりが生じ、吐出不良が発生してしまうという課題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、吐出ヘッドでの吐出不良を生じることなく当該吐出ヘッドから塗布面に吐出された液体の乾燥時間を早めることができる液体塗布装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、塗布面に液体を吐出して画像を形成する液体塗布装置であって、前記塗布面に対して液体を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドが液体を吐出する前に、水分除去剤である粉体を前記塗布面に対して散布する散布装置と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、吐出ヘッドでの吐出不良を生じることなく当該吐出ヘッドから塗布面に吐出された液体の乾燥時間を早めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係る液体塗布装置の全体構成を示す外観の一例を示す図である。
図2は、第1の実施形態に係る液体塗布装置の印刷装置の構成の一例を示す図である。
図3は、第1の実施形態に係る液体塗布装置のキャリッジの移動機構の構成の一例を示す図である。
図4は、第1の実施形態に係る液体塗布装置がキャリッジの走査範囲外へ印刷する場合の動作の概要を説明する図である。
図5は、第1の実施形態に係る液体塗布装置の粉散布装置の構成の一例を示す図である。
図6は、第1の実施形態に係る液体塗布装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図7は、アスファルトの表面形状の一例を示す図である。
図8は、アスファルトの凹部にそのままインクを塗布した場合の状態を説明する図である。
図9は、第1の実施形態に係る液体塗布装置が吸水剤の粉体を散布した後にインクを塗布した場合の状態を説明する図である。
図10は、第1の実施形態に係る液体塗布装置が発熱剤の粉体を散布した後にインクを塗布した場合の状態を説明する図である。
図11は、第2の実施形態に係る液体塗布装置の印刷装置の構成の一例を示す図である。
図12は、第2の実施形態に係る液体塗布装置の粉散布装置の構成の一例を示す図である。
図13は、第2の実施形態に係る液体塗布装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図14は、第3の実施形態に係る液体塗布装置の粉散布装置の構成の一例を示す図である。
図15は、第4の実施形態に係る液体塗布装置の粉散布装置を下から見た図である。
図16は、第5の実施形態に係る液体塗布装置の印刷装置の構成の一例を示す図である。
図17は、第5の実施形態に係る液体塗布装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る液体塗布装置の実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0010】
[第1の実施形態]
(液体塗布装置の全体構成および動作概要)
図1は、第1の実施形態に係る液体塗布装置の全体構成を示す外観の一例を示す図である。図2は、第1の実施形態に係る液体塗布装置の印刷装置の構成の一例を示す図である。図3は、第1の実施形態に係る液体塗布装置のキャリッジの移動機構の構成の一例を示す図である。図1~図3を参照しながら、本実施形態に係る液体塗布装置1の全体構成および動作概要について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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