TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025133001
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024177303
出願日2024-10-09
発明の名称画像形成装置及び画像形成方法
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250903BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】媒体に形成された画像を読み取った読取画像に基づいて、前処理液の塗布条件と乾燥条件の最適化を図る。
【解決手段】シート状の媒体に前処理液を塗布する前処理液塗布部と、媒体に塗布された前処理液の乾燥をする前処理液乾燥部と、前処理液を乾燥させた媒体に特定画像を形成する画像形成部と、媒体を前処理液塗布部、前処理液乾燥部、画像形成部の順に搬送し、画像が形成された媒体を下流に搬送する媒体搬送部と、画像形成部の下流に配置され、媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する画像読取部と、記前処理液の塗布量と乾燥を制御する制御部と、を備え、制御部は、読取画像における輝度情報に基づく判定結果に応じて、前処理液塗布部と前処理液乾燥部の制御条件を決定して、前処理液塗布部及び前処理液乾燥部の動作を制御条件に応じて制御する、画像形成装置による。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
シート状の媒体に前処理液を塗布する前処理液塗布部と、
前記媒体に塗布された前記前処理液の乾燥をする前処理液乾燥部と、
前記前処理液を乾燥させた媒体に特定画像を形成する画像形成部と、
前記媒体を前記前処理液塗布部、前記前処理液乾燥部、前記画像形成部の順に搬送し、画像が形成された媒体を下流に搬送する媒体搬送部と、
前記画像形成部の下流に配置され、前記媒体に形成された前記特定画像を読み取った読取画像を取得する画像読取部と、
前記前処理液の塗布量と前記乾燥を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記読取画像における輝度情報に基づく判定結果に応じて、前記前処理液塗布部と前記前処理液乾燥部の制御条件を決定して、前記前処理液塗布部及び前記前処理液乾燥部の動作を当該制御条件に応じて制御する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記判定結果に応じて、前記媒体に塗布する前処理液の量を調整する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記判定結果に応じて、前記媒体に塗布された前記前処理液の乾燥条件を調整する、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記読取画像は、異なる特定色で塗りつぶされた塗りつぶし画像を、隣接させた特定画像である、
請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記塗りつぶし画像の隣接する色及び濃度が異なる、
請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記特定画像は、濃度の異なる複数の塗りつぶし画像を、当該濃度の大きさに応じて配列した画像である、
請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記特定画像に含まれる隣接する塗りつぶし画像のうち、異なる色が隣接している隣接部分における色にじみの度合いを判定する、
請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記色にじみの度合いを、前記特定画像に含まれる隣接する塗りつぶし画像のうち、異なる色が隣接している隣接部分に輝度の変化量に基づいて判定する、
請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記色にじみの度合いを、前記特定画像に含まれる隣接する塗りつぶし画像のうち、異なる色が隣接している隣接部分における輝度変化領域の幅に基づいて判定する、
請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
シート状の媒体に前処理液を塗布する前処理液塗布部と、
前記媒体に塗布された前記前処理液の乾燥をする前処理液乾燥部と、
前記前処理液を乾燥させた媒体に特定画像を形成する画像形成部と、
前記媒体を前記前処理液塗布部、前記前処理液乾燥部、前記画像形成部の順に搬送し、画像が形成された媒体を下流に搬送する媒体搬送部と、
前記画像形成部の下流に配置され、前記媒体に形成された前記画像を読み取った読取画像を取得する画像読取部と、
前記前処理液の塗布量と前記乾燥を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記読取画像における輝度情報に基づく判定結果に応じて、前記前処理液塗布部と前記前処理液乾燥部の制御条件を決定して、前記前処理液塗布部及び前記前処理液乾燥部の動作を当該制御条件に応じて制御する、
ことを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
搬送されてくる媒体に画像を形成する画像形成装置が知られている。画像が形成される媒体面の状態を、画像形成に好適な状態にするための前処理液を画像形成処理の前の媒体に塗布する前処理液塗布装置も知られている。
【0003】
媒体上に画像を形成するために液体インクを付着させたときに生ずる「にじみ」などの異常画像を防止する目的で、印刷解像度に基づいて、前処理液の塗布量と前処理液の乾燥条件を制御する構成が開示されている(特許文献1を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の構成のように、印刷解像度に基づく判断とする場合、媒体(用紙)の種類や外部環境(装置を稼働させる環境の温度や湿度)などによって、印刷条件が異なると、望んだ画像品質が得られないことがある。
【0005】
本発明は、媒体に形成された画像を読み取った読取画像に基づいて、前処理液の塗布条件と乾燥条件の最適化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、画像形成装置に関し、シート状の媒体に前処理液を塗布する前処理液塗布部と、前記媒体に塗布された前記前処理液の乾燥をする前処理液乾燥部と、前記前処理液を乾燥させた媒体に特定画像を形成する画像形成部と、前記媒体を前記前処理液塗布部、前記前処理液乾燥部、前記画像形成部の順に搬送し、画像が形成された媒体を下流に搬送する媒体搬送部と、前記画像形成部の下流に配置され、前記媒体に形成された前記画像を読み取った読取画像を取得する画像読取部と、前記前処理液の塗布量と前記乾燥を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記読取画像における輝度情報に基づく判定結果に応じて、前記前処理液塗布部と前記前処理液乾燥部の制御条件を決定して、前記前処理液塗布部及び前記前処理液乾燥部の動作を当該制御条件に応じて制御する、ことを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、媒体に形成された画像を読み取った読取画像に基づいて、前処理液の塗布条件と乾燥条件の最適化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る画像形成システムの一実施形態を示す全体構成図。
上記実施形態において形成するテストチャートの一例を示す図。
上記実施形態において形成するテストチャートの別例を示す図。
上記テストチャートの作成工程を説明するフローチャート。
本実施形態に係る濃度判定用テストチャートに基づく判定結果の例を示す図。
本実施形態に係る濃度ランクの例を示す図。
本実施形態に係る色にじみ判定用テストチャートの一部拡大図。
図7に例示した色にじみ判定用テストチャートの輝度情報の一例を示す図。
図7に例示した色にじみ判定用テストチャートの色にじみ判定の説明図。
本実施形態に係る色にじみランクの例を示す図。
本実施形態に係る色にじみ判定用テストチャートの一部拡大図。
図11に例示した色にじみ判定用テストチャートの輝度情報の一例を示す図。
本実施形態に係る前処理液塗布条件と乾燥条件の調整処理を説明するフローチャート。
図13に例示した調整処理において生成されるデータの一例を示す図。
本発明に係る画像形成システムの他の実施形態を示す全体構成図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の実施形態としての、ライン型にインクジェットプリンタ100の全体構成図である。なお、本実施形態において、画像形成方式は、シート状の媒体としての用紙Pに対し液体インクを吐出して画像を形成する、いわゆるインクジェット方式を例示している。以下において説明するとおり、本実施形態は、用紙Pに画像形成の前に、用紙Pの画像形成面の状態を、画質向上の目的を達するために好適な状態にする処理剤を予め塗布し、その処理剤の上に画像を形成することを前提としている。したがって、画像形成方式が直接方式であるか、中間転写を介して二次転写を行なう間接方式であるかを問わない。
【0010】
図1に示すように、インクジェットプリンタ100は、用紙Pに対し、処理剤としての前処理液Prを塗布する前処理液塗布部110を備える。前処理液塗布部110は、画像形成部130の前段に配置され、用紙Pの画像形成面の性状を、画質の向上に適する状態にするための作用効果を発揮する前処理液を用紙Pの画像形成面に塗布する処理を実行する。前処理液塗布部110は、インクジェットヘッドにより構成されており、前処理液をインクジェットヘッドから吐出することで、用紙Pに前処理液を塗布する。また、前処理液塗布部110は、インクジェットヘッドからの前処理液を吐出するパターン(吐出動作のパターン)の制御により、前処理液の塗布量を可変することが可能な構成である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
箔熱転写装置
1日前
シヤチハタ株式会社
印判
3か月前
三光株式会社
感熱記録材料
5か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
6か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
6か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1日前
株式会社リコー
液体吐出装置
6か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
6か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
7か月前
独立行政法人 国立印刷局
貼付機構
28日前
株式会社リコー
液体吐出装置
7か月前
独立行政法人 国立印刷局
貼付装置
17日前
独立行政法人 国立印刷局
潜像印刷物
28日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
29日前
キヤノン株式会社
印刷システム
6か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
7か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
29日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
7か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
13日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
8か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
5か月前
続きを見る