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公開番号
2025020850
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124462
出願日
2023-07-31
発明の名称
プリンタ
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
主分類
B41J
29/38 20060101AFI20250205BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】外部デバイスへの給電と印刷に必要な電力の給電とを同時に安定して行うことができるプリンタを提供する。
【解決手段】プリンタは第1インタフェイス、第2インタフェイス、印刷部、給電部、及びCPUを備える。第1インタフェイスはバッテリから受電可能である。第2インタフェイスはACアダプタから受電可能である。印刷部はバッテリ又はACアダプタの少なくとも何れか一つを供給元として、媒体への印刷に使用される電力である駆動電力で駆動可能である。給電部は外部デバイスと接続可能であり、バッテリ又はACアダプタの少なくとも何れか一つを供給元として、外部デバイスに給電する電力である給電電力を給電可能である。CPUは第1インタフェイスへのバッテリの接続状況と、第2インタフェイスへのACアダプタの接続状況と、給電部への外部デバイスの接続状況とに応じて、給電電力と駆動電力との供給元を設定する(S7、S13、S17)。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電源と接続可能であり、前記第1電源から受電可能な第1受電部と、
第2電源と接続可能であり、前記第2電源から受電可能な第2受電部と、
前記第1受電部及び前記第2受電部を介して、前記第1電源又は前記第2電源の少なくとも何れか一つを供給元として、媒体への印刷に使用される電力である駆動電力で駆動可能な印刷部と、
外部デバイスと接続可能であり、前記第1受電部及び前記第2受電部を介して、前記第1電源又は前記第2電源の少なくとも何れか一つを供給元として、前記外部デバイスに給電する電力である給電電力を給電可能な給電部と、
制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記第1受電部への前記第1電源の接続状況と、前記第2受電部への前記第2電源の接続状況と、前記給電部への前記外部デバイスの接続状況とに応じて、前記給電電力と前記駆動電力との供給元を設定する設定処理
を実行する
ことを特徴とするプリンタ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記設定処理は、
前記第1受電部に前記第1電源が接続され、前記第2受電部に前記第2電源が接続され、且つ前記給電部に前記外部デバイスが接続された場合、前記駆動電力の供給元を前記第1電源に設定し、前記給電電力の供給元を前記第2電源に設定する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記設定処理は、
前記第1受電部に前記第1電源が接続され、前記給電部に前記外部デバイスが接続され、且つ前記第2受電部に前記第2電源が接続されていない場合、前記外部デバイスへの前記駆動電力の供給元と、前記印刷部への前記給電電力の供給元とを、前記第1電源に設定し、
前記制御部は、
前記外部デバイスへの前記給電電力に応じて、前記印刷部による印刷速度を低下させる第1速度設定処理
を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記設定処理は、
前記第1受電部に前記第1電源が接続され、且つ前記第2受電部に前記第2電源が接続されていない場合、前記外部デバイスが前記給電部に接続されているかに関わらず、前記印刷部への前記駆動電力の供給元を、前記第1電源に設定し、
前記制御部は、
前記外部デバイスへの前記給電電力を給電せずに、前記第1電源で前記印刷部を駆動できる最高の速度である最高速度に印刷速度を設定する第2速度設定処理
を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記設定処理は、
前記第1受電部に前記第1電源が接続され、前記第2受電部に前記第2電源が接続され、且つ前記給電部に前記外部デバイスが接続されている場合、前記外部デバイスへの前記給電電力の供給元を、前記第1電源と前記第2電源との両方に設定する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項6】
前記第1電源は、バッテリであり、
前記第2電源は、ACアダプタである
ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。
【請求項7】
前記設定処理は、
前記第1受電部に前記バッテリが接続され、前記第2受電部に前記ACアダプタが接続され、且つ前記給電部に前記外部デバイスが接続されていない場合、前記駆動電力の供給元を、前記ACアダプタに設定する
ことを特徴とする請求項6に記載のプリンタ。
【請求項8】
前記第1電源は、バッテリであり、
前記第2電源は、ACアダプタであり、
前記設定処理は、
前記第1受電部に前記バッテリが接続され、前記第2受電部に前記ACアダプタが接続されず、且つ前記給電部に前記外部デバイスが接続されていない場合、前記駆動電力の供給元を、前記バッテリに設定する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項9】
前記給電部は、USB PD(USB Power Delivery)規格に準じて前記外部デバイスへ前記給電電力を給電する
ことを特徴とする請求項1~8の何れか一つに記載のプリンタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の携帯型プリンタは、バッテリ又はACアダプタで駆動し、通常印刷モードと印刷速度優先モードとの何れかを選択的に実行する。通常印刷モードでは、携帯型プリンタは、ACアダプタからの電力で、印刷を実行する。この場合、携帯型プリンタは、バッテリからの電力の供給を遮断する。一方、印刷速度優先モードでは、携帯型プリンタは、バッテリからの電力で、通常印刷モードよりも高速に印刷を実行する。この場合、携帯型プリンタは、ACアダプタの電力の供給を遮断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-056700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記携帯型プリンタは、例えば、USB PD(USB Power Delivery)規格に準じて、外部デバイスに給電したい場合がある。この場合、携帯型プリンタは、バッテリ又はACアダプタの何れか一方の電力に基づき、外部デバイスに給電電力を給電する。従って、携帯型プリンタは、外部デバイスへ給電電力を給電する分だけ、印刷で使用する電力である駆動電力を制限する。この場合、携帯型プリンタは、駆動電力の制限に応じて印刷速度を下げ、印刷中においてのみ外部デバイスへの給電を停止する必要がある。このため、携帯型プリンタは、ユーザビリティが低下する可能性があった。
【0005】
本発明の目的は、外部デバイスへの給電と印刷に必要な電力の給電とを同時に安定して行うことができるプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るプリンタは、第1電源と接続可能であり、前記第1電源から受電可能な第1受電部と、第2電源と接続可能であり、前記第2電源から受電可能な第2受電部と、前記第1受電部及び前記第2受電部を介して、前記第1電源又は前記第2電源の少なくとも何れか一つを供給元として、媒体への印刷に使用される電力である駆動電力で駆動可能な印刷部と、外部デバイスと接続可能であり、前記第1受電部及び前記第2受電部を介して、前記第1電源又は前記第2電源の少なくとも何れか一つを供給元として、前記外部デバイスに給電する電力である給電電力を給電可能な給電部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記第1受電部への前記第1電源の接続状況と、前記第2受電部への前記第2電源の接続状況と、前記給電部への前記外部デバイスの接続状況とに応じて、前記給電電力と前記駆動電力との供給元を設定する設定処理を実行することを特徴とする。
【0007】
プリンタは、電源と外部デバイスの接続状態に応じた電力の給電を実行する。このため、プリンタは、第1電源と第2電源との電力により、給電電力と駆動電力を夫々確保できる。従って、プリンタは、外部デバイスへの給電と印刷に必要な電力の給電とを同時に安定して行うことができる。
【0008】
本発明において、前記設定処理は、前記第1受電部に前記第1電源が接続され、前記第2受電部に前記第2電源が接続され、且つ前記給電部に前記外部デバイスが接続された場合、前記駆動電力の供給元を前記第1電源に設定し、前記給電電力の供給元を前記第2電源に設定してもよい。プリンタは、第1電源の駆動電力で印刷部による印刷を実行でき、且つ第2電源からの給電電力で外部デバイスへ給電できる。故に、プリンタは、第1電源の電力を最大限活用して印刷を実行できる。
【0009】
本発明において、前記設定処理は、前記第1受電部に前記第1電源が接続され、前記給電部に前記外部デバイスが接続され、且つ前記第2受電部に前記第2電源が接続されていない場合、前記外部デバイスへの前記駆動電力の供給元と、前記印刷部への前記給電電力の供給元とを、前記第1電源に設定し、前記制御部は、前記外部デバイスへの前記給電電力に応じて、前記印刷部による印刷速度を低下させる第1速度設定処理を実行してもよい。プリンタは、第1電源の電力に基づき、外部デバイスへの給電電力に応じて、印刷部による印刷速度を低下させる。これにより、プリンタは、第1電源のみで、外部デバイスへ給電電力を確保しつつ、印刷を実行できる。
【0010】
本発明において、前記設定処理は、前記第1受電部に前記第1電源が接続され、且つ前記第2受電部に前記第2電源が接続されていない場合、前記外部デバイスが前記給電部に接続されているかに関わらず、前記印刷部への前記駆動電力の供給元を、前記第1電源に設定し、前記制御部は、前記外部デバイスへの前記給電電力を給電せずに、前記第1電源で前記印刷部を駆動できる最高の速度である最高速度に印刷速度を設定する第2速度設定処理を実行してもよい。プリンタは、第2電源が接続されていない場合、第1電源の電力を、印刷部にのみ給電する。この場合、プリンタは、第1電源に基づく駆動電力を最大限使用して、印刷部を最高速度で駆動できる。
(【0011】以降は省略されています)
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