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公開番号2025001727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023101364
出願日2023-06-21
発明の名称反転式印判
出願人シヤチハタ株式会社
代理人
主分類B41K 1/40 20060101AFI20241226BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】
本発明は印字体を備えた反転体を第1の筒体から脱着自在である為、印字体を交換する際に反転体を指で把持して脱着ができ、ピンセット等の交換用工具を必要としない反転式印判を提供することを目的とする。
【解決するための手段】
第1の筒体と、前記第1の筒体に対し相対動可能な第2の筒体と、前記第1の筒体内において前記第2の筒体を突出方向に常時付勢する弾性部材と、前記相対動に連動して反転復帰する反転体と、前記反転体に設けた印字体とを備えており、前記第1の筒体には前記反転体を回転自在に枢支する溝が形成され、前記第2の筒体には、反転体の摺動及び反転動作をガイドするスリットが形成された反転式印判であって、前記溝及び前記スリットが、前記第1の筒体及び前記第2の筒体の捺印方向の端部まで連続して形成されていることを特徴とする反転式印判。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1の筒体と、前記第1の筒体に対し相対動可能な第2の筒体と、前記第1の筒体内において前記第2の筒体を突出方向に常時付勢する弾性部材と、前記相対動に連動して反転復帰する反転体と、前記反転体に設けた印字体とを備えており、前記第1の筒体には前記反転体を回転自在に枢支する溝が形成され、前記第2の筒体には、反転体の摺動及び反転動作をガイドするスリットが形成された反転式印判であって、
前記溝及び前記スリットが、前記第1の筒体及び前記第2の筒体の捺印方向の端部まで連続して形成されていることを特徴とする反転式印判。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記溝は、前記反転体に設けた回転軸が回転自在に係合する係合溝部と、前記係合溝部に連通し前記第1の筒体の捺印方向の端部まで連続して形成されており係合状態を解除した前記回転軸を移動可能とした移動溝部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の反転式印判。
【請求項3】
前記移動溝部は、前記係合溝部と水平又は斜め方向に連続して形成された横溝部を更に有しており、前記スリットは前記第2の筒体の端部近傍に前記横溝部に対応する拡張部を有することを特徴とする請求項2に記載の反転式印判。
【請求項4】
前記反転体には、前記第1の筒体に対して前記第2の筒体を押し込んだ状態で前記反転体を前記回転軸中心に回動させると前記回転軸が横溝部へ移動する移動補助部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の反転式印判。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印字体を反転させて捺印を行なえるようにした反転式印判に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、反転機構によって旋回可能な活字ユニット(反転体に相当)にスタンプ活字(印字体に相当)を交換可能に備えた反転式印判の開示がある(引用文献1)。スタンプ活字を交換する際は、反転機構により活字ユニットを180度反転させた状態でスタンプ活字を活字ユニットから取外し、新たな活字ユニットを取り付ける。
【0003】
しかしながら、この交換動作を指で直接行うとインキで汚れる為、当該反転式印判には専用の交換用工具(ピンセット等)が付属されている。その為、交換時には交換用工具が必須となり、使用者にとっては煩わしくまたメーカー側にとっても製造時のコストが余分に発生することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2004-516967号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであって、印字体を備えた反転体を脱着自在とした為、印字体を交換する際に反転体を指で把持して脱着ができ、ピンセット等の交換用工具を必要としない反転式印判を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために完成された本発明は、第1の筒体と、前記第1の筒体に対し相対動可能な第2の筒体と、前記第1の筒体内において前記第2の筒体を突出方向に常時付勢する弾性部材と、前記相対動に連動して反転復帰する反転体と、前記反転体に設けた印字体とを備えており、前記第1の筒体には前記反転体を回転自在に枢支する溝が形成され、前記第2の筒体には、反転体の摺動及び反転動作をガイドするスリットが形成された反転式印判であって、前記溝及び前記スリットが、前記第1の筒体及び前記第2の筒体の捺印方向の端部まで連続して形成されていることを特徴とする反転式印判である。
【0007】
また、前記溝は、前記反転体に設けた回転軸が回転自在に係合する係合溝部と、前記係合溝部に連通し前記第1の筒体の捺印方向の端部まで連続して形成されており係合状態を解除した前記回転軸を移動可能とした移動溝部と、を有することが好ましい。
【0008】
更に前記移動溝部は、前記係合溝部と水平又は斜め方向に連続して形成された横溝部を更に有しており、前記スリットは前記第2の筒体の端部近傍に前記横溝部に対応する拡張部を有することが好ましい。
【0009】
また前記反転体には、前記第1の筒体に対して前記第2の筒体を押し込んだ状態で前記反転体を前記回転軸中心に回動させると前記回転軸が横溝部へ移動する移動補助部を設けることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、第1の筒体と、前記第1の筒体に対し相対動可能な第2の筒体と、前記第1の筒体内において前記第2の筒体を突出方向に常時付勢する弾性部材と、前記相対動に連動して反転復帰する反転体と、前記反転体に設けた印字体とを備えており、前記第1の筒体には前記反転体を回転自在に枢支する溝が形成され、前記第2の筒体には、反転体の摺動及び反転動作をガイドするスリットが形成された反転式印判であって、前記溝及び前記スリットが、前記第1の筒体及び前記第2の筒体の捺印方向の端部まで連続して形成されていることを特徴とする反転式印判である為、印字体を備えた反転体を第1の筒体から脱着自在である為、印字体を交換する際に反転体を指で把持して脱着ができ、ピンセット等の交換用工具を必要としない。
(【0011】以降は省略されています)

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