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公開番号2025027976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-28
出願番号2024103824
出願日2024-06-27
発明の名称液体吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250220BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】DTF方式の印刷において、画像の堅牢性を確保しつつ、画質を向上でき、画像形成の際に要するコストを抑えた液体吐出装置を提供する。
【解決手段】インクを基材に吐出する第1の吐出部と、インクが吐出された基材に対して、熱転写用であり液体状のバインダーを吐出する第2の吐出部と、制御部と、を有し、前記制御部は、画像情報に基づいて単位面積あたりのインク使用量を判断し、判断したインク使用量が所定の基準値よりも低い場合における単位面積あたりの前記バインダーの吐出量を、判断したインク使用量が所定の基準値以上の場合における単位面積あたりの前記バインダーの吐出量よりも多くするように前記第2の吐出部を制御する
ことを特徴とする液体吐出装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
インクを基材に吐出する第1の吐出部と、
インクが吐出された基材に対して、熱転写用であり液体状のバインダーを吐出する第2の吐出部と、
制御部と、を有し、
前記制御部は、画像情報に基づいて単位面積あたりのインク使用量を判断し、判断したインク使用量が所定の基準値よりも低い場合における単位面積あたりの前記バインダーの吐出量を、判断したインク使用量が所定の基準値以上の場合における単位面積あたりの前記バインダーの吐出量よりも多くするように前記第2の吐出部を制御する
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記第2の吐出部は、前記バインダーを規則的なパターンで吐出する
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記第2の吐出部は、前記パターンとして、三角、四角又は六角で構成されるドット配置で前記バインダーを吐出する
ことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記基材は、記録媒体に画像を熱転写する転写用基材である
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置として、DTF(Digital to Film又はDirect To Film)方式のプリンタが知られている。DTF方式のプリンタは、着色用のインクをフィルム等の基材に付与し、印字面に熱溶解性の接着パウダーを塗布し、フィルム上の着色用のインクを衣類などの記録媒体に転写する。
【0003】
従来のDTF方式のプリンタでは、接着パウダーの塗布ムラが発生していた。また、接着パウダーを用いる場合、インクの量が低い箇所では接着パウダーが付着しないため、クリアインクなどを多く付与し、接着パウダーを付着させていた。クリアインクなどを多く付与すると、色境界滲みやビーディングが生じる問題のほか、コスト増加の問題があった。
【0004】
特許文献1には、着色層と接着層を基材上に形成することが開示されている。特許文献1によれば、製造を容易としつつ、視認性の向上を図ることができるとしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、画像の堅牢性が十分ではなく、十分な堅牢性を確保しつつ、コストダウンを両立させることが求められている。また、色境界滲みやビーディングを抑えて画質を向上させることについても求められている。
【0006】
そこで本発明は、DTF方式の印刷において、画像の堅牢性を確保しつつ、画質を向上でき、画像形成の際に要するコストを抑えた液体吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の液体吐出装置は、インクを基材に吐出する第1の吐出部と、インクが吐出された基材に対して、熱転写用であり液体状のバインダーを吐出する第2の吐出部と、制御部と、を有し、前記制御部は、画像情報に基づいて単位面積あたりのインク使用量を判断し、判断したインク使用量が所定の基準値よりも低い場合における単位面積あたりの前記バインダーの吐出量を、判断したインク使用量が所定の基準値以上の場合における単位面積あたりの前記バインダーの吐出量よりも多くするように前記第2の吐出部を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、DTF方式の印刷において、画像の堅牢性を確保しつつ、画質を向上でき、画像形成の際に要するコストを抑えた液体吐出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
液体吐出装置の一例を示す斜視図である。
液体吐出装置の一例の構成を示す図である。
液体吐出装置の一例におけるハードウェア構成を示すブロック図である。
液体吐出装置の一例におけるヒータの構成を示す図である。
吐出部の一例を示す平面概略図である。
バインダーのドットパターンの一例を示す図である。(A)はランダムパターンとした実施例1であり、(B)はハニカム構造のドットパターンとした実施例2である。
カラーインク付着量、パウダー塗布量、特色インク付着量の関係の一例を示す図である。(A)及び(B)は比較例であり、(C)は実施例3である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る液体吐出装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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