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公開番号
2025111955
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024005909
出願日
2024-01-18
発明の名称
廃トナー回収装置、及び、画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
21/12 20060101AFI20250724BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】2つの回収部に仕切られた廃トナー回収装置における上段回収部の上流側領域も含めて、全体的に廃トナーをほとんど無駄なく回収する。
【解決手段】上段排出口35Tを具備した上段回収部Aと、上段回収部Aに対して隔壁32によって仕切られて下段排出口35Y、35M、35C、35Kを具備した下段回収部Bと、上段回収部Aと下段回収部Bとに連通する連通部33と、上段搬送スクリュ41(上段搬送部材)と、下段搬送スクリュ42(下段搬送部材)と、が設けられている。そして、上段回収部Aは、搬送方向の上流側端部に位置する上流側内壁部31aから上段排出口35Tまでの上流側領域Mに、廃トナーTに対する搬送方向の搬送能力が、上流側領域Mよりも下流側の領域Vにおける搬送能力に比べて低い低搬送能力部Nが形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
1つ又は複数の上段排出口を具備した上段回収部と、
前記上段回収部に対して隔壁によって仕切られて、1つ又は複数の下段排出口を具備した下段回収部と、
前記上段回収部と前記下段回収部とに連通する連通部と、
前記上段回収部において、前記上段排出口から排出された廃トナーを、前記連通部に向けて回転軸方向を搬送方向として搬送する上段搬送部材と、
前記下段回収部において、前記下段排出口から排出された廃トナーと、前記連通部から流入した廃トナーと、を前記連通部から離れた回転軸方向一端側に向けて回転軸方向に搬送する下段搬送部材と、
を備え、
前記上段回収部は、前記搬送方向の上流側端部に位置する上流側内壁部から、前記1つの上段排出口、又は、前記複数の上段排出口のうち最上流に位置する上段排出口、までの上流側領域に、廃トナーに対する前記搬送方向の搬送能力が、前記上流側領域よりも下流側の領域における前記搬送能力に比べて低い低搬送能力部が形成されたことを特徴とする廃トナー回収装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記低搬送能力部は、前記上流側領域において、前記上流側領域の中間地点よりも上流側に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の廃トナー回収装置。
【請求項3】
前記上段搬送部材は、前記上流側内壁部から下流側内壁部に延びる軸部と、前記軸部において前記低搬送能力部を除く領域に巻装されたスクリュ部と、を具備した搬送スクリュであることを特徴とする請求項2に記載の廃トナー回収装置。
【請求項4】
前記上段搬送部材は、前記上流側内壁部から下流側内壁部に延びる軸部と、前記軸部において前記上流側領域を除く領域に巻装された第1スクリュ部と、前記軸部において前記上流側領域に前記第1スクリュ部とは逆向きに巻装された第2スクリュ部と、を具備した搬送スクリュであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃トナー回収装置。
【請求項5】
前記上段搬送部材は、前記上流側内壁部から下流側内壁部に延びる軸部と、前記軸部において前記上流側領域を除く領域に巻装された第1スクリュ部と、前記軸部において前記上流側領域に前記第1スクリュ部のスクリュ幅よりも薄いスクリュ幅で巻装された第2スクリュ部と、を具備した搬送スクリュであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃トナー回収装置。
【請求項6】
前記上段搬送部材は、前記上流側内壁部から下流側内壁部に延びる軸部と、前記軸部において前記上流側領域を除く領域に巻装された第1スクリュ部と、前記軸部において前記上流側領域に前記第1スクリュ部のスクリュ径よりも小さなスクリュ径で巻装された第2スクリュ部と、を具備した搬送スクリュであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃トナー回収装置。
【請求項7】
前記上段搬送部材は、前記上流側内壁部から下流側内壁部に延びる軸部と、前記軸部において前記上流側領域を除く領域に巻装された第1スクリュ部と、前記軸部において前記上流側領域に前記第1スクリュ部のスクリュピッチよりも長いスクリュピッチで巻装された第2スクリュ部と、を具備した搬送スクリュであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃トナー回収装置。
【請求項8】
前記上流側領域は、前記回転軸方向に直交する断面の面積が、前記下流側の領域における前記断面の面積に比べて、大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃トナー回収装置。
【請求項9】
前記隔壁は、前記上流側内壁部から下流側内壁部に向けて上方に傾斜することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃トナー回収装置。
【請求項10】
前記上段搬送部材は、前記上流側領域に、前記上段搬送部材とともに回転して前記上流側領域に滞留する廃トナーを撹拌する撹拌部材を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の廃トナー回収装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、廃トナーを回収する廃トナー回収装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、転写工程がおこなわれた後に感光体ドラム、感光体ベルト、中間転写ベルト、中間転写ドラム等の像担持体上に残留する未転写トナーをクリーニング装置で除去して、クリーニング装置で回収された未転写トナーを廃トナーとしてクリーニング装置から排出して廃トナー回収装置(廃トナー容器)に回収する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
一方、特許文献1には、廃トナー回収装置の内部を、上段回収部と下段回収部との2つの回収部に隔壁によって仕切って、上段回収部に排出された廃トナーを上段搬送部材で搬送して連通部を介して下段回収部に流入させるとともに、下段回収部に排出された廃トナーを下段搬送部材で連通部から離れた側に搬送して、それぞれの回収部で廃トナーを回収する技術が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、廃トナー回収装置の内部に、廃トナーを回収できない無駄な大きなスペースが生じる不具合が軽減される効果が充分に期待できるものの、上段回収部における搬送方向上流側の上流側領域に廃トナーを充分に回収できない無駄なスペースが生じてしまっていた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、2つの回収部に仕切られた廃トナー回収装置における上段回収部の上流側領域も含めて、全体的に廃トナーをほとんど無駄なく回収することができる、廃トナー回収装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における廃トナー回収装置は、1つ又は複数の上段排出口を具備した上段回収部と、前記上段回収部に対して隔壁によって仕切られて、1つ又は複数の下段排出口を具備した下段回収部と、前記上段回収部と前記下段回収部とに連通する連通部と、前記上段回収部において、前記上段排出口から排出された廃トナーを、前記連通部に向けて回転軸方向を搬送方向として搬送する上段搬送部材と、前記下段回収部において、前記下段排出口から排出された廃トナーと、前記連通部から流入した廃トナーと、を前記連通部から離れた回転軸方向一端側に向けて回転軸方向に搬送する下段搬送部材と、を備え、前記上段回収部は、前記搬送方向の上流側端部に位置する上流側内壁部から、前記1つの上段排出口、又は、前記複数の上段排出口のうち最上流に位置する上段排出口、までの上流側領域に、廃トナーに対する前記搬送方向の搬送能力が、前記上流側領域よりも下流側の領域における前記搬送能力に比べて低い低搬送能力部が形成されたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、2つの回収部に仕切られた廃トナー回収装置における上段回収部の上流側領域も含めて、全体的に廃トナーをほとんど無駄なく回収することができる、廃トナー回収装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部を示す構成図である。
廃トナー回収装置を示す構成図である。
廃トナー回収装置の満杯時の状態を示す図である。
比較例1としての、廃トナー回収装置の満杯時の状態を示す図である。
比較例2としての、廃トナー回収装置の満杯時の状態を示す図である。
変形例1としての、廃トナー回収装置を示す構成図である。
変形例2としての、廃トナー回収装置を示す構成図である。
変形例3としての、廃トナー回収装置を示す構成図である。
変形例4としての、廃トナー回収装置を示す構成図である。
変形例5としての、廃トナー回収装置を示す構成図である。
変形例6としての、廃トナー回収装置を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1にて、画像形成装置1における全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機、3は原稿を原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、を示す。
また、7は用紙等のシートPが収納される給紙装置、10Y、10M、10C、10Kは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部としてのプロセスカートリッジ、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト(像担持体)、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像をシートPに転写する2次転写ローラ、を示す。
また、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、28は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kの現像装置に各色のトナーを補給するためのトナー容器、30は廃トナーが回収される廃トナー回収装置、を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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