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公開番号2025077604
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023189921
出願日2023-11-07
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20250512BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】装置本体から挿抜しやすい中間転写体を備えた、小型且つ低コストであって、画像濃度偏差が出にくく、長寿命な画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体1を保持する複数のフレーム部材49と、トナー像を記録媒体Pに二次転写する中間転写体3と、一次転写部で中間転写体にトナー像を一次転写させる複数の一次転写部材11と、一次転写部材を保持する保持部材51、81と、保持部材を加圧する複数の加圧部材50、80と、像担持体を中間転写体フレーム37又は本体構造体側板55に押圧する押圧部材57又は58と、を備え、保持部材を前記フレーム又はフレーム部材に突き当てて一次転写部材を位置決めする画像形成装置100において、像担持体の一端側は、押圧部材57によって前記フレームに押圧されて位置決めされ、一端側の一次転写部材は、加圧部材80で保持部材81を前記フレーム37に突き当てることで位置決めされる。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する複数の像担持体と、
前記像担持体を保持する複数のフレーム部材と、
前記像担持体から一次転写されたトナー像を記録媒体に二次転写するために移動可能な中間転写体と、
前記像担持体と前記中間転写体の外周面とが接触する一次転写部で前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を一次転写させる複数の一次転写部材と、
前記一次転写部材を保持する保持部材と、
前記中間転写体を保持し、前記保持部材を回動可能に保持する中間転写体フレームと、
前記保持部材を加圧する複数の加圧部材と、
前記像担持体を前記中間転写体フレーム又は本体構造体側板に押圧する押圧部材と、を備え、
前記保持部材を前記中間転写体フレーム又は前記フレーム部材に突き当てることにより前記一次転写部材を位置決めする画像形成装置において、
前記像担持体の一端側は、前記押圧部材によって前記中間転写体フレームに押圧されることで位置決めされ、
前記一端側における前記一次転写部材は、前記加圧部材によって前記保持部材を前記中間転写体フレームに突き当てることにより位置決めされる、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記像担持体の他端側は、前記本体構造体側板に押圧されることで位置決めされ、
前記像担持体の他端側における前記一次転写部材は、前記保持部材を前記フレーム部材に突き当てることで位置決めされる、ことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
【請求項3】
前記複数の一次転写部材の上流に配置され、前記中間転写体の内周と接触して回転するバックアップローラと、
前記バックアップローラを保持する第2保持部材と、
前記第2保持部材を加圧する第3加圧部材と、
前記中間転写体を前記像担持体から接離するために前記一次転写部材を接離させる接離機構と、を備え、
前記複数の一次転写部材のうち最上流の一次転写部材を保持する前記保持部材と、前記第2保持部材が同一部材であり、
前記第3加圧部材と前記加圧部材が同一部材であり、
他の前記一次転写部材はそれぞれの前記保持部材で保持される、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記バックアップローラの上流側に位置し、前記中間転写体を支持する傾斜可能な回転体と、
前記回転体を傾斜させることで前記中間転写体の寄りを補正する補正機構を備える、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
最上流の前記第3加圧部材の加圧力は、前記中間転写体と全ての前記像担持体を接触させる場合に、傾斜する前記回転体がどの位置にある場合でも最上流の前記第2保持部材を前記フレーム部材又は前記中間転写体フレームに突き当てられるように設定される、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
カラープリンタにおいては、感光体の長寿命化の目的からモノクロモード時には黒以外のカラーの一次転写ローラを感光体から離間することが一般的である。特許文献1では一次転写ローラ、バックアップローラ各々に保持部材を設け、カムの回転によって一次転写ローラ及びバックアップローラを感光体から離間させることが開示されている。バックアップローラとは最上流の一次転写ローラの転写ニップを狙いの状態にするためにベルトの形状を決めるためのローラである。
【0003】
しかし、特許文献1では、一次転写ローラ、バックアップローラの各々に保持部材を設けているため、一次転写ローラとバックアップローラ間の距離が長くなって装置が大型化し、ひいては装置の製造コストが増加してしまう。
【0004】
特許文献2では、カラー(シアン、マゼンタ、イエロー)の一次転写ローラとバックアップローラを同一の保持部材で保持し、モノクロモード及びフルカラーモードを切り替える際に、保持部材全体を動かして一次転写ローラを接離させている。しかし、カラーの一次転写ローラとバックアップローラの前後(左右)端部を同一の保持部材で保持しなければならないため、部品が大型化し、装置の製造コストが増加してしまう。
【0005】
特許文献3では、転写ユニットを小型化、低コスト化するために、一次転写ローラ、バックアップローラを同一の保持部材で保持するための機構及び該保持部材を転写フレームに突き当てて位置決めする構成が開示されている。しかし、感光体が転写フレームに対して位置決めされていないため、保持部材を転写フレームに突き当てていると、感光体に対する一次転写ローラの位置は部品の公差の積み重ねによってばらつきやすい。そのため左右で画像濃度偏差が発生しやすい。また、ベルト蛇行を抑制する抑制機構が搭載されていないため、高価なベルトを使用する必要があるか、ベルト寿命が短いという課題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本発明は、装置本体から挿抜しやすい中間転写体を備えた、小型且つ低コストであって、画像濃度偏差が出にくく、長寿命な画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題は、トナー像を担持する複数の像担持体と、前記像担持体を保持する複数のフレーム部材と、前記像担持体から一次転写されたトナー像を記録媒体に二次転写するために移動可能な中間転写体と、前記像担持体と前記中間転写体の外周面とが接触する一次転写部で前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を一次転写させる複数の一次転写部材と、前記一次転写部材を保持する保持部材と、前記中間転写体を保持し、前記保持部材を回動可能に保持する中間転写体フレームと、前記保持部材を加圧する複数の加圧部材と、前記像担持体を前記中間転写体フレーム又は本体構造体側板に押圧する押圧部材と、を備え、前記保持部材を前記中間転写体フレーム又は前記フレーム部材に突き当てることにより前記一次転写部材を位置決めする画像形成装置において、前記像担持体の一端側は、前記押圧部材によって前記中間転写体フレームに押圧されることで位置決めされ、前記一端側における前記一次転写部材は、前記加圧部材によって前記保持部材を前記中間転写体フレームに突き当てることにより位置決めされることにより解決される。
【発明の効果】
【0008】
装置本体から挿抜しやすい中間転写体を備えた、小型且つ低コストであって、画像濃度偏差が出にくく、長寿命な画像形成装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
プリンタとして構成された画像形成装置100の一例を示す概略構成図である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の模式図である。
画像形成装置への中間転写体ユニット及び感光体ユニットの挿抜方向を示す概略図である。
挿抜方向奥側の中間転写体ユニット及び感光体ユニットを示す概略図である。
挿抜方向手前側の中間転写体ユニット及び感光体ユニットを示す概略図である。
中間転写体ユニットの挿抜方向奥側における一次転写ローラ位置を示す概略図である。
中間転写体ユニットの挿抜方向手前側における一次転写ローラ位置を示す概略図である。
ベルトの寄りを補正するベルト寄り補正機構を示す概略図である。
ベルト寄り補正機構によってテンションローラが傾斜した状態を示す概略図である。
図8に対応するテンションローラ5(破線)と図9に対応するテンションローラ5の位置(実線)を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照し、本発明に係る実施形態について説明する。
図1はプリンタとして構成された画像形成装置100の一例を示す概略構成図であり、ここに示した画像形成装置100は、その本体筐体内に配置された複数の感光体(像担持体の一例)、図示した例では第1乃至第4の4つの感光体1a、1b、1c、1d(以下、色を識別しない場合に適宜「感光体1」という)が設けられている。各感光体上には互いに異なる色のトナー像がそれぞれ形成され、図1に示した例では、これらの感光体1a、1b、1c、1d上に、ブラックトナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びイエロートナー像がそれぞれ形成される。なお、図1に示した各感光体1a、1b、1c、1dはドラム状に形成されているが、複数のローラに巻き掛けられて回転駆動される無端ベルト状の感光体を用いることもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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