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公開番号
2025088699
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2024110170
出願日
2024-07-09
発明の名称
画像形成装置
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250604BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像品質への影響を小さくしつつ、現像手段でのトナーの回収を良好に行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持、帯電部材、帯電電圧印加手段、現像手段、現像電圧印加手段、転写部材、制御部を有する画像形成装置である。転写残トナーを現像手段で回収する。トナーの平均円形度が95以下である。制御部は、帯電部材と像担持体の対向位置を通過する転写残トナーを所定の極性に帯電させるために帯電電圧印加手段の印加電圧を制御する第1工程と、第1工程で帯電された転写残トナーを現像手段で回収するために現像電圧印加手段の印加電圧を制御する第2工程と、を行う。第1工程における帯電部材への印加電圧VCの絶対値は、900V以上1200V以下である。第2工程における現像手段への印加電圧VB[V]と、像担持体の非露光部の表面電位VD[V]が|VB-VD|≧|VC|×0.3-170を満たす。VDは非露光部の表面電位である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
像担持体と、
前記像担持体を帯電する帯電部材と、
帯電した前記像担持体を露光して前記像担持体の表面に潜像を形成する露光手段と、
前記帯電部材に電圧を印加する帯電電圧印加手段と、
前記像担持体にトナーを付与し、前記像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記現像手段に電圧を印加する現像電圧印加手段と、
被転写体に前記トナー像を転写する転写部材と、
前記帯電電圧印加手段及び前記現像電圧印加手段の印加電圧を制御する制御部と、を有し、
前記転写の後に前記像担持体に残留した転写残トナーを前記現像手段で回収する画像形成装置であって、
前記トナーの平均円形度が95以下であり、
前記制御部は、
前記帯電部材と前記像担持体が対向する位置を通過する前記転写残トナーを所定の極性に帯電させるために前記帯電電圧印加手段の印加電圧を制御する第1工程と、
前記第1工程で帯電された前記転写残トナーを前記現像手段で回収するために前記現像電圧印加手段の印加電圧を制御する第2工程と、を行い、
前記第1工程における前記帯電部材への印加電圧を印加電圧VC[V]としたとき、前記印加電圧VCの絶対値は、900V以上1200V以下であり、
前記第2工程における前記現像手段への印加電圧を印加電圧VB[V]とし、前記露光手段により露光されていない前記像担持体の部位である非露光部の表面電位を表面電位VD[V]としたとき、VB及びVDが
|VB-VD|≧|VC|×0.3-170
を満たす
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記帯電部材と対向する位置を通過後の前記像担持体の表面に付着している前記転写残トナーの帯電量Qは、
5μC/g≦|Q|≦30μC/g
を満たす
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
所定の回転速度で前記像担持体を回転させて画像形成を行う第1の画像形成モードと、前記第1の画像形成モードよりも小さい回転速度で前記像担持体を回転させて画像形成を行う第2の画像形成モードと、を有し、
前記制御部は、前記帯電部材に印加される電圧の絶対値が、前記第1の画像形成モード時よりも前記第2の画像形成モード時の方が小さくなるように、前記帯電電圧印加手段を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記転写部材は、前記転写を行うために電圧が印加され、
前記転写部材に電圧が印加されることにより前記転写部材に流れる電流の絶対値が、10μA以上である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記帯電部材は、前記像担持体の表面に接触する帯電ローラであり、
前記帯電ローラに付着したトナーを前記像担持体の表面に移行させるクリーニングモードを有し、
前記制御部は、前記クリーニングモードにおいて、前記帯電ローラに付着したトナーが前記像担持体の表面に移行させるように前記帯電電圧印加手段を制御し、
前記クリーニングモードは、前記露光手段により前記像担持体に露光が行われていない期間に行う
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記帯電部材の表面に接触するクリーニング部材と、
前記クリーニング部材に電圧を印加するクリーニング電圧印加手段と、を有し、
前記帯電部材は、前記像担持体の表面に接触する帯電ローラであり、
前記クリーニング部材に付着したトナーを前記帯電ローラに移行させ、更に前記像担持体の表面に移行させるクリーニングモードを有し、
前記制御部は、前記クリーニングモードにおいて、前記クリーニング部材に付着したトナーを前記帯電ローラの表面に移行させ、更に前記像担持体の表面に移行させるように前記帯電電圧印加手段と前記クリーニング電圧印加手段を制御し、
前記クリーニングモードは、前記露光手段により前記像担持体に露光が行われていない期間に行う
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記像担持体の回転方向において前記転写部材が転写を行う位置よりも下流側であり、
前記帯電部材と前記像担持体が対向する位置よりも上流側に剥がしローラを有し、
前記剥がしローラは、前記像担持体と接触して回転し、前記像担持体の表面に付着した前記転写残トナーを前記像担持体との周速差によって剥がす
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記剥がしローラは、前記第1工程における前記帯電部材に印加する電圧の絶対値よりも小さい電圧が印加される
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記帯電部材は、前記像担持体と接触しない非接触方式の帯電部材であり、
前記像担持体の回転方向において前記転写部材が転写を行う位置よりも下流側であり、前記帯電部材と前記像担持体が対向する位置よりも上流側に一時回収手段を有し、
前記一時回収手段は、前記像担持体の表面上の正規帯電とは逆の極性に帯電している前記転写残トナーを一時的に回収する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記一時回収手段に電圧を印加するクリーニング電圧印加手段を有し、
前記制御部は、画像形成の終了時に、前記クリーニング電圧印加手段を制御して、前記一時回収手段に回収された前記転写残トナーを前記像担持体に移動させる
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、帯電ローラ等の帯電部材により感光体(像担持体)を帯電させ、現像手段によりトナーを感光体に供給し、感光体上のトナーを記録媒体又は中間転写体に転写することが知られている。
【0003】
従来の技術では、例えば感光体上に付着しているトナーをクリーニングブレード等のクリーニング手段で清掃することが知られている。近年、装置の小型化等の観点から、感光体のクリーニングを専用に行うクリーニング手段を備えない、いわゆるクリーナーレス方式が提案されている。
【0004】
クリーナーレス方式の画像形成装置では、転写後に感光体上に残留した転写残トナーを現像手段で回収するものが知られている。このようなクリーナーレス方式の画像形成装置では、転写残トナーを現像手段で回収し、再利用するため、廃トナーを抑制できる。このため、ユーザーメンテナンスが簡略化できるとともに、廃トナー収容器が不要となり、廃棄物を削減できる。
【0005】
しかし、現像手段でのトナー回収能力が不充分である場合、現像手段で回収しきれなかった転写残トナーが感光体上に残留したままになる。この場合、転写残トナーが転写位置に再び送られたときに、転写残トナーが用紙に転写されて転写残ゴーストが生じ、画像品質が低下してしまう。
【0006】
転写残トナー回収時の現像手段の電位と、感光体上の非露光部(非画像部と称してもよい)の電位との電位差は、地肌ポテンシャルなどと称されることがある。地肌ポテンシャルを適切に設定することで、現像手段によるトナーの回収を良好にできると考えられる。
【0007】
特許文献1では、現像回収をより良くするために、地肌ポテンシャルを大きく設定することが重要であるとし、感光体の非露光部の電位の値を高めに設定している。感光体上の非露光部の電位を高めに設定した場合の弊害として転写不良が発生してしまうため、特許文献1では、これを防ぐために転写前露光手段を設けることが有効であるとしている。
【0008】
特許文献2では、感光体の回転速度が高い場合には、帯電部材の電位を高くして、帯電部材からの放電量を増やす試みがなされている。これにより、転写残トナーを正規の極性に均一に帯電し、帯電部材への付着を防止するという制御を行っている。特許文献2では、放電量が増えることで、感光体の摩耗劣化が進行するという副作用について開示されている。
【0009】
特許文献3では、現像手段が転写残トナーを回収するクリーナーレス方式の画像形成装置が開示されており、トナーに含まれる外添剤の体積平均粒子径と含有量を規定することが開示されている。特許文献3によれば、長期にわたり異常画像の発生を抑制することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1では、地肌ポテンシャルを大きくすると、現像手段の逆極性トナーが感光体の非露光部に移りやすくなるため、画像かぶりが発生するという問題が生じる。画像かぶりが生じると、本来、トナーが付与されないはずの用紙の部分にトナーが付与されてしまい、画像品質が低下する。一方で、地肌ポテンシャルを小さくすると画像濃度が低下し、画像品質が低下する。
(【0011】以降は省略されています)
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