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公開番号2025088679
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2024025005
出願日2024-02-21
発明の名称振動検出装置及び異常検知システム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類G01H 17/00 20060101AFI20250604BHJP(測定;試験)
要約【課題】一次電池の交換を行うことなく、機械の異常の検知精度を向上できる振動検出装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る振動検出装置は、筐体と、前記筐体内に配置された加速度センサとを備え、振動検出対象に設置される振動検出装置であって、前記筐体の側面には、光電変換素子が配置され、前記加速度センサは、前記光電変換素子から直接又は間接的に供給される電力により動作し、前記加速度センサの位置及び前記振動検出装置の重心が、前記筐体の設置底面から前記筐体の上面までの高さの半分以下の位置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、前記筐体内に配置された加速度センサとを備え、振動検出対象に設置される振動検出装置であって、
前記筐体の側面には、光電変換素子が配置され、
前記加速度センサは、前記光電変換素子から直接又は間接的に供給される電力により動作し、
前記加速度センサの位置及び前記振動検出装置の重心が、前記筐体の設置底面から前記筐体の上面までの高さの半分以下の位置である、振動検出装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記筐体は、前記設置底面の面積よりも大きな面積の側面を有する又は前記設置底面における最大径以上の高さを有する、請求項1に記載の振動検出装置。
【請求項3】
前記筐体内に設けられ、前記光電変換素子により充電可能に接続された二次電池を有し、
前記二次電池の質量をmc、前記振動検出装置の基準面と前記二次電池との距離をxcとし、前記振動検出装置の全質量をmgとし、前記振動検出装置の重心の位置と前記振動検出装置の基準面との距離をxgとしたとき、下記式(1)を満たす、請求項1に記載の振動検出装置。
(mc×xc)/(mg×xg)<0.25 ・・・(1)
【請求項4】
前記加速度センサが基板上に設置されており、
前記基板は、前記光電変換素子と空間的に離れた状態で配置されている、請求項1に記載の振動検出装置。
【請求項5】
前記光電変換素子は、前記側面を構成するように前記側面に設けられる、請求項1に記載の振動検出装置。
【請求項6】
前記側面は、前記光電変換素子を収容する凹部を有し、
前記凹部の深さは、前記光電変換素子の厚さと同じ又は大きい、請求項5記載の振動検出装置。
【請求項7】
前記加速度センサの位置及び前記振動検出装置の重心が、前記光電変換素子の設置高さの半分以下の位置である、請求項5に記載の振動検出装置。
【請求項8】
前記光電変換素子及び前記側面を覆うシール部材を有し、
前記シール部材は、前記光電変換素子と対向する領域が光を透過する透明部材である、請求項5に記載の振動検出装置。
【請求項9】
前記光電変換素子で生じた電気を蓄電する蓄電部材を備え、
前記蓄電部材は、前記筐体内における上部から下方に吊下している、請求項1に記載の振動検出装置。
【請求項10】
前記蓄電部材は、前記筐体内における中央に配置している、請求項9に記載の振動検出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動検出装置及び異常検知システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
工場又はビルなどに設置される機械の稼働状態や故障などによる異常を検知するため、例えば、加速度センサ又は温度センサなどのセンサを使用して、振動又は温度などの機械の状態と密接に関係するデータをリアルタイムで取得して変化を監視する振動検出装置が用いられている。
【0003】
こうした機械の異常をセンサを使用して検知する振動検出装置として、例えば、エンクロージャ内に、振動センサ、温度センサ、マイクロコントローラ、リアルタイムクロック及び電池などを収容し、振動センサ及び温度センサにより機械の振動データ及び温度データを取得して振動及び温度を監視し、機械を監視するセンサ装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1のセンサ装置などのように、従来の振動検出装置に一次電池とは別に独立した電源として太陽電池を用いる場合、振動検出装置の筐体に太陽電池を設置すると、振動検出装置に共振が発生しやすくなるため、振動検出装置内に設けられる加速度センサで検知されるノイズが増大しやすい。加速度センサで検知されるノイズが増大すると、振動検出装置は、機械の振動の異常を適切に検知することが困難となり、機械の異常の検知精度が低下する、という問題があった。
【0005】
本発明の一態様は、一次電池の交換を行うことなく、機械の異常の検知精度を向上できる振動検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
筐体と、前記筐体内に配置された加速度センサとを備え、振動検出対象に設置される振動検出装置であって、
前記筐体の側面には、光電変換素子が配置され、
前記加速度センサは、前記光電変換素子から直接又は間接的に供給される電力により動作し、
前記加速度センサの位置及び前記振動検出装置の重心が、前記筐体の設置底面から前記筐体の上面までの高さの半分以下の位置である振動検出装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様に係る振動検出装置は、一次電池の交換を行うことなく、機械の異常の検知精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る振動検出装置の外観を示す図である。
図1のI―I方向視における断面図である。
図1のI―I方向視における断面斜視図である。
図1のII―II方向視における断面斜視図である。
図1に示す振動検出装置の平面図である。
図1に示す振動検出装置の正面図である。
図1に示す振動検出装置の左側面図である。
図1に示す振動検出装置の右側面図である。
図1に示す振動検出装置の背面図である。
図1に示す振動検出装置の底面図である。
光電変換素子をシール部材で固定する場合の一例を示す説明図である。
光電変換素子をシール部材で固定した状態を示す振動検出装置の左側面図である。
図4Bの振動検出装置を図1のI―I方向視から見た断面図である。
センサのハードウェア構成を示す図である。
異常検知システムの全体を示す図である。
情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
情報処理端末のハードウェア構成を示す図である。
異常検知システムの機能ブロック図である。
DBが格納しているデータテーブルの一例を示す図である。
情報処理端末の表示部に表示され、情報処理端末の利用者が異常検知システムにログインする際に表示される画面のイメージの一例を示す図である。
ログイン後のメイン画面を示すイメージの一例を示す図である。
メイン画面で管理画面ボタンを押下された場合に遷移する画面のイメージの一例を示す図である。
センサ出力画面のイメージの一例を示す図である。
メイン画面で新規登録ボタンを押下した場合に遷移する画面のイメージである。
登録画面で登録ボタンを押下した後に表示される登録完了の旨を示すメッセージを表示するポップアップウィンドウのイメージの一例を示す図である。
メイン画面で登録解除ボタンを押下した場合に表示されるセンサと機械の登録を解除する登録解除画面のイメージの一例を示す図である。
登録解除画面で解除ボタン又は一括解除ボタンを押下した後に表示される解除完了の旨を示すメッセージを表示するポップアップウィンドウのイメージの一例を示す図である。
異常検知方法の一例を示すフローチャートである。
ステップS14で表示制御部が表示部に表示させるユーザへの通知画面のイメージの一例を示す図である。
加速度センサが取得した1600個の連続データを平均値とピーク値に変換し、情報処理装置へ送信するモードである平均値モードにおけるシーケンス図である。
加速度センサが取得した1600個の連続データを全て情報処理装置へ送信する接続モードにおけるシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の符号を付して、重複する説明は省略する。また、図面における各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。本明細書において数値範囲を示す「~」は、別段の断わりがない限り、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
【0010】
<振動検出装置>
本発明の実施形態に係る振動検出装置について説明する。図1は、本実施形態に係る振動検出装置の外観の一例を示す斜視図である。図2Aは、図1のI―I方向視における断面図であり、図2Bは、図1のI―I方向視における断面斜視図であり、図2Cは、図1のII―II方向視における断面斜視図である。図3A~図3Fは、図1に示す振動検出装置の6面図である。なお、図3A~図3Fは、それぞれ、図1に示す振動検出装置の、平面図、正面図、左側面図、右側面図及び背面図及び底面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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