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公開番号
2025090190
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205272
出願日
2023-12-05
発明の名称
異音判定装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01H
3/00 20060101AFI20250610BHJP(測定;試験)
要約
【課題】異音の発生要因を特定する精度を高くできるようにすること。
【解決手段】異音判定装置の処理回路は、車両用駆動装置の作動中に収集された音データに含まれる異音の周波数と、遊星歯車機構の噛み合い1次周波数と、が一致する場合(S19:YES)、エンジンの始動時、又はエンジンの運転停止時であるときには(S23:YES)、異音が、遊星歯車機構において互いに噛み合う回転要素の歯同士の接触に起因した音であると判定する(S25)。一方、処理回路は、エンジンの始動時でも運転停止時でもないときには(S23:NO)、遊星歯車機構が異音の発生源であると判定する(S27)。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の動力源として、エンジン、第1モータジェネレータ及び第2モータジェネレータを備えるとともに、前記エンジン、前記第1モータジェネレータ及び前記第2モータジェネレータが遊星歯車機構を介して連結されている車両用駆動装置に適用され、
前記車両用駆動装置の作動中にマイクによって収集された音データに含まれる異音の周波数と、前記遊星歯車機構の噛み合い1次周波数と、が一致する場合において、
前記エンジンの始動時、又は前記エンジンの運転停止時には、前記異音が、前記遊星歯車機構において互いに噛み合う回転要素の歯同士の接触に起因した音であると判定し、
前記エンジンの始動時でも運転停止時でもないときには、前記遊星歯車機構が異音の発生源であると判定する
異音判定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、異音判定装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の回転体の中から、音の発生源となる回転体を特定する異音解析装置を開示している。当該装置は、回転体の回転に伴って発生する音又は振動のデータに基づいて、回転体の回転数に依存しない次数を演算する。そして、当該装置は、当該次数に基づいて、音の発生源となる回転体を特定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-98984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、異音の発生要因を特定する精度を高くすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための異音判定装置は、車両の動力源として、エンジン、第1モータジェネレータ及び第2モータジェネレータを備えるとともに、前記エンジン、前記第1モータジェネレータ及び前記第2モータジェネレータが遊星歯車機構を介して連結されている車両用駆動装置に適用され、前記車両用駆動装置の作動中にマイクによって収集された音データに含まれる異音の周波数と、前記遊星歯車機構の噛み合い1次周波数と、が一致する場合において、前記エンジンの始動時、又は前記エンジンの運転停止時には、前記異音が、前記遊星歯車機構において互いに噛み合う回転要素の歯同士の接触に起因した音であると判定し、前記エンジンの始動時でも運転停止時でもないときには、前記遊星歯車機構が異音の発生源であると判定する。
【発明の効果】
【0006】
上記異音判定装置によれば、異音の発生要因を特定する精度を高くできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態の異音発生装置の概略と、ハイブリッド車両に搭載される車両用駆動装置の概略と、を示す構成図である。
図2は、異音判定装置が実行する一連の処理を示すフローチャートである。
図3は、車両用駆動装置が作動している場合のタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、異音判定装置の一実施形態を図1~図3に従って説明する。
図1には、異音判定装置30と、車両用駆動装置10と、が図示されている。
<車両用駆動装置の構成>
車両用駆動装置10は、ハイブリッド車両に搭載される。車両用駆動装置10は、車両の動力源として、エンジン11、第1モータジェネレータ12及び第2モータジェネレータ13を備えている。以降では、第1モータジェネレータ12を「第1MG12」というとともに、第2モータジェネレータ13を「第2MG13」という。
【0009】
車両用駆動装置10は遊星歯車機構15を備えている。遊星歯車機構15は、互いに噛み合う複数の回転要素を有している。遊星歯車機構15のキャリアCにはエンジン11のクランク軸11aが連結されている。遊星歯車機構15のサンギアSには第1MG12の回転軸12aが連結されている。遊星歯車機構15のリングギアRには第2MG13の回転軸13aが連結されている。
【0010】
<異音判定装置の構成>
異音判定装置30は、通知装置31と制御装置40とを備えている。通知装置31は、制御装置40から送信された情報を、異音判定装置30を使用する作業者に対して通知する。通知装置31は、例えば、ディスプレイ及びスピーカを有している。制御装置40には、車内に設置されたマイク20が収集した音データが入力される。マイク20は、車両用駆動装置10の作動音を収集できる位置に設置される。例えば、マイク20は、ハイブリッド車両のエンジンルーム内、若しくは車室内に設置される。
(【0011】以降は省略されています)
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