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公開番号2025099327
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215911
出願日2023-12-21
発明の名称検知装置
出願人オプテックス株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類G01V 8/10 20060101AFI20250626BHJP(測定;試験)
要約【課題】検知対象物を精度よく検知することを目的とする。
【解決手段】カメラセンサと、カメラセンサとは検出原理の異なる検出情報を出力するセンサと、カメラセンサにより撮影された画像に基づき検知対象物の存在可能性を評価する画像評価部と、検出情報に基づき検知対象物の存在可能性を評価する検出情報評価部と、少なくとも検出情報評価部による評価結果に基づいて検知対象物の存在の有無を判定する判定部とを備え、センサの検出領域が、カメラセンサの撮影領域の内部に含まれ、判定部は、撮影領域のうちの検出領域の外側に位置する外側領域において検知対象物が検知されると(ステップ#1)、検出情報評価部による評価結果に基づく検知対象物の存在の有無の判定基準を緩和する(ステップ#2)緩和処理を行う。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
カメラセンサと、
前記カメラセンサとは検出原理の異なる検出情報を出力するセンサと、
前記カメラセンサにより撮影された画像に基づき検知対象物の存在可能性を評価する画像評価部と、
前記検出情報に基づき前記検知対象物の存在可能性を評価する検出情報評価部と、
少なくとも前記検出情報評価部による評価結果に基づいて前記検知対象物の存在の有無を判定する判定部とを備え、
前記センサの検出領域が、前記カメラセンサの撮影領域の内部に含まれ、
前記判定部は、前記撮影領域のうちの前記検出領域の外側に位置する外側領域において前記検知対象物が検知されると、前記検出情報評価部による評価結果に基づく前記検知対象物の存在の有無の判定基準を緩和する緩和処理を行う検知装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記判定部が、前記撮影領域のうちの前記外側領域の内側に位置する内側領域における前記画像評価部による評価結果に基づいて、前記検知対象物の存在の有無を判定し、
前記検出領域と前記内側領域とが一致している請求項1に記載の検知装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記外側領域のうちの前記検知対象物が検知された位置に基づいて、判定基準を緩和する際の緩和の程度を変化させる請求項1に記載の検知装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記外側領域における前記検知対象物の移動方向に基づいて、判定基準を緩和する際の緩和の程度を変化させる請求項1に記載の検知装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記外側領域における前記検知対象物の移動量に基づいて、判定基準を緩和する際の緩和の程度を変化させる請求項1に記載の検知装置。
【請求項6】
前記判定部は、前記外側領域において前記検知対象物が検出されなくなって所定時間を経過すると前記緩和処理を終了する請求項1に記載の検知装置。
【請求項7】
前記判定部は、前記検出情報評価部による評価結果に基づいて前記検知対象物が存在することを判定すると、前記緩和処理を終了する請求項1に記載の検知装置。
【請求項8】
前記検出領域は、前記検出情報評価部による評価結果に基づいて前記検知対象物の存在の有無が判定される主領域と、副領域とを有し、
前記判定部は、前記副領域において前記検知対象物が検知されると、前記緩和処理を行う請求項1に記載の検知装置。
【請求項9】
前記センサが、赤外線センサと電波センサとのうちの少なくとも何れかである請求項1から8の何れか1項に記載の検知装置。
【請求項10】
前記検知対象物は人体及び車両のうちの少なくとも何れかである請求項1から8の何れか1項に記載の検知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、検知対象物を検知する検知装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるように、検知装置は、監視領域に侵入(存在)する人等の検知対象物を検知する。検知装置は、異なる2つのセンサを併用して、検知対象物の存在を統合的に判定するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-157763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、センサは、検出原理に応じて、検知対象物の種類・大きさ・動作態様や、センサの状態、周囲の環境等の影響を受けて、検知精度が悪化する場合がある。何れかのセンサの検知精度が悪化すると、検知装置は適切に検知対象物を検知できない場合がある。
【0005】
本発明は、検知対象物を精度よく検知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態に係る検知装置は、カメラセンサと、前記カメラセンサとは検出原理の異なる検出情報を出力するセンサと、前記カメラセンサにより撮影された画像に基づき検知対象物の存在可能性を評価する画像評価部と、前記検出情報に基づき前記検知対象物の存在可能性を評価する検出情報評価部と、少なくとも前記検出情報評価部による評価結果に基づいて前記検知対象物の存在の有無を判定する判定部とを備え、前記センサの検出領域が、前記カメラセンサの撮影領域の内部に含まれ、前記判定部は、前記撮影領域のうちの前記検出領域の外側に位置する外側領域において前記検知対象物が検知されると、前記検出情報評価部による評価結果に基づく前記検知対象物の存在の有無の判定基準を緩和する緩和処理を行う。
【0007】
このような構成により、検知装置(判定部)は、外側領域において検知対象物が検知されることを契機として検出領域における判定基準を緩和したうえで、検出領域に検知対象物が存在するか否かを判定する。つまり、検知装置は外側領域で検知対象物が検知されたことをもって、検出領域に検知対象物が侵入する可能性が高くなると判断して、検出領域における判定基準を緩和して、検出領域における検知対象物の検知感度を高くする。
【0008】
ここで、検出領域における検知対象物の検知感度を常に高くすると、検知対象物が検出領域に存在する場合には検出対象物の検知精度が高くなる反面、検知対象物が存在しない場合でも検知対象物が存在するとする誤検知が生じる可能性が高くなる。上記構成によると、検知装置は、外側領域において検知対象物が検知されて実際に検出領域に検知対象物が侵入する可能性が高くなる場合にのみ、判定基準を緩和して検出領域における検知対象物の検知感度を高くすることにより(緩和処理)、誤検知が生じることを抑制しながら、検知対象物を精度よく検知することができる。
【0009】
また、前記判定部が、前記撮影領域のうちの前記外側領域の内側に位置する内側領域における前記画像評価部による評価結果に基づいて、前記検知対象物の存在の有無を判定し、前記検出領域と前記内側領域とが一致してもよい。
【0010】
このような構成により、検出領域と一致する内側領域において、検知装置は、カメラセンサとカメラセンサ以外のセンサとを併用して検知対象物の検知を行うことができる。その結果、誤検知が生じることを抑制しながら、検知対象物をより精度よく検知することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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