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公開番号2025109589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003573
出願日2024-01-12
発明の名称スイッチング装置
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類G01R 31/26 20200101AFI20250717BHJP(測定;試験)
要約【課題】スイッチング装置において、長期間の使用においても、安定的、高精度な測定を維持する。
【解決手段】スイッチング装置は、第1DUT端子と第1DC端子と第1RF端子と第1ローパスフィルターと第1RFスイッチと第1DCスイッチとを備える。第1ローパスフィルターは、第1DUT端子と第1DC端子とに接続される。第1RFスイッチは、第1DUT端子と第1RF端子とに接続される。第1RFスイッチは、オン状態で第1DUT端子と第1RF端子とを電気的に導通させる。第1RFスイッチは、オフ状態で第1DUT端子と第1RF端子とを電気的に遮断する。第1DCスイッチは、第1ローパスフィルターと第1DC端子とに接続される。第1DCスイッチは、オン状態で第1ローパスフィルターと第1DC端子とを電気的に導通させる。第1DCスイッチは、オフ状態で第1ローパスフィルターと第1DC端子とを電気的に遮断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被測定物に対する高周波特性を検査するRF検査と、前記被測定物に対するDC特性を検査するDC検査とを切り替えるためのスイッチング装置であって、
前記被測定物用の第1DUT端子と、
前記DC検査用の第1DC端子と、
前記RF検査用の第1RF端子と、
前記第1DUT端子と前記第1DC端子とに接続される第1ローパスフィルターと、
前記第1DUT端子と前記第1RF端子とに接続され、前記第1DUT端子と前記第1RF端子とを電気的に導通させるオン状態と、前記第1DUT端子と前記第1RF端子とを電気的に遮断するオフ状態とに切り替え可能な第1RFスイッチと、
前記第1ローパスフィルターと前記第1DC端子とに接続され、前記第1ローパスフィルターと前記第1DC端子とを電気的に導通させるオン状態と、前記第1ローパスフィルターと前記第1DC端子とを電気的に遮断するオフ状態とに切り替え可能な第1DCスイッチと、
を備えるスイッチング装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1DCスイッチは、無接点リレーである、
請求項1に記載のスイッチング装置。
【請求項3】
前記第1DUT端子と、前記第1DC端子と、前記第1RF端子と、前記第1ローパスフィルターと、前記第1DCスイッチと、前記第1RFスイッチとは、一体的にモジュール化されている、
請求項1に記載のスイッチング装置。
【請求項4】
前記第1ローパスフィルターに接続される第1DC中間端子をさらに備え、
前記第1DUT端子と、前記第1DC中間端子と、前記第1RF端子と、前記第1ローパスフィルターと、前記第1RFスイッチとは、リレーモジュールとして、一体的にモジュール化されており、
前記第1DCスイッチは、前記リレーモジュールの外部に配置され、前記第1DC中間端子に接続されている、
請求項1に記載のスイッチング装置。
【請求項5】
前記第1RFスイッチをオン状態とオフ状態とに切り替えるRF駆動部と、
前記第1DCスイッチをオン状態とオフ状態とに切り替える第1DC駆動部と、
前記RF駆動部に接続される第1駆動端子と、
前記第1DC駆動部に接続される第2駆動端子と、
前記RF駆動部と前記第1DC駆動部とに接続される第3駆動端子と、
を備える請求項1に記載のスイッチング装置。
【請求項6】
前記第1RFスイッチがオン状態で、前記第1DCスイッチはオフ状態となり、
前記第1RFスイッチがオフ状態で、前記第1DCスイッチはオン状態となる、
請求項1に記載のスイッチング装置。
【請求項7】
前記被測定物用の第2DUT端子と、
前記DC検査用の第2DC端子と、
前記RF検査用の第2RF端子と、
前記第2DUT端子と前記第2DC端子とに接続される第2ローパスフィルターと、
前記第2DUT端子と前記第2RF端子とに接続され、前記第2DUT端子と前記第2RF端子とを電気的に導通させるオン状態と、前記第2DUT端子と前記第2RF端子とを電気的に遮断するオフ状態とに切り替え可能な第2RFスイッチと、
前記第2ローパスフィルターと前記第2DC端子とに接続され、前記第2ローパスフィルターと前記第2DC端子とを電気的に導通させるオン状態と、前記第2ローパスフィルターと前記第2DC端子とを電気的に遮断するオフ状態とに切り替え可能な第2DCスイッチと、
をさらに備える請求項1に記載のスイッチング装置。
【請求項8】
前記第1DCスイッチと前記第2DCスイッチとは、無接点リレーである、
請求項7に記載のスイッチング装置。
【請求項9】
前記第1DUT端子と、前記第1DC端子と、前記第1RF端子と、前記第1ローパスフィルターと、前記第1DCスイッチと、前記第1RFスイッチと、前記第2DUT端子と、前記第2DC端子と、前記第2RF端子と、前記第2ローパスフィルターと、前記第2DCスイッチと、前記第2RFスイッチとは、一体的にモジュール化されている、
請求項7に記載のスイッチング装置。
【請求項10】
前記第1ローパスフィルターに接続される第1DC中間端子と、
前記第2ローパスフィルターに接続される第2DC中間端子と、
をさらに備え、
前記第1DUT端子と、前記第1DC中間端子と、前記第1RF端子と、前記第1ローパスフィルターと、前記第1RFスイッチと、前記第2DUT端子と、前記第2DC中間端子と、前記第2RF端子と、前記第2ローパスフィルターと、前記第2RFスイッチとは、リレーモジュールとして、一体的にモジュール化されており、
前記第1DCスイッチは、前記リレーモジュールの外部に配置され、前記第1DC中間端子に接続され、
前記第2DCスイッチは、前記リレーモジュールの外部に配置され、前記第2DC中間端子に接続される、
請求項7に記載のスイッチング装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被測定物に対する高周波特性を検査するRF検査と、被測定物に対するDC特性を検査するDC検査とを切り替えるためのスイッチング装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
半導体試験装置などの検査装置では、被測定物の高周波特性の検査(以下、RF検査という)と、直流電流の入力電圧や出力電圧などのDC特性の検査(以下、DC検査と呼ぶ)とを切り替えるためのスイッチング装置が用いられる。スイッチング装置は、例えばC接点タイプのリレーを含む。スイッチング装置は、RF検査のときには、検査装置のRF検査用の回路と、被測定物とを接続する。スイッチング装置は、DC検査のときには、検査装置のDC検査用の回路と、被測定物とを接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-184155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のスイッチング装置では、長期間の使用により、RF検査用の回路とDC検査用の回路との接続の切り替え回数が多くなると、スイッチング装置の消耗によって、検査の精度が低下することがある。例えば、スイッチング装置がC接点タイプのリレーを含む場合には、リレーの接点の開閉回数が多くなることで、接点の接触抵抗が高くなることがある。その場合、DC検査の精度が低下してしまう。本発明の目的は、スイッチング装置において、長期間の使用においても、安定的、且つ、高精度な測定を維持することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係るスイッチング装置は、RF検査とDC検査とを切り替えるためのスイッチング装置である。スイッチング装置は、第1DUT端子と、第1DC端子と、第1RF端子と、第1ローパスフィルターと、第1RFスイッチと、第1DCスイッチとを備える。第1DUT端子は、被測定物用の端子である。第1DC端子は、DC検査用の端子である。第1RF端子は、RF検査用の端子である。第1ローパスフィルターは、第1DUT端子と第1DC端子とに接続される。第1RFスイッチは、第1DUT端子と第1RF端子とに接続される。第1RFスイッチは、オン状態とオフ状態とに切り替え可能である。第1RFスイッチは、オン状態で、第1DUT端子と第1RF端子とを電気的に導通させる。第1RFスイッチは、オフ状態で、第1DUT端子と第1RF端子とを電気的に遮断する。第1DCスイッチは、第1ローパスフィルターと第1DC端子とに接続される。第1DCスイッチは、オン状態とオフ状態とに切り替え可能である。第1DCスイッチは、オン状態で、第1ローパスフィルターと第1DC端子とを電気的に導通させる。第1DCスイッチは、オフ状態で、第1ローパスフィルターと第1DC端子とを電気的に遮断する。
【0006】
本態様に係るスイッチング装置では、第1RFスイッチは、オン状態で、第1DUT端子と第1RF端子とを電気的に導通させる。この状態では、RF検査用の信号(以下、RF信号と呼ぶ)は、第1DUT端子と第1RF端子とを通って、検査装置によって検出される。一方、RF信号はローパスフィルターにおいてカットされるため、RF信号が第1DC端子に流れることが防止される。
【0007】
また、第1RFスイッチは、オフ状態で、第1DUT端子と第1RF端子とを電気的に遮断する。この状態では、DC検査用の信号(以下、DC信号と呼ぶ)が第1RF端子に流れることが防止される。DC信号は、第1DUT端子とローパスフィルターと第1DC端子とを通って、検査装置によって検出される。従って、DC信号は、第1RFスイッチを通らずに、検査装置によって検出される。それにより、第1RFスイッチが消耗しても、安定的かつ高精度なDC信号の測定が可能となる。以上より、本態様に係るスイッチング装置では、長期間の使用においても、安定的、且つ、高精度な測定が維持される。
【0008】
また、上述のように、第1RFスイッチがオン状態で、RF信号はローパスフィルターにおいてカットされるが、第1DC端子に接続された検査装置の浮遊容量により、RF信号が劣化することが懸念される。しかし、本態様に係るスイッチング装置では、第1RFスイッチがオン状態で、第1DCスイッチがオフ状態とされることで、第1DC端子からの浮遊容量の影響が低減される。それにより、検査装置の浮遊容量によるRF信号の劣化が抑えられる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、スイッチング装置において、長期間の使用においても、安定的、且つ、高精度な測定が維持される。また、検査装置の浮遊容量によるRF信号の劣化が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係るスイッチング装置の構成を示す図である。
第1実施形態の変形例に係るスイッチング装置を示す図である。
第2実施形態に係るスイッチング装置の構成を示す図である。
第2実施形態の変形例に係るスイッチング装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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