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公開番号2025119222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024013982
出願日2024-02-01
発明の名称計測器
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類G01R 15/18 20060101AFI20250806BHJP(測定;試験)
要約【課題】専用の電流センサを用いることなく、抵抗値を読み取るための専用の電線も設けることなく電流センサの定格値を識別でき、かつ誤設定による計測ミスを防止することができる計測器を得ること。
【解決手段】計測器2は、コア1bおよびコイル1aを備える定格が異なる複数の電流センサ1のうちの一つの電流センサ1を接続して電流を計測演算する。計測器2は、電流センサ1のコイル1aに信号を入力する電流入力回路3と、信号が入力されたときのコイル1aに流れる電流を計測する計測演算部9aと、計測された電流の立上り時間に基づき電流センサ1の定格値を判別する定格判別部9bと、判別された定格値に基づいて、電流センサ1で計測される電流を演算する計測演算部9aと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コアおよびコイルを備える定格が異なる複数の電流センサのうちの一つの前記電流センサを接続して電流を計測演算する計測器であって、
前記電流センサの前記コイルに信号を入力する信号入力回路と、
前記信号が入力されたときの前記コイルに流れる電流を計測する計測部と、
前記計測された電流の立上り時間に基づき前記電流センサの定格値を判別する定格判別部と、
前記判別された定格値に基づいて、前記電流センサで計測される電流を演算する計測演算部と、
を備えることを特徴とする計測器。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
定格が異なる複数の電流センサの定格値と複数の異なる前記立上り時間との対応が記憶される判定テーブルを備え、
前記定格判別部は、前記計測された電流の立上り時間に対応する定格値を前記判定テーブルから取得し、取得した定格値を接続された電流センサの定格値として判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の計測器。
【請求項3】
前記信号入力回路は、前記コイルにステップ波形を入力する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の計測器。
【請求項4】
前記信号入力回路は、前記コイルに高周波交流波形を入力する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の計測器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電流値を測定する計測器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
変流器のようなコイルを用いて電流を計測する電流センサでは、計測対象に流れる電流の大きさ(定格電流)に応じて、必要な磁束が異なる。そのため、定格電流に応じて複数の電流センサが存在している。このため、これらの電流センサを接続して電流を計測演算する計測器では、1次側電流と2次側電流との変流比を保持し、計測された2次側電流および変流比を用いて1次側電流を演算している。このため、作業者は、変流比の設定作業が必要であり、設定忘れ、誤設定に起因する誤計測が問題となっている。
【0003】
そこで、特許文献1では、電流センサ内部に定格ごとに異なる抵抗を付与し、計測器が抵抗の抵抗値を読み取ることで、電流センサの定格を判別している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-87226号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、電流センサの定格電流を識別するためには、電流センサの内部に定格電流毎に異なる抵抗値を有する抵抗を設けた特殊な電流センサを準備する必要がある。また、抵抗値を読み取るための専用の電線を備えたコネクタが必要になる。そのため、利便性が悪く、構成が複雑になるという問題があった。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、専用の電流センサを用いることなく、抵抗値を読み取るための専用の電線も設けることなく電流センサの定格値を識別でき、かつ誤設定による計測ミスを防止することができる計測器を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の計測器は、コアおよびコイルを備える定格が異なる複数の電流センサのうちの一つの電流センサを接続して電流を計測演算する。計測器は、電流センサのコイルに信号を入力する信号入力回路と、信号が入力されたときのコイルに流れる電流を計測する計測部と、計測された電流の立上り時間に基づき電流センサの定格値を判別する定格判別部と、判別された定格値に基づいて、電流センサで計測される電流を演算する計測演算部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の計測器によれば、専用の電流センサを用いることなく、抵抗値を読み取るための専用の電線も設けることなく電流センサの定格値を識別でき、かつ誤設定による計測ミスを防止することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1にかかる計測器の構成を示すブロック図
実施の形態1にかかる計測器の定格判別部の定格判別処理を示すフローチャート
実施の形態1にかかる計測器において、定格値の小さい電流センサのステップ応答を示すタイムチャート
実施の形態1にかかる計測器において、定格値の大きい電流センサのステップ応答を示すタイムチャート
実施の形態1にかかる計測器において、定格値判定テーブルの保存内容を示す図
実施の形態2にかかる計測器において、交流信号を注入したときの定格値の小さい電流センサの応答を示すタイムチャート
実施の形態2にかかる計測器において、交流信号を注入したときの定格値の大きい電流センサの応答を示すタイムチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、実施の形態にかかる計測器を図面に基づいて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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