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公開番号2025119648
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024014537
出願日2024-02-02
発明の名称嵌合システム
出願人富士レビオ株式会社
代理人個人
主分類G01N 35/10 20060101AFI20250807BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数のノズルと複数のチップとを嵌合させる作業の効率化を図ることが可能となる、嵌合システムを提供すること。
【解決手段】嵌合システム1は、分注器2に取り付けられた複数のチップロッド3を支持部40によって支持された複数のチップ4に挿入して嵌合させるためのシステムであって、分注器2を移動させるための移動部10と、移動部10の移動制御を行う移動制御部と、移動部10と分注器2との相互間に設けられる調整部30と、を備え、移動制御部は、複数のチップロッド3の一部を複数のチップ4の一部に嵌合させた状態において、直交方向に向けて移動部10を移動させることで、調整部30によって分注器2の設置角度を調整させることにより、複数のチップロッド3の他の一部を複数のチップ4の他の一部に嵌合可能とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
分注器の複数のチップロッドを支持手段によって支持された複数のチップに挿入して嵌合させるための嵌合システムであって、
前記分注器を移動させるための移動手段と、
前記移動手段の移動制御を行う移動制御手段と、
前記移動手段と前記分注器との相互間に設けられる調整手段であり、前記分注器の設置角度を調整するための調整手段と、を備え、
前記移動制御手段は、
前記複数のチップロッドの一部を前記複数のチップの一部に嵌合させた状態において、前記挿入の方向に略直交する方向に向けて前記移動手段を移動させることで、前記調整手段によって前記分注器の設置角度を調整させることにより、前記複数のチップロッドの他の一部を前記複数のチップの他の一部に嵌合可能とする、
嵌合システム。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記調整手段は、前記挿入の方向及び前記略直交する方向に向けて伸縮可能な弾性体である、
請求項1に記載の嵌合システム。
【請求項3】
前記調整手段は、
前記分注器に接続される第1接続手段と、
前記移動手段に接続される第2接続手段と、
前記第1接続手段を前記第2接続手段に対して回転自在にするための回転手段と、を備える、
請求項1に記載の嵌合システム。
【請求項4】
前記支持手段をさらに備え、
前記支持手段は、貫通孔である支持孔を複数有するトレイ部であり、前記複数の支持孔のいずれかを介して前記複数のチップの各々を支持することが可能なトレイ部を備え、
前記トレイ部における前記分注器側の表面が、前記分注器側に向けて突出する略凸状になるように、前記トレイ部を構成した、
請求項1から3のいずれか一項に記載の嵌合システム。
【請求項5】
前記複数の支持孔の各々は、当該支持孔の前記分注器側の端部の一部のみに形成された鍔部であって、当該支持孔に挿入される前記チップを前記挿入の方向に略沿うように支持可能とするための鍔部を備える、
請求項4に記載の嵌合システム。
【請求項6】
前記複数の支持孔の各々における前記鍔部の深さを、前記トレイ部における前記分注器側の表面のうち最も突出している部分から離れるにつれて深くした、
請求項5に記載の嵌合システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、嵌合システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、試料をチップで分注するための技術の一つとして、複数のチップをチップケースにセットした状態において、複数のノズルが取り付けられた分注ヘッドを上下動させることで、複数のノズルと複数のチップとを嵌合させた後に、試料を複数のチップで分注する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-247201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年では、分注ヘッドの設置誤差やチップの製造誤差が生じている場合でも、複数のノズルと複数のチップとを正確に嵌合させたいというニーズが高まっている。しかしながら、上記従来の技術においては、上述したように、分注ヘッドを上下動させることで、複数のノズルと複数のチップとを嵌合させるものに過ぎないので、上記分注ヘッドの設置誤差等が生じている場合に、複数のノズルと複数のチップとを嵌合させづらくなることから、当該嵌合の作業を効率的に行うことが難しくなるおそれがあった。よって、上記嵌合の作業の効率化を図る観点からは改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のノズルと複数のチップとを嵌合させる作業の効率化を図ることが可能となる、嵌合システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の嵌合システムは、分注器の複数のチップロッドを支持手段によって支持された複数のチップに挿入して嵌合させるための嵌合システムであって、前記分注器を移動させるための移動手段と、前記移動手段の移動制御を行う移動制御手段と、前記移動手段と前記分注器との相互間に設けられる調整手段であり、前記分注器の設置角度を調整するための調整手段と、を備え、前記移動制御手段は、前記複数のチップロッドの一部を前記複数のチップの一部に嵌合させた状態において、前記挿入の方向に略直交する方向に向けて前記移動手段を移動させることで、前記調整手段によって前記分注器の設置角度を調整させることにより、前記複数のチップロッドの他の一部を前記複数のチップの他の一部に嵌合可能とする。
【0007】
請求項2に記載の嵌合システムは、請求項1に記載の嵌合システムにおいて、前記調整手段は、前記挿入の方向及び前記略直交する方向に向けて伸縮可能な弾性体である。
【0008】
請求項3に記載の嵌合システムは、請求項1に記載の嵌合システムにおいて、前記調整手段は、前記分注器に接続される第1接続手段と、前記移動手段に接続される第2接続手段と、前記第1接続手段を前記第2接続手段に対して回転自在にするための回転手段と、を備える。
【0009】
請求項4に記載の嵌合システムは、請求項1から3のいずれか一項に記載の嵌合システムにおいて、前記支持手段をさらに備え、前記支持手段は、貫通孔である支持孔を複数有するトレイ部であり、前記複数の支持孔のいずれかを介して前記複数のチップの各々を支持することが可能なトレイ部を備え、前記トレイ部における前記分注器側の表面が、前記分注器側に向けて突出する略凸状になるように、前記トレイ部を構成した。
【0010】
請求項5に記載の嵌合システムは、請求項4に記載の嵌合システムにおいて、前記複数の支持孔の各々は、当該支持孔の前記分注器側の端部の一部のみに形成された鍔部であって、当該支持孔に挿入される前記チップを前記挿入の方向に略沿うように支持可能とするための鍔部を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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