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公開番号
2025127490
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024179
出願日
2024-02-21
発明の名称
液面センサ
出願人
大陽日酸株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01F
23/00 20220101AFI20250826BHJP(測定;試験)
要約
【課題】スペーサー上に氷が滞留することを抑制し、検知精度の低下を防止できる液面センサを提供する。
【解決手段】凍結保存容器内に貯留された低温液化ガスの液面高さを、静電容量の変化で検出するための筒状に形成された発信電極4(外側電極)と受信電極5(内側電極)とを有する。発信電極4と受信電極5との間に絶縁体からなるスペーサー7を配置する。スペーサー7は、スペーサー7の上部側と下部側とを連通させる連通孔8が、下方側に向けて漸次小さくなるように傾斜する傾斜面7cを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器内に貯留された液体の液面の高さを検出する静電容量式の液面センサであって、
筒状に形成された外側電極と、外側電極の内側に隙間を介して設けられる内側電極とを備え、
前記内側電極と前記外側電極のいずれか一方を発信電極、いずれか他方を受信電極とし、
前記外側電極と前記内側電極との間の距離を一定に保つための絶縁体からなるスペーサーを有し、
前記スペーサーは、スペーサーの上部側と下部側とを連通させる連通孔が下方側に向けて漸次小さくなるように傾斜する傾斜面を備えていることを特徴とする液面センサ。
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【請求項2】
前記連通孔が、前記外側電極の内周面と前記スペーサーの外周面との間の空間であることを特徴とする請求項1記載の液面センサ。
【請求項3】
前記連通孔が、前記スペーサーの上面から下面に貫通して形成されることを特徴とする請求項1記載の液面センサ。
【請求項4】
前記スペーサーが、発信電極及び受信電極の軸方向に沿って複数配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液面センサ。
【請求項5】
容器内に貯留された液体の液面高さ検出する静電容量式の液面センサであって、
下端が開口した筒状の内側電極と、
前記内側電極の外周側に隙間を介して配置され、下端が開口した筒状の外側電極と、
前記外側電極の外周側に隙間を介して配置され、下端が開口した筒状のグランド電極と、を備え、
前記前記内側電極の下端、前記外側電極の下端、前記グランド電極の下端をそれぞれ離間して絶縁するスペーサーを有し、
前記グランド電極の内周面と前記スペーサーの外周面との間の空間が連通孔として形成され、
前記スペーサーは、前記連通孔に向けて傾斜する傾斜面を備えていることを特徴とする液面センサ。
【請求項6】
前記スペーサーは、前記内側電極と前記外側電極との間に形成される第1間隙部、及び、前記外側電極と前記グランド電極との間の隙間に形成される第2間隙部にそれぞれ挿入される凸部を備え、
前記凸部の少なくとも一部が傾斜部を有することを特徴とする請求項5記載の液面センサ。
【請求項7】
前記内側電極の内周側に、低温液化ガスを前記容器に充填させる充填管を配置させたことを特徴とする請求項5又は6記載の液面センサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液面センサに関し、詳しくは、低温液化ガスの液面の高さを検出する静電容量式の液面センサに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、凍結保存容器等に貯留された低温液化ガスの液面の高さを検出するものとして、静電容量式の液面センサが知られている。この液面センサは、下端が開口した細長い円筒状の外側電極(発信電極)の内部に円柱状の内側電極(受信電極)が挿入されて形成されたセンサ部を備えており、外側電極と内側電極との間の静電容量を測定可能に形成されている。
【0003】
さらに、外側電極と内側電極との間に、絶縁体で形成されたスペーサーを配置し、外側電極と内側電極との間の距離を一定に保つようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-60398号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述の特許文献1の液面センサでは、液面センサを低温液ガスが充填された凍結保存容器に挿入すると、液面センサ内等に含まれた空気の水分が、低温液化ガスによって凍結し、発生した氷がスペーサーの上部に滞留し、検知精度が低下する虞があった。
【0006】
そこで本発明は、スペーサー上に氷が滞留することを抑制し、検知精度の低下を防止できる液面センサを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の液面センサは、容器内に貯留された液体の液面の高さを検出する静電容量式の液面センサであって、筒状に形成された外側電極と、外側電極の内側に隙間を介して設けられる内側電極とを備え、前記内側電極と前記外側電極のいずれか一方を発信電極、いずれか他方を受信電極とし、前記外側電極と前記内側電極との間の距離を一定に保つための絶縁体からなるスペーサーを有し、前記スペーサーは、スペーサーの上部側と下部側とを連通させる連通孔が下方側に向けて漸次小さくなるように傾斜する傾斜面を備えていることを特徴としている。
【0008】
また、前記連通孔が、前記外側電極の内周面と前記スペーサーの外周面との間の空間であることを特徴としている。
【0009】
さらに、前記連通孔が、前記スペーサーの上面から下面に貫通して形成されることを特徴としている。
【0010】
また、前記スペーサーが、発信電極及び受信電極の軸方向に沿って複数配設されていると好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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