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公開番号2025126530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-29
出願番号2024022789
出願日2024-02-19
発明の名称X線検査装置
出願人株式会社イシダ
代理人
主分類G01N 23/18 20180101AFI20250822BHJP(測定;試験)
要約【課題】鉛入りガラス等の高価な遮蔽部材を使用せずとも、X線が照射される筐体内を覗き見ることのできる、安価なX線検査装置を提供することを目的とする。
【解決手段】物品にX線を照射して、物品の割れや欠けを検査する検査装置であって、検査用のX線が散乱する筐体の側面に、内部を視認することができる窓を設け、その窓の内側にX線を遮蔽するが、筐体内を覗き見ることができるX線遮蔽板を設ける。この遮蔽板は、複数の板状部材で構成され、それぞれの板状部材は、前記窓の内側にあって、前記窓から漏洩するX線を遮蔽する位置に、所定の間隔を隔てて配置されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
作業者が内部を視認する窓を有する筐体と、
前記筐体内へ物品を搬送する搬送部と、
前記筐体内において、前記物品にX線を照射するX線照射部と、
前記物品を透過したX線を検出するX線検出部と、
前記X線検出部の検出結果に基づいて前記物品を検査する検査部と、
前記筐体の前記窓から外部に漏洩する前記X線を遮蔽するX線遮蔽板と、を備え、
前記X線遮蔽板は、複数の板状部材で構成され、それぞれの前記板状部材は、前記窓の内側にあって、前記窓から漏洩するX線を遮蔽する位置に、所定の間隔を隔てて配置されている、X線検査装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記複数の前記板状部材は、前記X線照射部から照射され、前記窓へ向かう前記X線の進行方向と交差し、隣り合う前記板状部材の少なくとも一部分は、前記X線の進行方向から見て、互いに重なっている、請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項3】
前記板状部材の横幅は、前記所定の間隔よりも広い、
請求項1又は2に記載のX線検査装置。
【請求項4】
前記搬送部の下流に、前記検査結果に基づいて前記物品を振り分ける振分部を有し、前記窓は、前記振分部の側方に位置する、
請求項1又は2に記載のX線検査装置。
【請求項5】
前記板状部材は、搬送方向に沿って移動可能である、
請求項1又は2に記載のX線検査装置。
【請求項6】
前記板状部材は、鉛直方向の軸を中心として回転する、
請求項1又は2に記載のX線検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、X線が照射される筐体内の様子を外部から覗き見ることのできる窓を備えたX線検査装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
X線検査装置の筐体内は、X線を外部へ漏洩させない構造であるため、筐体内の様子を見たい場合には、例えば特許文献1に開示されているように、鉛入りのガラスやアクリル樹脂板で塞がれた窓を設ける必要がある。
【0003】
ところが、鉛入りのガラスや樹脂材を使用すると、装置が高価になる問題がある。また、欧州諸国では、鉛入りガラスについては、使用禁止措置が取られようとしているため、こうした高価な遮蔽部材を用いないで、筐体内を覗き見ることができるX線検査装置が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-125646号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、高価な遮蔽部材を使用せずとも、X線が照射される筐体内を覗き見ることのできる、安価なX線検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係るX線検査装置は、
作業者が内部を視認する窓を有する筐体と、
前記筐体内へ物品を搬送する搬送部と、
前記筐体内において、前記物品にX線を照射するX線照射部と、
前記物品を透過したX線を検出するX線検出部と、
前記X線検出部の検出結果に基づいて前記物品を検査する検査部と、
前記筐体の前記窓から外部に漏洩する前記X線を遮蔽するX線遮蔽板と、を備え、
前記X線遮蔽板は、複数の板状部材で構成され、それぞれの前記板状部材は、前記窓の内側にあって、前記窓から漏洩するX線を遮蔽する位置に、所定の間隔を隔てて配置されていることを要旨とする。
【0007】
これにより、所定の間隔を隔てて配置された各板状部材の隙間から筐体内を覗き見ることができると共に、筐体内の散乱X線を窓から漏洩させないので、安価なX線検査装置を市場に提供することができる。
【0008】
本発明の一側面に係る前記X線検査装置において、前記複数の前記板状部材は、前記X線照射部から照射されて、前記窓へ向かう前記X線の進行方向と交差し、隣り合う前記板状部材の少なくとも一部分は、前記X線の進行方向から見て互いに重なっていてもよい。
【0009】
これにより、所定の間隔を隔てて配置された各板状部材は、筐体内の散乱X線が外部へ漏洩するのを阻止しつつ、各板状部材の隙間から筐体内を覗き見ることができる。
【0010】
本発明の一側面に係る前記X線検査装置において、前記板状部材の横幅は、前記所定の間隔よりも広くてよい。これにより、幅のより広い板状部材を使用すれば、それに伴って各板状部材の間隔を広げることができるから、例えば、板状部材の幅と各板状部材の間隔とを適宜に選択すれば、前記間隔から筐体内を覗き見る視野を広げることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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