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公開番号
2025117236
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024011976
出願日
2024-01-30
発明の名称
遮蔽ユニット及びX線検査装置
出願人
株式会社イシダ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01N
23/18 20180101AFI20250804BHJP(測定;試験)
要約
【課題】スペース効率を向上させ、且つ物品の通過性も向上させることのできる遮蔽ユニット及びX線検査装置を提供する。
【解決手段】遮蔽ユニット40は、入口開口4aの上端付近に水平に配置される支持軸43と、支持軸43によってそれぞれの基端部51が支持されると共に支持軸43に揺動自在に吊り下げられ、支持軸43に沿って並ぶ複数の金属製の遮蔽板50と、により入口開口4aを遮蔽する。遮蔽板50のそれぞれは、基端部51から一方にのみ延び、且つ基端部51と先端部52との間に上屈曲部55(屈曲部53)を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
物品に照射されるX線が検査領域の開口部から漏洩することを防止する遮蔽ユニットであって、
前記開口部の上端付近に水平に配置される支持軸と、
前記支持軸によってそれぞれの基端部が支持されると共に前記支持軸に揺動自在に吊り下げられ、前記支持軸に沿って並ぶ複数の金属製の遮蔽板と、により前記開口部を遮蔽し、
前記遮蔽板のそれぞれは、前記基端部から一方にのみ延び、且つ前記基端部と先端部との間に屈曲部を有する、遮蔽ユニット。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記物品を搬送する搬送部と、
前記搬送部によって搬送される前記物品にX線を照射するX線照射部と、
前記物品を透過した前記X線を検出するX線検出部と、
請求項1に記載の遮閉ユニットと、を備えた、X線検査装置。
【請求項3】
前記屈曲部は、前記基端部と前記先端部との中間位置よりも高い位置に配置された上屈曲部を含む、請求項2に記載のX線検査装置。
【請求項4】
前記上屈曲部は、前記遮蔽板が前記物品に接触せずに吊り下げられた基準姿勢において、前記支持軸の中心線よりも前記搬送方向における上流側に位置する、請求項3に記載のX線検査装置。
【請求項5】
前記遮蔽ユニットは、前記遮蔽板の回動を規制する回動規制部を更に備える、請求項2~4の何れか一項に記載のX線検査装置。
【請求項6】
回動規制部は、前記遮蔽板が前記物品に接触せずに吊り下げられた基準姿勢において、前記遮蔽板を前記搬送方向に向けて押し上げるように前記遮蔽板に作用する、請求項5に記載のX線検査装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線の外部への漏洩を防止する遮蔽ユニット及びX線検査装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、X線検査装置において、X線の漏洩を防止するためのX線漏洩防止部材(遮蔽カーテン等)を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1,2)。これらの装置では、物品の搬送方向に対して横断する方向に延びる水平軸が設けられ、水平軸に、当該軸の周りで揺動可能な複数の遮蔽部材が吊下げられる。搬送装置によって搬送される物品(被検査物又はそれを収容する容器)が遮蔽部材に接触することにより、遮蔽部材が揺動(又は回動)する。容器又は物品が通過した後、遮蔽部材は元の位置に戻る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3175410号公報
特許第5337084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載された装置では、遮蔽部材は、軸から鉛直下向きに(搬送面に垂直に)ぶら下がっている。この場合、遮蔽部材の反動の影響が大きいため、物品の通過性に問題がある。また上記特許文献2に記載された装置では、軸の上方にバランスウェイトの効果をもつ領域が設けられている。この領域には、揺れ戻し防止部材としての屈曲部が設けられている。この場合、軸の上方の領域が存在するため、スペース効率の観点で問題がある。
【0005】
本発明は、スペース効率を向上させ、且つ物品の通過性も向上させることのできる遮蔽ユニット及びX線検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]本発明の一態様は、物品に照射されるX線が検査領域の開口部から漏洩することを防止する遮蔽ユニットであって、開口部の上端付近に水平に配置される支持軸と、支持軸によってそれぞれの基端部が支持されると共に支持軸に揺動自在に吊り下げられ、支持軸に沿って並ぶ複数の金属製の遮蔽板と、により開口部を遮蔽し、遮蔽板のそれぞれは、基端部から一方にのみ延び、且つ基端部と先端部との間に屈曲部を有する。
【0007】
[1]の遮蔽ユニットによれば、支持軸と複数の金属製の遮蔽板とによって開口部が遮蔽され、X線が漏洩することを防止できる。遮蔽板のそれぞれが基端部から一方にのみ延びているため、支持軸の他方側には突出しない。これにより、支持軸の他方側におけるスペース効率が向上している。また屈曲部により、遮蔽板の形状や重心を調整可能である。これにより、物品が遮蔽板から受ける反動を抑えることができ、物品の通過性を向上させることができる。
【0008】
[2]本発明の別の態様に係るX線検査装置は、物品を搬送する搬送部と、搬送部によって搬送される物品にX線を照射するX線照射部と、物品を透過したX線を検出するX線検出部と、請求項1に記載の遮閉ユニットと、を備える。この構成によれば、搬送される物品にX線を照射するX線検査装置において、開口部が遮蔽され、搬送方向における外側にX線が漏洩することを防止できる。遮蔽ユニットの周囲におけるレイアウトの自由度が増す。また搬送部によって搬送される物品の通過性が向上するので、X線検査装置としての運転の安定性が高まる。
【0009】
[3]上記[2]のX線検査装置において、屈曲部は、基端部と先端部との中間位置よりも高い位置に配置された上屈曲部を含んでもよい。この構成によれば、上屈曲部の下の延在部分の長さを確保することができる。様々な大きさ(高さ)を有する物品を好適に通過させることができる。また支持軸から先端部までの距離を短くすることができ、各遮蔽板の回転半径を小さくできる。よって、搬送方向の限られた区間(狭い区間であっても)における遮蔽ユニットの設置密度を高めることができる。
【0010】
[4]上記[3]のX線検査装置において、上屈曲部は、遮蔽板が物品に接触せずに吊り下げられた基準姿勢において、支持軸の中心線よりも搬送方向における上流側に位置してもよい。この構成によれば、上記した回転半径の縮小を実現しやすい。また、反動を抑えるための重心位置の調整等も行いやすい。
(【0011】以降は省略されています)
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